アキマヘンアキマヘンアキマヘン・・・。
一昨日の休みに受けたダメージを、未だ引き摺っており、
倦怠感を毛穴という毛穴から発散し続けている本日。
その様にヘロヘロになってしまう原因とは?
昨日の休みは、単車の出番でありまして、
半日ほどダダダダダーっ!と、
南方面へ出かけておりました。
人や車の多い道なぞ、
走って面白い訳も無いので、
求める道は田舎道、それのみ。
市内を後にして1時間程は我慢の時間、
しかし、やがて行く道から信号の姿が減り・・・。
アクセル開度を殆ど変えずに、
田舎道を3時間近くも進んだ結果、
辿り着いたぜ、目的地「伊勢奥津駅」。
数年前の台風被害により、
今は運休路線となっており、実質上の廃線である、
三重県三杉町にあるローカル線の終着駅。
大阪から伊勢に向かう際の、
伊勢本街道の経由地として有名な此処は、
車の離合さえ難しそうな狭い路地に、
風情を残す良い集落。
以前に一度来た事があるものの、
その後名松線の休止があったので、
今はどんな感じになっているのか?
と気になり出掛けた。
というのは建前で。
根本は
「単車に乗って居たかった」というだけ。
私、単車が好きな訳ですが、
乗れる時間と言うのは非常に少なく、
間違っても実用品では無く、趣味です。
故に、マシーンについて考える時間は多く、
限られた時間を、如何に満足なモノにするか?
という事を考えた上で、乗って確認をする、と。
隣の芝生は青い、
という事も勿論あり、
乗り換えたいマシーンベスト10、
とか如何でも良い事も考えます。
しかし考えれば考える程に、
他のマシーンへの
乗り換えは無理だ、
とそう結論付けられるのです。
まず
充分に速い事。
単車の中ではかなり遅い部類ですが、
交通の流れに乗るのに不満が出るという事は無く、
結構速い四輪と同じ位には走るので充分、OK。
そして
乗っていて面白い事。
空冷2バルブOHC499cc単気筒、
という簡素極まりない構成のエンジンなれど、
60km/h~80km/hで走る際の、
2,500rpm~3,200rpmで回るエンジンの揺れは、
水風船を弄ぶ時の様な手応えがあり、
退屈な一本道を走る事がとても面白くなる。
また
軽量である事。
チョッとしたダートへ入ろう、
そんな気分の邪魔をする事がなく、
Uターンも気軽にクルクル出来る、
その為の軽量さはやはり欲しい。
そして、高品質な部材を使った軽量化では無く、
簡素な造りによる結果としての軽量さは、
トラブルを呼ぶ事も無ければ修理も簡単。
あと、
修理が簡単である事。
構造が単純さの最高峰と呼べる程単純な為、
ある程度まで自分で触れる、
なので日常でも出先でも、不安無く走れる。
部品が簡単に手に入る事。
ほぼ同じ形で30年間も作り続けたという、
国産車としては最高クラスのロングセラーであり、
同時に大ヒットを記録した事もある車両なので、
部品取り車がアホほどある。
なので、今後10年・20年経っても、
「部品が無いから維持できない」という悩みは無縁。
そして何より
燃費が良い事。
燃料代が勿体無いとか、
環境保護とかそういう事では無しに、
純粋に遠くまで、燃料の心配無しに、
走り続けられる事、この意義はとても大きい。
平均燃費30km/ℓ以上、時に36km/ℓという数字は、
全ての大型車の中で圧倒的最高レベルであり、
16ℓタンクと合わせる事で、
無給油航続距離500Km以上!
この事一つをとっても、他に代わる車両は殆ど無い。
勿論、ノーマル車両でこういう状況である訳は無く、
あくまで自分で色々と好みに合う様変更を加えた上での状況ですが、
まずベース車両があり、その持てる能力を加速させるべく手を加えて、
自分にとって便利で快適な様に導いて行く。
この行為を
「カスタム」と呼ぶのではないか?などと思います。
Customって、習慣とか文化とかそういう意味ですよね?
その意味のまま捉えるのならカスタムとは、
「自分にとって」とは?を考え、形にする事と言えるはず。
勿論、何となく珍しいパーツを着けるというのも「カスタム」で良いのですが、
何度かその行為を繰り返す中で、
「コレで良い」ではなく、
「コレでなくてはいけない」が見えて来たなら、
それこそが本当の意味で「カスタム」と呼ぶに相応しい行為になって行くのかな、等と。
ハイ、本日疲労しておりますので訳の分からん与太話に終始しましたが、
それもマイマシーンの振動によるダメージから来たモノであります。
この振動による疲労を何とかしなくてはいけないか?
否、この疲労こそが自分にとっては重要な苦味なので、コレで良いのです。
という訳で与太話終了、本日もせっせとホイル組みます!