「良店、ママチャリのパンク修理をバイトにさせず」
などと言う都市伝説があるのですが。
ママチャリのパンク修理ってそんなに難しいの?
いやいや、要点はそこに非ず。
基本的にパンク修理は簡単なのですが、
それを店で仕事として請け負うとなると、
付随する問題が一筋縄では行かず・・・。
というのも、実用車として使われるママチャリは
シビアなコスト概念の下にあり、
正しく修理するというのが常時求められている訳では無く、
ユーザーの希望を可能な限り汲み取る事が求められます。
「乗る頻度は少なく、今乗れれば良い」というなら補強&修理でコストを抑えますが、
それがあと数時間もてば良いのか?それとも一ヶ月程度もつ必要があるのか?
その温度と言うのは人其々ですし。
「まだまだ乗るから」というならタイヤ・チューブ交換をする事になるのですが、
新車のママチャリが激安で手に入る現在、買い替えた方が安いかもしれない。
そんな事を考慮しつつ痛み具合を判別し、
コレから起こり得るトラブルを予想して、
その上でユーザーの使用目的を鑑み、
最も良い効率を提案する。
それが求められるのが!
ママチャリのパンク修理でございます。
このチューブは限り無くアカンな~と思いながらも、
「あと1週間乗れればええねん!」
というオーダーをうけ応急修理したは良いけど、
3日目とかに再びパンクしてしまうと?
ユーザーさんに怒られるかもしれません、
でも技術では如何し様も無いですよね。
その際の責任を込みで落とし所を判断する、
これは高級な新車を売る事よりも、
遥かに複雑で繊細な仕事であるが故。
ママチャリのパンク修理という「仕事」は難しい。
うん、全くどうでも良い話ですね。
まぁそれ位今日は何も無かった日だという事です。