どうも、風邪に加えギックリ腰で走りに出れず、悶々としている空井戸サイクルです。
腰の具合も徐々に良くな
(ったと暗示をかける)り、
明日くらい、チョイと走りに出てみようか、
そんな風に考えているのですが。
北へ行く程に雪が積もる今の京都。
故に、跨るは勿論愛車パイク号。
しかし・・・そろそろ来るはずだなぁ、と。
そう、巨大タイヤ自転車・
クランパスが。
雪に埋もれるアスファルト路面は勿論、水気の切れない冬のダートでも、
あの巨大ホイルで行けばきっと・・・って想像してしまいます。
何せ、こういう阿呆な事が普通になる国のモノですからね。
製品版は残念ながら年明け春予定ですが、
店頭サンプルという名の、自分用は12月に先行で上がる予定でしたから、
ボツボツパーツの段取りを纏め、受け入れ態勢を整えねば、と。
そこでまず用意したのは此方。
・Fouriers Turbine 29t ¥7,350
クランパスは超幅広29erリムに、
3.0ボリュームのタイヤを合わせ、
外径を巨大化させた、
29+(ツーナイナープラス)という、
独自規格を看板にした一台。
タイヤ外径がデカくなるという事は、
ギア比も全体的に重くなるという事。
なので、辻褄を合わせるべく、
前ギアを通常よりも軽くしたい、
というのは自明の理という奴です。
(左は普通の32t、右はホワイトの29t)しかし、一般的なMTBクランクである4アームx104pcdでは、
ミドルリングは普通32t、小さくても31t(作ってるメーカー殆ど無いけど)、
それ以下になると設計上無理が出てしまい、チェーンとアームが接触してしまう。
しかし普通に
26インチを
フロントシングル&リアマルチで組む際にも、
32tを使うというのに、ホイルが巨大化しても32tで良いなんて事があるはずない。
そこで光るのが、このスーパーニッチな変てこリング「タービン」。
コイツはクランクのインナー(pcd64mm)位置に取り付けるのですが、
取り付け位置からオフセットがついており、PCDに縛られない小さいサイズが選べる。
取り付けるとこんな感じ。
インナー位置とミドル位置の中間よりも、
ややミドルよりの位置にチェーンラインが来ます。
「もっとミドルよりに出来なかったのか?」
これ以上ミドルに寄せてしまうと、
チェーンとアームが干渉しちゃう。
「いっそインナーに24tとか着ければ?」
そこまでチェーンライン追い込むと、
極太タイヤとチェーンが干渉しちゃう。
そんなこんなで、此処さえクリアしておけば、
あとは手持ちのパーツでトントンと組み上げ、「1x9」で完成を目指す、と。
余計なお節介ですが、新しくでたシマノのミドルコンポ「ZEE」のクランク、
アレはシングル専用となっており、インナーギアの取り付け穴がありません。
なので、ZEEのW化とか、ZEEにフォーリーズを、とかは無しで。
あと、ホイルが巨大化する、
という事は必然的に車体もまた。
そこでハンドルはコイツだ!
アンサーの
プロテーパ~!
しかし、アンサーのロゴって、
今はこんなに野暮ったくないですよね。
そう、コイツはオートバイ用の
本当のプロテーパ。
本当のってのは語弊がありますが、
まぁ・・・気分的には本当のって感じ。
自転車用には広過ぎる
800mm!
しかしクランパスとなると、
コイツが良い感じにフィットするのでは?
と期待を籠めて家のガラクタ置き場から、
引っ張り出して来て、スタンバイ。
あとはクランパスが届くのを待つだけです。
しかし・・・そのクランパスは一体いつ来るのでしょうか?
年内に来てくれたら、年末年始に雪にまみれたいのですが。
で、その頃にはギックリ腰が再発して、寝正月になってたりね。