
後ろから車に突っ込まれたという事で、
修理に持ち込まれた車両のホイル。
ガク、ガクガクガクッ。
打ち所が悪かったのかフリーの具合が変。
ハブはシマノ製ですのでフリーは非分解、
しかしフリーボディは
¥1,617とリーズナブル、
なので、交換してしまえば良いだけの話。
フリーがガクガクになっているのは、フリーに大きな力が掛かった為でしょう。
という事はフリーボディを固定している特殊ボルト
(¥202)も交換した方がよさげ。
両者を足しまして¥1,617+¥202=¥1,819が部品代となる訳ですが、
あと
¥60追加すればシールまで込みのフリーボディASSY
(¥1,879)が買えます。

「ま、それ位の差額ならASSYで」
と、此処までは平穏な流れ。
しかし玉押しの虫食いをみつけるに、
無視(ダジャレ)する事も出来ずで。
右玉押し¥481、左玉押し¥671、
そして球¥240で〆て
¥1,392。

これだけ替えればもう問題無かろう。
ええ、問題なんぞありません。
でもですねぇ、シャフトにシールに、
ロックナットまでがセットになった、
シャフトASSYというのがありまして。
差額¥49の¥1,441なんですよね。
そう、補修部品というのは単位が細かくなればなるほど
割高なのです。

となると・・・ハブ丸ごとは?
今回のハブはT670LXでして、
そもそものハブ価格が¥3,373。
フリーASSYとシャフトASSYの、
合計金額は・・・¥3,320。
なんと¥53しか差が無い!
ハブ丸ごと買って部品取りにするか?それとも最低限の部品でしのぐか?
本来此処でウ~ンと悩む所ですが、欠品や廃盤で入手出来ない部品があった為、
悩む事無く新品ハブ手配し、罰当たりにも箱を開けて即バラす。
バラす・・・バラす・・・ってバラせん!
そりゃそうですね。
ハブボディを万力でチャックして、
無理矢理外せば外れるでしょうが、
基本的にホイルが組まれた状態で無いと、
フリーボディ固定ボルトは外せません。
新品ハブを部品取りにするだけでも罰当りなのに、
ハブボディを万力でチャックして傷だらけにする、
そんな事が人間に出来得ましょうか?(反語)
という事で転がっている適当なリムと、
転がっている適当なスポークで、
ホイルになる前の幼生みたいなのを組み、
エイヤ!とフリーボディを外す。

そんなこんなを経て、
ホイルは無事復活致した今回ですが。
虫食いを無視してフリーのみ交換し、
¥1,617で済ますという手もありました。
逆にリムもスポークも新品にし、
追加約七千円で新品ホイルという手も。

しかし納期・効率・リスクを秤にかけた結果、
一番の近道はコレだ、と判断した訳ですね。
さて・・・残ったこのハブボディは・・・、
捨てるのも勿体無いし、さりとて、ですし。
大将、ボクら結婚します。
彼女の身の上に同情したとか違うんです、
はじめて見た瞬間・・・家族や思たんです。
ホンマかいな、おめでとうおめでとう。
いや、めでたいわ此方も肩から荷が下りるわで最高やね。
末永くお幸せに~。
と、良いご縁が纏まった所で本日は此処まで。明日は
定休日です。
ハ・・・ハブ子~ッ!オマエが欲しいんや~っ!