井戸端監視カメラ



湿原行。

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近頃、何故か妙に早く目が覚めます。

中でも今朝は特別早かった。
いや、早いのか如何なのかさえ微妙な、
午前三時起床、もはや異常。


で、眠くなければ、する事も無いので、
正座をしながら夜明けを待ち、
充分に明るくなった所で飛び出せ青春、その時六時。

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何に乗るか?何処へ行くか?
その事を三時から考え続け、
出た答えは「シングルMTBで遠くへ行く」

家を出て北上し、大原を抜けて、
京都ワースト5に入るであろう百井峠を越え、
有名な小説のモデルにもなったという修道院脇を通り、
更に上ったり下りたりしていると、
大好きな某「山の集落」に到達。

現代において、集落へ通じる唯一の道が、
未舗装道路ってのは、とても魅力的。

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一度使ってみたい「公衆電話」

衆の文字が「梟 フクロウ」みたい。




目覚まし爽快ライドとして、
この集落を目指す事はよくあるのですが、
本日はまだまだ行ける、何せ時間がたっぷりある。

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先日の台風で降った雨が、
染み出し続けている川を越えて、
また上ったり下りたり上ったり下りたり。


この辺は、冬になると強烈に雪が積もって、
これ以上先は、自転車でも全く入れなくなる。

あと3ヶ月後には、そんな風になっているのか、
と思うと感無量。
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上ったり下りたりが、上ってばかりになる頃、
そこは京都府下で2番目に高い山の取っ掛かり。


通常、此処へは多段変速の自転車で来るけれど、
シングルで来ても、別にそれほどシンドイ訳でも無く、
ならばシングルとマルチの差は一体何なのか?
と、小首傾げながら、小道を担ぎで歩いて行く。

答えは多分、涼しくて気分が良いから、
気が紛れてるだけ、なんだろうとも思いながら。

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チョッとの担ぎタイムを終えると、
いつも走っている植林の杉林とは違う、
素敵なトラックが見え始め~の。


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明るい緑が目の前に現れ始め~ので、
幸せ溢れるダートを噛み締めながら進むと。


その先には。

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メルヘンちっくな高層湿原が。


まっ透明な水が音も無く流れ、
日の昇りきった空は真っ青に晴れ、
車の音はおろか、人の気配も、風の音も聞こえず、
キツツキのドラミングの音だけが時たま響く。

ん~、楽園じゃぁ~・・・。

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あんなに纏わりついたコバエも、
チョコチョコ刺してくる蚊も姿を消し、
暑くも寒くも無く、運動でかいた汗もすぐに乾く、
こんな日が一年に一体何日あるのか?


そうそうありまへんで~、
今日は当たりでっせ~、
と、今此処にいるラッキーを噛み締める。

クッチャクッチャクッチャクッチャ・・・。

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一服一服、くたびれましたわいな。

街のコンビニで買って来た牛乳を、
メタで沸かして、紅茶を放り込む。


山の上やと、気温が気温ですからね、
こういうんが美味しい季節になりました。

そいつをすすり、高カロリーな蒸しパンを喰らう。
実に素晴らしい朝飯ですな、うんうん。

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胃を満足させて、小一時間ほど呆け放題呆けたなら。

どんどん行こうぜ、湿原の中。

京都の湿原というのは、
かなり稀少で保護する必要があるそうで、
湿原内には木道が通っております。


が。
MTBが好きなら敢えて呼ぼう、「ラダー」と。

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そんなラダー。
幅もあるので、普通に走る分には問題なく、
危なげ無く走れるのですが・・・。

こんな分岐路で、自分は左に行きたい、そんな時。
どうするか!

ジャックナイフタ~ンッ!
じゃなくて、下りて押す、これが正解。

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湿原地帯を抜け、
鹿の群れを2パックほどやり過ごし、
半径5km以内には、まず人間が居ないであろう中を、
ぐりぐりと漕いでシングルトラックを楽しむ。


この辺まで来ると、エンジン暖まって来まして、
豚足のくせに延々立ち漕ぎ出来てしまうこの不思議。

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以前はキャンプで、
もっと以前パーティーでお世話になった、
某キャンプ場の背後の山の峠のお地蔵さんに、
ご挨拶をしたな・ら・ば。

あとは只管、七曲りを下って行く。
クイっと曲がって、ダーっと下って、
クイっと曲がって、ダーっと下っての繰り返し。

下る分には良いけれど、反対に登るのは絶対に嫌、
それ位延々繰り返す、もはや面白くも無い程に。

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台風の影響で、崩れてしまっている所も多々在れど、
自転車であれば、何とでもなってしまう。

この自在感に魅了されてまうんよね~・・・。


とボケながら走っていると、
ふくらはぎに激痛が!

・・・蜂に刺されていました。
そう、秋は蜂がハッスルするそうなので要注意。

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そんなこんなで、
リジッドフォークでダートをいなしている間に、
人の気配がし始めたなら、そこは久多の集落。


この世に一人っきり、
そんなファンタジーの世界は終了終了。


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「マシーン」
KellyのシングルMTB

「サドルバッグ」
・替えチューブ・ミニツール・ライター

「フレームパック」
・水・牛乳・蒸しパン・シエラカップ
・メタ・ミニポンプ

「ジャージのバックポケット」
・パッチ&マニー入りの小銭入れ・カメラ

鯖街道まで出て、日本海の方向を望み思う、「まだ行ける!」と。

でもそれは多分、今の気分だけであり、
1時間後には切れ始めて、ベロ出してへーへー言い出すはず。
だから今日の所は撤収撤収~。

さぁ店開けよ、仕事しよ。
気のせいか、自転車乗りながらでもやたらに眠いけど。


仕事前に舗装・未舗装合わせて約70km、そんだけ遊べる幸せに南無南無です、実に。
by kaleidocycle | 2011-09-08 23:59 | 無駄
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℡ 075-755-6627

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