ここ数日グッと寒さも緩んで来た様なので、
久し振りにロードに跨り北方面へ。
「嗚呼、寒くない・・・」と感じはするモノの、
気温計は2℃前後と然程温い訳でも無く、
ただ寒さに慣れ鈍感になっているだけかもしれない。
しかし「花粉が飛んでる~・・・」という人も居るので、
何にしても春に一歩一歩近付いている事は確か。
雪もスッカリ融けてますし、
このまま徐々に春めいてくるのでしょう。
視界の脇を流れて行く立派な古民家も、
幾度の雪の重みに耐えぬき、
今年もまた萌黄の中で、
美しい姿を見せてくれるはず。
ただ耐え続けるモノがある反面、人住む事無くなり朽ちて行くモノもまた。
手足の末端を痺れさす事無く行くサイクリングは、
やはり素晴らしく気持ちのよいモノで、
漕いで漕いで漕いで漕いで・・・爽快。
その車両がWレバーであった所で、
何ら不具合を感じる事も無い。
常識的に考えればSTIの方が便利に決まってる。
でも何故Wレバーなのかと言うと、
「Wレバー使いこなすのが面白い」とか、
「必要充分を感じている」てのもあるけど、
それ以上に
「朽ちて行く事への恐怖」ってのが、
自分の中にはあるのだと思います。
気に入っている今の車両を、
少しでも永く同じ様に乗り続けたいから、
無理の無い範囲で故障箇所は少なく少なく。
今朝のライドの帰路、突如左手が冷たくなって、
何だ何だ?と見ると手袋の
指先に穴が。
使えば減るは道具の必然。
しゃぁなかんべぇ、買いかえるか。
手袋くらいならこれで良いんですけどね、
出来るだけ永く付き合いたいマシーンは、
単純丈夫でメンテし易い、これが一番。
こういう考え方を「爺むさい」と言うのでしょうが、気がそっち向くんだから仕方無い。
あ~、毎年最新モデルに買い換えたくなる熱き魂は何処へ・・・。
そんな魂が我が身に宿った事は人生一度も無いんですけどね。