自転車屋というのは、実は結構ゴミの出る商売です。
自転車の各部品は、其々梱包されて来ますから、
一台組み立てると、大ゴミ袋一つ位出てしまう。
なので、忙しかった週のゴミ出しは、
ゴミ捨て場まで往復するのが嫌なので、
ワークバイクにゴミ袋を積んで捨てに行くのです。
ゴミ出しに始まり、日常の買い物も含め、
色々とお世話になっている運搬自転車。
そんな自転車以上、軽トラ以下な存在が、
「ガソリン無いわ、道路ボコボコだわ」
という被災地で役に立つのでは?
という至極当然の結び付きから立ち上がった、
ロングテールバイクを送るという
プロジェクト。
現地まで運搬する方法が見付からず、
少し足踏みしていた様ですが、昨日先発隊として、
シュウジさん提供の
ラディッシュを携え、
元メッセンジャー風のマナブくんが、
故郷である福島へ向かいました。
いくら「自転車としては規格外の積載量」とは言え、
やはり自転車は自転車であり、
大型トラックなどと比べると、
その輸送能力は非常に微々たるモノ。
あくまで「個人的な範囲」での有用性であり、
一台で多くの人を救える程の、
強大な能力がある訳では無いでしょう。
しかし
「自転車で、大きな荷物を、長距離運べる」という、
今まであまり一般的には認識されていなかった選択肢が、
もしかすると、想像外に役立つ事があるかもしれません。
燃料が無くても、自分の力だけで走れる「
自から
転がる
車」、こんな時こそ!