寒い寒い寒い寒い。
冬の朝は寒いモノですが、
滋賀県の山手ともなると寒さもひとしお。
夜も空けきらぬこんな時間に、
何故そんな所に居たのかと申しますと。
関西シクロクロスの観戦&応援。
と言うのは名ばかりで、
実際には移動の足が足らんという事で、
自動車の運転手として徴用されただけ。
バブル風に言うとアッシー君。
パン!という号砲と共に、
一斉に飛び出して行くレーサー達。
そしてアッと言う間に見えなくなる。
狭い日本、そんなに急いで何処へ行く?
って競争なんだから急ぐのは当たり前。
取り残された暇人は観戦ポイント探索がてら、
森の中を移動by the walk。
人類ゆえに歩いて移動する事もあるモノの、
殆どの移動を自転車に頼るワタクシ。
日常着る服も自転車対応品が基本でありまして、
出動頻度の一番高いこの
デニムも、
ふくらはぎ部分がギュッと細くなっている上、
ストレッチデニムという事で自転車対応力高し。
こういった細身のストレッチデニムというのは、
世間一般では普通であろうと思うのですが。
スラっとしたシティーボーイ体型ならいざ知らず、
自転車に乗る事を趣味として好む人の多くは、
足が太くなっている傾向にあり、
特に腿が太くなったサイクリストが、
スキニーデニムを履いた姿と言うのは・・・。
変質者っぽい。
トレーニングして大腿筋育てているのではなく、
両親共に足が太い、つまり遺伝で足が太い。
そんな自分が履いても何とかかんとか、
ギリギリ変質者として通報されないのは、
腿部分のワタリに余裕をもたせているから。
ジョッパーズと言うほど極端でも無く、
程々な自然感は絶妙と言うに相応しいかと。
ワタリが広いとはいっても、
スリム系である事には違いない。
けど、ピタピタ感を感じさせないのは、
大腿部に用意された、
大容量カーゴポケットのお陰。
チョッとしたヒップバッグ程度の荷物を、
ペダリングの邪魔する事無く収納可能。
そんな此奴、名前はそのまま
「定番ロングパンツ」。
・CCP 定番ロングパンツ ¥18,000(税別)
気に入って履いている自分が言うのも何だけど、
華が無いというか、パンチ薄いというか、地味なので、
結構前に入荷した製品なれど紹介をして来なかった。
ただ日常自分が履いていると、
「それええな」と言って貰える事が多いので、
それならばと紹介してみた今回。
ストレッチデニムの中でも、
綿に化繊を混ぜた「ポリ混の綿」ではなく、
6:4で化繊主体の「綿混のポリ」。
なので見た目はデニムでも、
触った感じはスウェットの様な柔らかさ。
意外と色落ちも期待出来たりもする。
(右は1年少々履いた別モデル)
通常のデニムはじりじり続く擦れには結構弱く、
例えばサドルに擦れる尻部分などは、
非常に穴が開き易いといって差し支えないかと。
また自分なぞは整備作業中に膝をつく為、
普通のデニムだと「色落ちて馴染んで来た~」
という頃には早速膝穴空いて悲しんだり。
その点、ポリ混のデニムには粘りがあり、
摩擦による穴は随分と開き難い様に感じてます。
ゴツっとしたヘビーオンスも履きたいなぁ、とは思うけれど、
裾ベルトしながらでは格好つかんし、それでも自転車乗らん訳にはいかんしで。
デニムとしては邪道なれど、サイクリストにとっては「定番」という名前に偽り無し、
そんな定番ロングパンツ、もし宜しければお試し下さい。
見る感じより、履いた感じ方が絶対インパクト強いです。