え~、本日から関西は梅雨入りと言う事だそうで。
雨対策が一切為されていないマイロードバイクは、暫し休息入れざるを得ない様です。
代わりに、雨に強いマシーンの出番が増える訳ですが、
雨に強いというとその条件は
「雨天下走行でも痛み難い」とかいうのでも良いのですが、
フェンダーが着いている事や、ディスクブレーキである事など、
「雨天で乗っても自分が快適である事」という事になるのかな、と。
そんな入梅前の今週、雨に強そうなロングホールトラッカー(LHT)を、
2台連続で形にしてみました。
まずは、LHTをロングテール化した
「ロングロングホールトラッカー」。
小奇麗なクラナのフェンダーが、跳ね上がる雨水をビシッと避けてくれそうですな。
LHT、実はロングテール化の相性が非常に良く、
弊店ではこんなロングロングホールトラッカーを作るのはコレで3台目。
しかし、今までの2台とコイツが大きく違うのは、
ベースのフレームが
デモンタブル(分割式)の
LHT-DXであると言う事。
トップチューブとダウンチューブ、其々に装着されたS&Sカップリングにより、
前後がバラせるデモンタブルフレームをベースに使う事で、
簡単にバラして輪行出来る、
輪行ロングテールとなる訳だ、コレが。
まぁメーカー欠品中のキックバックスタンドと、
シフトワイヤーを分割する為のカップリングが足りていないので、
このままではまだ輪行が難しいけど、一応一通り形になった、と。
まぁそんなギミックは置いておいても、普通に良い立ち姿やね、うんうん。
そしてもう一台
「ついでじゃい!」と組んで形にしたのは、
LHTのディスクブレーキバージョンである
「Disk-Tracker」。
・Surly Disk-Tracker空井戸仕様(サイズ54) ¥166,000 →完売!
ド直球ツーリングバイクたるこのフレームを、9割ツーリング、1割愛嬌で構成したこの一台。
様々な地形・環境を走破する為に、ワイドレシオのギアを選ぶのは必然。
そしてハンドルはやはり様々な状況で気を吐くバーエンド一体ハンドル
「日東 B261AA」。
メインコンポは
フルデオーレとしながらも、シフターは
Wレバーを合わせる事で、
B261AAの操作性を充分に引き出せ、また耐久性の向上も狙える、と。
リムは今となってはレア商品になってしまった、
ディスク専用リム
「Alex DP20」のポリッシュを使い、
そこに合わせるタイヤはシュワルベ・マラソン・・・、
と定番の答で行きたい所をグッと我慢し、
あえて
「パナレーサー リッジライン」をチョイス。
この「ダート程々、オンロード程々」な感じ、良かろ?
勿論ブレーキは油圧ディスクなので、
雨でも晴れでもダートでもアスファルトでも、
いつでもどこでも最高の制動能力で旅をサポート。
ブレーキキャリパー位置も工夫があり、
前後共にバッチリキャリア装着可能。
よく見りゃフォークの肩にロゴマークが。
更にサドルには
セラサンマルコ ロールスを着け、
ペダルまで個人的に「コレやろ!」という、
三ヶ島 BM-7まで着けてと至れり尽くせりで!
¥166,000ですよ、アナタ。
いや、そりゃ16万っつーと良いお値段ですから、安いとは言いません。
しかしですね、ディスクトラッカーの
メーカー完成車は
¥169,050(ペダル無し)、
それに対して、これだけのパーツ構成&スタイリングでこの価格となると・・・ね?
メーカー完成車が高い、という事ではなく、目的や好みがハッキリしているなら、
実は自転車屋に任せた方が、より効率的に予算を使える事もある、とそういう事です。
まぁ、この一台は展示車両なので特別安い、というのはあるんですけどね。
雨などに構う事無く旅に出る、そんなツーリングライダーに、
こんなディスクトラッカー、如何でしょう?