朝からSPDサンダル&ランニングという軽装でテレ~ンと走っておりますと、
なにやらド派手な色調の植物が目に留まりました。
山牛蒡の実が全て喰われた跡なのか?と思い眺めていると、
木立の奥から聞いた事も無い様な声が聞こえて来たのです。
「ヤマゴボウとは違うのだよ、ヤマゴボウとは・・・」
は!コレはガンダムに出て来るグフを指した名言ではないか!
と、思ったか思わなかったかは置いといて、今週こんなの組ませて頂きました。
Surlyのクランパスですが、
ただのクランパス完成車ではなく、
強化版クランパスに御座ります。
メーカー完成車とは違うのだよ、
メーカー完成車とは~っ!
は!また幻聴?
もしくは妖か!姿を見せいっ!
と言う事で此方のクランパス、
初期型とはエンド形状が違う
「MDS」というタイプで、
モジュラー・ドロップアウト・システムの名の通り、
エンドを交換する事で普通の135mmx9mmQR、
シングル用の135mmトラックエンド、
そして142mmx12mmスルーの3種から選択可能。
メーカー完成車は常識的な135mmQRですが、
好きに選べるのなら
142mmスルーで組みたい、
そう思うのは自然の摂理でありますな。
135mmで組もうが142mmで組もうがコスト差など微々たるモノですし、
クランパスMDSのフレームセットにはエンドだけでなくアクスルまでついて来る訳ですから、
此処はもう、29+の巨大なタイヤが生む捻りを支えるべく強固な142mmが好ましい、と。
そうなると今度は
フロント周りが気になり出します。
というのもクランパスMDSのフォークはOSコラムの9mmエンド仕様。
フレーム側のヘッドチューブはテーパー対応のZS44なのに・・・惜しい。
そのまま放置するなどという事は出来る訳も無く、
テーパーコラム&15mmスルーアクスル仕様の
Salsaクロモトグランデ・テーパーに。
これでガッチリムッチリの前後スルーアクスル化完了!です。
ホイルもどうせ組むのなら、という事で、
リムはStan'sの
Hugo52をチョイス。
重量こそSurlyのラビットホールに劣りますが、
穴なしなのでリムバンドトラブルの心配が無く、
心置きなく泥に突っ込んで行けますし、
即チューブレス化可能という美点がありながら、
ラビットホールと同じ¥15,000というのはお買い得。
タイヤもまた敢えてSurlyではなく、
パナレーサーの
ファットBニンブル29x3.0。
絶対的グリップは然程高くありませんが、重量も走りも軽い上に圧倒的に安価。
地産地消まさにコレ!と言いたい所ですが国内生産では無いので的外れ。
しかし消耗品であるタイヤ価格が高い、というのはセミファット最大の泣き所ですので、
この品質をこの価格で出して貰える事についてはパナレーサーさんに大感謝ですな。
そして巨大なホイルを抑え込むハンドルは、
Surlyが放つ750mm幅の
チーターバー。
素材をクロモリとしながらも、
トリプルバテッドで意外なまでに軽量。
これ位の幅になって来ると、
クロモリの撓りが効くんですよね~!
と、そんなこんなに加えて油圧ディスク&メタルパッドは勿論の事、
新型7000SLXコンポの1x11でガッチリ固め、ロー42tでキャパシティーも拡大。
結果としてメーカー完成車とは似て非なる
筋肉ムキムキの
マッチョなクランパスに
パッと手に入るメーカー完成車も選択の一つですが、
メーカー完成車予算に
プラス¥5万で此処まで鍛え上げる事が可能。
トントンとパーツの手配が進めば製作期間は1週間も掛かりませんので、
この手の車両をご検討の方は、どうか邪魔臭がらず御相談頂きとう御座います。