井戸端監視カメラ



聖地巡礼。

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来週から始まる展示会ラッシュを前に、
一日かけて聖地巡礼決行した昨日。

まずは京都市を起点に伸びて行く、
国道24号線を南下、延々南下。

細胞分裂の如く尻が割れはじめた頃、
聖地第一ポイント高野山が目の前に。

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ありがたや~!と拝む事も無く、
次の聖地へ向けてノンストップでGo。

24号線を離れ、桃園の間を抜けて行くと、
やがて見えて来る聖地第二ポイント「貴志駅」


猫のたま駅長で知られる貴志駅。
無人駅であると聞いていたが、
駅自体が猫モードに変化しておりました。

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「たま駅長!さすがですね!」
と、たま駅長を訪ねるも、駅長アンニュイ。


「もう嫌んなったら、ワシ・・・」
と言ったかどうだか知りませんが、
ミニ動物園と化した駅長室で、
プライベートを晒される姿には、
やや不憫なモノを感じたり感じなんだり。

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気まずい雰囲気を逃れてゴー・ウエスト。

すぐに見えて来る海が、
本日の聖地第三ポイント「和歌の浦」


此処は関西における、
「廃墟の聖地」として有名過ぎる程有名。

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巨大廃墟「宇宙回転温泉」無き今でも、
さすが聖地と呼ばれるだけあり、
和歌の浦に入った途端、
右を見ても廃墟、左を見ても廃墟
クタクタになった建築物がそこらじゅうに。

しかし、廃墟があると同時に、
人の賑わいもあるという、不思議な感じ。

嘗ては紀州徳川家のお膝元の景勝地として、全国的に名を馳せたというこの地。
それも時代の流れに揉まれた結果、「美しい自然と膨大な廃墟」が残った、と。

「もし自分の生まれた時代や場所が違ったら?」という、どうでもいい空想、
そんな空想を加速させる装置として、廃墟に魅了される自分としては、
和歌の浦の廃墟群だけでなく、その隣にある漁村「雑賀」もまた魅力なのであります。
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戦国時代に鉄砲を用いた傭兵集団「雑賀衆」の本拠地として知られるこの漁村。
港を囲む様な斜面に住宅が密集しており、驚異的に狭い階段と路地が、
迷路の様に・・・と言うか本当に迷路状に広がっており、
以前訪れた事のある、軍艦島を彷彿とさせる異文化感。
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家の裏に家、家の上に家、庭の向こうに路地。
引越しはどうするのだろう?という疑問が持ち上がるけど、
そもそも住宅に対して「離れる」という軽い気持ちを当然と思う自分と、
団地以上に密接な関係を前提に此処に住む人々とでは、
住宅に対する概念が相当違うに違いない。
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もし自分がこの雑賀の地で生まれ育ったなら・・・。
そんな妄想を広げながら、歩く雑賀の集落。
崖の上の窓から流れて来た、今時の音楽が耳に残る。


そんな雑賀の集落を越えると、やはり。
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 まだ若い廃墟。



 やっぱり廃墟。


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まだまだ廃墟・・・かと思いきや、営業中。

いや、本当に廃墟にしか見えなんだんですが、
帰って来て調べると営業中との事。
有名な廃墟寸前宿泊施設だそうな。

もし、家内と旅行しよう!とネットで予約して、
行った先にコレとなると・・・焦る。

しかし、それと知った上で泊まり、
時代の中の盛衰の話を聞ける、となれば、
とても貴重な宿なのかもしれない。

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雑賀崎の先端には、紀伊水道を望む灯台が。

灯台脇のドライブインは廃墟化しているものの、
灯台は当然現役で稼働中。



とりあえずは、此処で聖地巡礼完了。


廃墟を、廃村を、廃屋を見る度思う。
建物が風化するにも足りない時間の差でさえ、こんなに大きな隔たりを感じさせる、
ならば、更に遠い昔や、更に遠い場所で生まれ育つ人生とは、
一体如何なるモノなのだろうか?と。
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旅とは外の世界にあるのではなく、己の脳の中にこそ在る。
by kaleidocycle | 2012-08-31 15:21 | 無駄
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