あ~、チャップいチャップい、
朝一番は冷え込みますな。
しかし日が昇ると共に気温も上り、
帰る頃に汗かくのは必然。
故に寒さは暫し堪えるべし。
体もホッコリ温まった折り返し地点。
見晴らしの良い所で朝のオメザをいざ喰らわん。
今日のオメザは「
ナイススティック」。
学生の頃、購買部で大人気だったナイススティック、
大人気過ぎて中々買えなかったナイススティック、
しかし今改めて喰うと・・・別にそんな言うほど・・・。
焼けば美味いと思うのだけれど、ハムハムハム、
焼かずに喰うとチと喰い辛い、モムモムモム。
手袋したまま食事すな!行儀悪い!
あ、グローブつけてたの忘れてた~♪
なんて事は流石に無いのですが、
ウインターグローブとタッチ交代、
新たにおろした此方のトレイルグローブ、
凄まじく自然な着け心地です。
・Giro DND ¥4,200(税別)
正直、はじめて嵌めようとした瞬間には、
「え?これ手入るか?」という位にタイト、
嵌め易さの為の余分が圧倒的に少ない。
しかし一度手を嵌めると・・・おぉ~!
何だこの
一体感は!ゴイス~。
最近のフルフィンガーグローブ一般と同じく、
此方のグローブも立体裁断なのですが、
その度合いと言うか立体っぷりが激しく、
この手の形が基本の状態。
「グローブなんて皆同じでしょう~」と思っていた己が甘かった。
指の内側を見ると、合皮(クラリーノ)部分とサイドパネルの接合部が、
指間接にそって
枝豆形状(
赤線)になっているのが分かりますか?
この波々の谷部分が、指間接の曲げ運動にそって折れる事で、
握りのスムースさと、握りこんだ時の違和感の少なさを生んでいる模様。
逆に言うと、手を全開に広げると、
ご覧の通り手の甲部分はクシャクシャに。
しかし自転車はパーで乗る物ではなく、
握ってナンボでありますからコレで正しい。
最初入れ難いと感じた手首部分も、
ベルト無しのピッタピタ仕上げなので、
嵌めてしまえば手首の動きが楽々。
「握る」
その自転車における基本動作を、
極端なまでに追求したGiroのグローブ。
街乗りで使うには少々不便な気もしますが、
自転車を操るトレイルライドなどにおいては、
言うまでも無く自在で便利で快適。
いや、こりゃ大したモンだわ。
よくホテルのドアにかける札に書いてある、
「邪魔するな」という意味を指すのも「DND」、
「Do not disturb」の略ですね。
商品名としては「Down'n dirty」の略だそうですが、
小銭を掴むのも邪魔しない程のフィット感は、
Do not disturbの方がしっくり来るようにも。
大袈裟に言えば、素手とグローブの中間にあるこのグローブ。
コイツがダメになる頃には、もっと強烈なのが出て来ていますように、
そう願いながら暫く御世話になろうと思います。