昨日届いた素敵な新米を、さぁ自宅に持って帰ろう!という段で失策に気付く。
「今日・・・リカンベントで来てたんやった・・・」と。
リカンベントってのは寝転がって漕ぐ訳で、バックパックなど背負えるはずがないし、
自分のリカンベントにはキャリアは勿論、着く余地さえもない。
それでも持って帰りたいという一心から、
寝転がった腹の上に米を載せるという
「ラッコ状態」で運搬したのですが、
一漕ぎする毎に荷物が積める事の偉大さをかみ締めましたですよ、ええ。
で、我々にとって定番にして最良の、
運搬自転車たるエクストラサイクル。
そのエクストラサイクル社からの、
新型完成車
「エッジランナー」も、
もう時期に届くかなぁ、という今。
静かにモデルチェンジしていたロングテール用バッグを検証してみましょう。
モノは此方
「X1カーゴバイクバッグ ¥15,750」。
外観から受ける印象は
「あれ・・・?初期型のフリーローダー?」って感じで、
エクストラサイクルが最初に出したロングテール用バッグ「フリーローダー」に酷似。
初期型フリーローダーはナイロン一枚モノで、
次にモデルチェンジした2型はナイロンにタポリンを張り合わせた仕様。
そして3代目にして、減点回帰となったという様な流れです。
基本構成は初期型に準じており、
メインコンパートメント
(と呼ぶべきなのか?)
の内側にはポケットが用意されています。
が、過去のモデルはマチがあり、
またフラップもあったのですが、
今回のX1は共に無くなっちゃった。
「そのポケット、マチとか要るの?」という話なのでしょうかね?
確かに自分もポケットに何入れてるかっつーとチューブ・ポンプ・ロック位しか入れてません。
改めて思い返すと、サイドポケットから、
何か取り出す事って殆ど無い。
大抵、バッグをメイン室に放り込んで、
それをそのまま出し入れしますしね。
「ただコレは別だろう!」という強い意志が、
Uロック指定マーク付き小ポケットから。
あと大きく変わったのが、キャリアのフレーム(V-ラック)に
バッグを固定するベルト。
旧来のモデルはループ状に縫われた、
ベルトの中にV-ラックを通す、
という方法でしたが。
今回のX1はと言いますと、
見慣れた様に思う部品が
見慣れない感じでぶら下がっています。
コレは何やろか?・・・ってああそうか!
ベルトをループに通すと、
何度も巻いて縫い付けられた部分が、
釣り針の「かえし」の如く、
バックルに喰い付く、という事ですね。
もの凄く単純なんですけど、へ~って感心。
まぁそんなこんなで、
実用品として使われて行く中での、
取捨選択を経て生まれた
「X1」。
これからロングテールを手に入れよう!という人は、
基本的にこのバッグと付き合って行く事になります。
そう、旧型となったフリーローダーは勿論、
自分の使っている「フーディーズ」も廃盤なのです。
なので、今後のロングテールにおけるバッグの選択肢は、
今回の
「X1」と、未だ見ぬ上級版
「X2」、そしてSurlyの
「DummyBag」の3種類。
そうなると気になってくるのが発売待ちの
「X2」。
¥34,650という価格には一体どんな価値が籠められているのか?
さてはてさてはてさてはてさてはて・・・。