暑からず寒からずで実にええ気候ですな。
今朝もブラブラ山参りに行った帰り、
スコーンと下れる本道から逸れ、
狭っくるしい小路をゴソゴソガタガタ。
入らんでええ道につい入りたくなるのは、
巣穴を求める動物の本能なのでしょうか?
多少路面がデコボコだろうが、
人間様が作った道である限り、
細っこいタイヤでも何とかなる。
でも普通に舗装路を走り、
時に未舗装もとなると、
少し太い28cが良い塩梅。
ハンドルも普通のドロップで良いけれど、
ガタガタにハンドル取られない様、
少し抑え込みが効く形状なら、
より良いのでハの字が快適。
握り返しが素早く出来る、
コンパクトバーというのもまた良い。
しかし・・・何か違う、少し違うとハンドル形状の追求は終りなく続くも、
希望に叶う形状のハンドルがこの世に存在しているとは限らないので悶々。
もっと肩がコウでトップはコウで曲がりがこんな感じで・・・、
と妄想が過ぎたのでしょうか?幻覚が見え始めた模様です。
いや違う!コレは幻覚ではなく現物だ!
Simworks To-Smile Bar ¥7,400(税別)
パッと見ると「マウンテンドロップ?」と思いそうですがチト違う、いや全然違う。
それでは自分の好むハンドル達と、並べて比較して参りましょう。
まずは
ディズナのバンディーバー。
超コンパクトハンドルとして、
扱い易さは天下一品、略して天一。
ただそのコンパクトさが
時に窮屈で、
もっとポジションの振り幅大きくしたい!
という想いが沸々と湧き出たりも。
肩幅を見るとバンディーの方が広いですが、
ハの字っぷり(開き角度)が違う為、
ブラケットを握った際の幅は、
To-Smail(T/S)の方が広くなります。
バンディー約380mmに対し、
T/Sは430~450mmといった所。
「バンディー握り易いんだけど、ブラケット握ると少し狭過ぎるんだよな~」
と思っている人なら、このブラケット幅に興味湧くのでは?
ハの字形状のハンドルという時点で、
ドロップ界における「その他」枠なので、
枠内メジャーのバンディーと比べましたが、
形状的には全く違うので比較する意味は薄い。
それよりももっと比べたくなるのは此方の1本。
開き角度がほぼ同じ事からも、
T/Sと何かしら血縁がある事を匂わせる・・・。
日東のラウッターワーサータイプバー、
「B130AA」と並べてみるとこんな感じ。
B130は変速機が無い時代のデザイン故、
下ハン握った時のビシッ!とした感じは、
非常に気持ちの良いモノであり大好き。
ですが、今はもう使っていません。
というのも、様々な地形込みで長時間走るとなると、
肩幅の狭さと、ポジション選択幅の狭さという
「ダブル狭さ」が足を引っ張り、
下ハンの感触に未練を残しながらも使う事をやめてしまいました。
まぁこの狭さがシルエットの流麗さを生む事は確かなので、
使う用途が合わなかった、というのが正しい理由になると思うのですが、
その点!T/Sは下ハンの角度そのままにブラケット幅が
使える幅となり、
またB130には存在しなかった
「トップを握る」という選択肢が生まれた!
下ハン握ってると、何かに近い。
何だったっけ?この感じ?
と思い起こして気がついた点、
末幅がマスタッシュバーとほぼ同じ。
なのでエンド握るとマスタッシュと同じ。
つまりT/Sの正体とは、ラウッターワーサーとマスタッシュを融合した、
正当進化サイクリングハンドルバーと言えるのではないか?と思う訳です。
バンディーバー、B130AA、
そしてマスタッシュという、
自分のお気に入りハンドル3種。
其々素晴らしいハンドルですが、
モヤモヤした不満はやはりあった。
それを纏めて払拭してしまいそうな形状で登場した
「To-Smile」。
笑顔の為に?馬鹿言ってんじゃねぇですよ、こちとら眉間に皺寄せ悩みに悩んでいます。
この期待膨らむハンドルを、一体どの車両から試して行けば良いのだろうか?と。
Hoboで使えばきっと良いんだろうなぁ、と思うけど、
トッツァン固定ギアに嵌めても間違い無く良いだろうし、
Pikeにセットしたら新鮮な乗り味を感じさせてくれそうだしで・・・ん~。
そんなTo-Smileは幅2種展開。
自分はマルチに使える
520mmに夢中ですが、
よりワイドな
560mmというのもあります。
560mmというと相当な幅なので、
ピタッと来る車両も中々少ないと思いますが、
此奴などは560mmがジャストなのでしょうね。
此奴の事は・・・また明日以降にでも。