Giantの6インチオールマウンテン「Reign」を、
「ノースショアのカローラ」と呼んだのは誰だったか?
よく思い出せないけど、此処はカナダではなく京都。
だから京都には
京都トレイルのカローラを。
という事で対京都山岳用MTB
「マキリ」を製作し、
まずは当然自分から乗り始めていたのですが。
企画段階から声を掛けてくれていた、
朋友
UNIT号も動き始めた昨今。
(←自分のと同じ色に見えるけど、チョッと違う。
UNITさんのは紅茶花伝の中身の色)
世間に向けて発射する段取りも、
ボチボチと整えて来まして、そしてやっと。
正式に発売してみたいと思います。
という事で完成した展示用サンプル車両が此方。
・EBSx空井戸サイクル マキリ(ショート)
ショート・・・そう、実はマキリは
ロングと
ショートの2サイズ展開。
ラージとスモールじゃ無い、というのには色々な理由が有るのですが、
取り合えずサイズ問わぬ
良い立ち姿、ってのは求めてみました。
MTBは見た目で乗るモンじゃないとは言え・・・ね。
ドライブは
ZEEの1x10をベースに、
Salsaのチェーンリングで32t化で、
最小32x36tとアプローチにも充分なローギア。
ZEEは良いね~、ショートアームでトラブルレスだし、
スタビ付きでチェーンも暴れないし。
で、何故リングはZEE純正では無くSalsaなのか?
ZEEのリングって実は最小34tなんですよね。
でも、トレイルでは34tさえも必要無いから32t、
そして10速対応のシングルギアとなるとSalsa、と。
そしてチェーンの落ち止めには、
Paulのチェーンキーパー。
Paulとは贅沢な!と思う事無かれ。
クリアランスの調整がし易く、
キチっと取り付けられて便利、
そして意外とリーズナブル(¥8,190)、
という事でチョイス。
ホイルは勿論手組み・・・ではなく完組みで、
シマノの2013Newホイル
「MT68」。
リム幅26mmとトレイル向きで、
15mmアクスルモデルでも、
重量も前後で2kg切ってるしで必要充分。
で、コイツ価格が前後で
¥23,000!
「コスト圧縮の為に手組み」
という時代は終わったのか・・・。
そんなホイルとフレームを繋ぐのは、
サンツアー・エピコンの中でも、
より軽量な中空クラウンの
「X1」。
更にロースピードコンプ調整が可能な、
「Lo-RC」ダンパーモデルを、
130mmストロークにセットしてポン。
エピコンは必要十分な性能を達成しながらもリーズナブル、というのは当然として、
サスの健康を維持する為のグリスアップや、必要に応じたストロークの変更など、
ユーザーが自宅で簡単に行える
メンテのし易さというのが独特の魅力。
よく走って、魅力的で、リーズナブルで、
そんな一台を欲深く目指すだけでなく。
毎日乗って消耗さしてメンテしてまた乗って、
という前提の中での効率化も求め、
選び構成した、マキリ・コンプリート車。
←ハンドルはアンサー・プロテーパ685XCの、
ブルネットという微妙な色がまた愛いではありませんか。
そんな今回のマキリ・コンプリート車は
¥260,000になっちゃいます。
もっと価格を抑えたいけど、譲れる所は譲って圧縮して圧縮してコレなので、
更なるコストカットを進めると、きっと没コンセプト化してしまうでしょうから・・・。
「フォークはもっと良いの使いたい!」という方には、フォーク無し¥210,000でご提案。
レベでもタラスでも好きにしちゃって下さい、弊店では扱い無いですけど。
まぁそんなこんなで取り合えず完成したマキリ。
ファーストロットは製作時間掛かり過ぎたのでフレーム売りは出来ませんが、
セカンドロットはもう少し簡略化をしてフレーム製作時間を圧縮し、
フレーム単品
¥84,000での販売を予定。
日本のトレイルを縦横無尽に駆け巡る為の、日本国産トレイルフレーム
「マキリ」。
発進です。
ファーストロットの現在の在庫状況は、
・ショートの完成車x1 → 後日完売!
・ロングのフレームx1 → 現在勝手な色に塗装中
となっておりますです。
(つまりファーストロットはL一本残すのみ)
ショートとロングのサイズの違いや、
ファーストからセカンドへの変更予定箇所などは、
また後日って事で。