秋晴れと言うに相応しい、
素晴らしい天気につられ、
フラフラと走りに出た今朝。
のんびりと林道を走っているだけで、
なんとも良い気分に浸れる訳ですが、
休憩している時に愛車を眺め、
悦に浸るというのもまた良いモンです。
そう、自転車は性能だけで価値をはかるモノではなく、
自己満足を生む愛らしさもまた必要必須の価値でありましょう。
性能と愛らしさを高めれば同時に価格も高く高く上り行く。
しかしそこを何とか抑えながらバランスを取って行くのが自転車屋の仕事です。
此方、言わずと知れた
Surly/Crosscheck。
ミュールマグと呼ぶ暗い銅色は黒部品と相性が良い様に思いますが、
自分が組むなら如何組むだろう?と、ぼんやり考え続ける事数ヶ月、
行き着いた先はこの様なバランスの一台で御座いました。
シングルスピードで組むにあたり、
自転車の顔とも言えるクランクは、
やっぱ金属味が欲しい所ですな、
という事で伝統の一品スギノ製。
Salsaのリングを合わせて、
土っぽい雰囲気をプラス。
同じく金属味のあるポリッシュハブ、
ならばSurlyでしょう、という事で、
ハブは迷わずウルトラニューハブ。
次はえ~っと・・・ブレーキか。
クロスチェックはリムブレーキですので、
カンチかVかの選択になりますが、
コスト・性能・愛嬌のバランスを考えると、
候補に挙がる選択肢は多くありません。
でも!此処はチョッと無理してでも!
と選んだ一点豪華な
「DXR」。
シマノ製品らしからぬポリッシュカラーが、
他には無い存在感を放つDXRなれど、
ブレーキ本体とレバーだけで約¥15,000と、
現在のシマノのVブレーキとしては最高価格。
¥5,000のアリビオでも性能的には充分、
でも・・・やっぱ・・・素敵なんですよ、DXR。
ワイドな
JJJバーと
Knard41cタイヤから、
今のMTBが失った「泥んこ感」が漂い、
なんと言うか実にクロスチェックっぽい。
・・・ワタクシは一体何を言ってるのでしょう?
まるで酔うた人間の独り言みたいですが、
色々考えて一台を組んでいるという話で、
個人的にはとても愛らしいと思いますし、
このバランスで¥16万となれば、
中々良いと思うのですが如何ですかね?
Surly Crosscheck自己満LTD(54) ¥1×0,000(税別)
後日記:完売御礼!