店頭に並ぶフレームを眺め、
「オレならこう組むな~」と妄想するのは、
自転車屋としては一般的な暇潰しな訳ですが。
広がり行く妄想は時間と共に明確化し、
やがて「コレしかないやろ」という所へ行き着く。
そうすると・・・形になった姿を見たくなるは必然。
例えば此方のイカしたSS-CX
「TCX SLR-SS」、
ホイル組むとすればどんなかなぁ~?
前15mmスルー&ディスクのSSなので基本は手組み。
キングのハブ?良いね~。
カーボンチューブラー?素敵だね~。
でも・・・何かバランスが無茶苦茶な事になってまう様な気が・・・。
規格的にピタッと来る
29er用完組みホイル使うというのも一つの手。
これなら実用的な費用でビシッと走る一台に出来るだろうし。
でも・・・軽量化に欲かいてしまうとMTBホイルはチョッとなぁ・・・。
とか考えてても実は答は一つ、
そうに違いないと過信してしまう、
「A-Class CXD4 ¥42,000」。
現物が見てみたくなったので、
つい仕入れてみました。
まぁ値段が安いとか何とかある訳ですが、
それ以前に大事な点として挙げねばならない、
「15mmスルー対応である事」という条件。
ディスクロード&CX用完組みホイールは、
まだまだ9mmが主流でありますが、
CXD4は9mm&15mmのコンバチ仕様で、
付属のレデューサに入れ替えればホラ15mm。
ハブはNovetec製のシールカートリッジタイプなので、
泥水の中をヌタバシャ無神経に走って、
ベアリングをダメにしたとしても交換楽々。
リアハブはやはりNovatecのD3525でメンテ楽々&補修部品の入手も容易。
昔は「もひとつな安物」というイメージを持っていたノバテックですが、
今や「信頼と実績」のハブに成長したというのは時代ですなぁ。
そんなハブに組み合わされるリムは、
前後共に
オフセットリム。
11速化と共に必要性が増したものの、
まだまだオフセットリムの選択肢は少なく、
そして割りと・・・安くなかったりもします。
が、このCXD4に使われているのは、
オフセットリムである事に加え、
軽量な
ディスク専用リムであり、
更に
チューブレス対応と超有り難仕様。
で、CDX4はシングルハブではなく、
11速対応マルチハブですので、
スペーサを用いてシングル化・・・、
というかいっそ
ディングル化しましょう。
歯を1枚入れようが2枚入れようが自由、
なので歯を2~3枚入れておいて、
気分と状況にあわせて掛け換える、と。
その掛け換え作業の際、TCX-SSの
スウィンガーエンドが光るはずですぞ。
と、そんなこんななCXD4。
使えそうな雰囲気ムンムンの内容が¥42,000、しかも重量約
1,550g!
この画像の状態でまだ
4kg以下に収まっていたりするんですね~。
TCX-SSはフレーム&フォークだけでなく、
ヘッドセット、シートピラー&クランプまで付属しており、
そもそもシングルスピードなので変速は不要なので。
残り必要となるのはザッとコレ位。
・クランク・ブレーキ・ハンドル・ステム・
・サドル・タイヤ・チェーン・小ギア。
そう、ゴールはもうすぐそこ。
完成車重量7kg切りはかたいでしょうし、
それに要する費用も総額¥25万程度でしょう。
別に軽いから偉い、安いから偉いという訳では無いのですが、
「趣味」というより「実戦」という匂いの強い此奴ですから、
実用面&コスト面をしっかり練り込んで仕上げた方が・・・っぽいなぁ、と思う訳です。
国内に10本しか無いTCX-SS、せっかくなら組んだ姿をこの目で見たい。
誰か組ませて~!
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