今朝も今朝とて
「26+」を転がしに。
第一印象ってのは勿論大事ですが、
一歩退いて冷静に見る必要もある訳で、
走り慣れたいつもの山へ連れ出しました。
Maxxisのイグナイターっぽくも見えますが、
違います、
SurlyのDirtWizardです。
京都市内に住まうMTB愛好家なら、
皆知っているであろうこの
ガレ場。
そう、あの嫌~な所ですよ。
此処で是非試したい、と思い、
突撃した今回ですが、その結果は。
Yes!怖くな~い。
頭の中で「此処は滑る」とか、「此処は流れる」とか、
そういった経験に基づく警報が発令されるのですが、
その8割くらいは誤報にしてしまう
圧倒的グリップ。
上り返しも「トラクション抜けぬ様注意して」とか、
そういう繊細な話は無かった事になり、
フンッフンッ!と漕げばモリモリ上る。
まるで自分が上手くなった様に感じさせる、
恐ろしい自在感であります。
ただ逆に言うと・・・コレ、
確実に下手になりますね。
パグスレーなどの4インチ幅タイヤのファットバイクになると、
それはそれで独特の乗り方が必要となって来ますし、
クランパスの29+は、その巨大なホイルを振り回す必要がある為、
やはり独特の乗り方が必要になって来ると感じているのですが。
26+はそれほどクセが強くないので、ただ普通に乗るだけ。
修行感ではなく
遊具感、安全に楽しくトレイルを駆け抜けられる。
そういう意味においては現代の5インチフルサスと同じ方向かも。
いや、勿論フルサスってのは、
走行性能を追求した結果の形で、
そこで生まれた余裕を使い、
より高度な走りを可能とする、
そんなモノであるとは思います。
けど、政治家の先生に、
「一番じゃなきゃダメなんですか?」
と聞かれたとしたら、
「別に・・・」と答えてしまうであろう、
自分の様な人間にとっては、
フルサスの与えてくれる余裕は、
安全安心の為の力になるのですよ。
だから何だっつーんだ?てな話ですが、要するに26+は、
ハードテールとフルサスの中間っぽい存在だな、という事です。
「じゃぁファットバイクは?」
ファットはあなたファットですよ、
あれは何とも似てませんわ。
でも次のシーズンには「某サス大手社」から、
ファット用のサスが出るとか出ないとか聞きますし、
それを使ったフルサスファットも出るという事で、
一体世の中は如何なってしまうのだろうか?
別に如何もなりませんけどね。
次回は「忘れた頃にインター5がやって来た」の巻です。
それでは皆さんごきげんよう。