気がつけばとっくに
祇園祭が始まってました。
が、コンチキチンが響くエリアに行く事など、
一年を通して滅多に無いので関係なく、
雨上がり水量の増した川沿いを走り、
初夏の雰囲気に身悶えるワタクシでございます。
未だ梅雨の最中と言う事で湿気はありますが、
暑からず寒からずで走り易いとは言えましょうな。
まぁそんな訳で灼熱のサイクリングシーズンが、
もうすぐそこまで来ている、というタイミングで、
Gevenalleの
CX1を使い始めてみました。
ギブネールですよギブネール、うん。
そう分かってはいるけど遂々・・・、
旧称である
レトロシフトと呼んでまいます。
結婚して苗字変わった知り合いを、
どうしても旧姓で呼んでしまう、みたいな。
まぁんな事ぁどうでも良いとして、手持ちのロードが2台ともWレバーのワタクシ、
気分転換に棲み分けを進めてみようという事で、この度晴れてギブネールデビュー。
今までダウンチューブについていたシフターが、
ブレーキレバーの位置に来る。
と言う事はハンドルから手を離さず変速出来る。
便利~。
となるはずだったのですが、最初の感想は、
あ・・・あれ?怖い~!
今自分がブレーキ握ろうとしているのか、
シフト操作しようとしているのかがこんがらがります。
此処10年程はズッとWレバーだったので、脳が
Wレバー脳化してしまい、
「シフトする=ハンドルから手を離す」という図式が固定されていた模様。
(膝で蹴る、は例外)
しかし一日二日テレ~と流していると、
徐々にノリが掴めて来ました。
ブラケット握ったままシフトダウン!
パチン!パチンパチンパチン!
立ち漕ぎしたまま安全・確実にシフト出来る、
STIでは当然のその事がとても新鮮。
クルージングでシフトアップする際は、
ブラケットを前から握る感じでレバーをグイッ!
色々な作動方法を試してみましたが、
指が痛かったり手が攣りそうになったりで、
結果、この普通な動作が一番っぽいかと。
シフトダウン操作はWレバーより倍便利ですが、
シフトアップ動作に関しては、
Wレバーよりも0.5倍便利って所でしょうか。
そもそもシクロクロスをターゲットとして、開発されたと言うこのシステム。
ロードで使うとその恩恵は目減りします。というかSTIを選ぶ方が正しいと言えるはず。
より安全でより速くより簡単確実、
そんな進化の先にあるSTI。
自動車でも本当に速いスポーツカーとなると、
今では2ペダルが主流となっているのと同じく、
速く走るロードバイクがSTIを使うは必然。
しかし・・・別に速く速く走りたいって訳では無く、
ただ気持ちよく走る事を楽しみたいだけなら、
その枠の中に在る必要も必然性も無い。
何故
レトロシフトを使うのか?その答は自分でもよう分かりませんが、
自分で操りこなす事を楽しみと、Wレバーでは難しかった動作が可能となる自由、
その隙間を覗かせてくれるのでは?という期待をもっている事は確か。
皆様にも盛大にお薦めします!とは言えませんけど、
自分の様に
「車は断然マニュアルが良い!」という人間には良いのかもしれませんね。
とりあえず今年の夏は
レトロシフトで行ってみます!
つかレトロシフトじゃなくてギブネール!