井戸端監視カメラ



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思い出。

ゴールデンウィークも終了です。
疲れた人、お疲れ様でした。

ゴールデンウィーク中、空井戸は毎日開店、
つまり全開、毎日店の前を眺めていました。

退屈と言えば退屈だったのですが、
ある日、店の前の交差点で一台の軽トラックが信号に引っ掛かりまして。
その軽トラの運転手は、ちょうど交差点に居る知人を見つけたらしく、
満面の笑顔でトラックから降り、知人に歩み寄り、1mも離れようかと言うその時。
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ゆら~っと、軽トラがバックし始めたのです。

ゆるゆると軽トラはさがる、オッサンは笑顔で進む、そしてその距離は離れる。
その瞬間、ガラス越しに見つめる自分にとって、ガラスは画面であり、
オッサンと軽トラの関係は絶妙な間合いを共有するコメディアンになったのです。

自分はまるでドリフを見ているかの如く、笑いながら心の中で言うべき事を言いました。
「後ろ後ろ~!」

心の声が通じたのか、超自然的な力が働いたのか、
オッサンは振り向き、とてもオーバーリアクションで驚き、
本気さの欠片も無いヒョイヒョイとした足取りで、軽トラに組み掛かって、
サイドブレーキを引いたのでした。



時間にして約5秒。
それがゴールデンウィーク最大の思い出です。
いやぁ、良いモノ見せて貰ったなぁ・・・感無量。
by kaleidocycle | 2009-05-06 20:54 | 無駄

茶。

いつもより少し早く起きて、お茶を買いに行って来ました。
ゴールデンウィークの影響により、空井戸のお茶っ葉消費量急増で、
思いの外早く切らしてしまったのです。



お茶っ葉なんてのは、近所のスーパーで買えば良い様なモノなのでしょうが、
そう簡単に流す事も出来ません、何故なら・・・。
京都市内から少し足を延ばせば、宇治・田原・朝宮と、
日本有数のお茶処がすぐそこにあり、
そして何より、自分は宇治生まれの宇治育ちだという事!



実家の裏には茶畑、小・中・高と通学路脇にも茶畑、
幼児でも「玉露」という言葉を知っており、
煎茶・番茶・ほうじ茶の違いを、頭ではなく体で覚え、
夏には抹茶に砂糖を加えたグリーンティーが各家庭で愛飲される。
小学校の手洗い場には、極熱のほうじ茶が出る蛇口があり、
中学生が許されるアルバイトは、年末年始の郵便配達とお茶摘み。

そんな、どっぷりお茶浸しの「宇治民」人生で御座いますから、
「どうせならうまい茶を飲みたい」と願う事は至極当然。



そんでまぁ、京都市左京区から比叡を越えて、
大津市を抜け宇治田原でお茶っ葉を手に入れ、
宇治市内を通って再び京都市内と、グルッと時計回りの午前中。
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そんなこんなで、無事お茶っ葉を切らす事無く、
今日もポットは、うまくて安いお茶で満たされているのです。
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自宅のある京都市左京区から、宇治田原まで往復約70km程。
のんびり走るには良い距離なので、
ゴールデンウィークにまだ余裕がある人は、お茶を目指してサイクリングも良いかもしれませんな。

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by kaleidocycle | 2009-05-04 20:01 | 無駄

長期休みの使い方例。

ゴールンデンウィーク、ついに始動。
楽しく過ごしてますか?

自分はゴールデンウィーク一歩先取り、
個人的趣味である原発観光へ行って参りました。



田舎道走るも、田舎道らしからぬ車・単車・自転車・人・犬の群れ。
群れから離れたい、そんな願いを叶えられたのは海へ出てから。
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道が狭い、という理由は人を遠ざける。

田舎へ行きたいという都会人。
けれど、苦労してまで田舎へ行こう、
そんな人は少ないらしく、
離合困難な道を抜けた半島の先には、
棚田の向こうに映る、
船の浮かぶ湾の泣きそうに美しい姿。

呆ける様にジッと見入る。
何か重要な情報があるかの如く、
吸い寄せられて、ただ見入る。

掛けた時間以上に価値の有る風景。
そう思うから、此処に来る。






打ち捨てられた工場の中に、
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勢い燦然と輝かす、
自衛隊広報。

この様なモノを、
違和感をもって、
捉える自分と、
この様なモノを、
日常の労働の中に、
据えていた、
今は居ない誰かと。

その距離を想う。





本来は穀物を貯蔵するサイロ。
遠くから見た事はあるけれど、打ち捨てられて初めて内部が見えるという不条理感。
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FRP製と思しき天井から注ぐ、
セピアな日光の変性物は、
偶然、気軽に、そんな風に覗く、
不躾な気持ちを吸い寄せて、
此処へおいでと、柔らかく誘う。

脳裏に浮かぶは「砂の女」。
嬉しい程の危険さ。
危険と呼べる程の嬉しさ。














海岸線を走る。

ガソリンスタンドが。
パチンコ屋が。
コンビニエンスストアが。
ラーメン屋が。
カラオケ屋が。

何もかもが用を成す事無く、潰れている。
その中で光り輝く、火力発電所。
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途方も無い大きさ。
この筒の中を、
通ってくるのは、
一体何なのか?

石炭とか、ガスとか、
そんなではなくて、
何かもっと。

自分の必要とする、
計り知るレベル、
そんなモノではなく、
何か人類の英知の、
・・・だと良いね!


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まぁ知り得ようが知り得まいが、
排気塔はとてもとても、
手の届かない様な高さを示し、
自分の議決権を拒否する。

貴様が何と言おうと、
どんな道理を振り翳そうと、
其処に居る、と。

そんな存在に拒否感を感じながらも、
同時に魅力も感じる畜生加減。









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海沿いの道の頼り無さ。
地元の人が必要とし、
そして自分が通りたいと願うこの道も、
それだけでは存在し得ない。

もっと大きな、
もっと多くの、
民意が無ければ、有り得ない。

そんなのが民意なのだとするなら、
民意ってのはチョットした、
いじめっ子みたいな存在かもしれない。
子供にとっての、押しても押せぬ力。


なんて軽口想いながら、海を左に行く。




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ひしゃげたトラックの残滓物の、
その隙間から光を求める雑草。

光在る場所が活き、
光当たらぬ場所は萎びる。

応援と言うほどでは無いけれど、
まぁ出来る範囲で尽力せいよ、
と、意思があるなら尊重する、
そんな意思を此方も示してみたり。












田舎へ行くと、人は時に意思の侭為らん事を、
いや、意思の侭なるという妄想を持っている事を、
見せ付けられる感がある。

人は生かされている、と言う事を、
観念的ではなく、ほぼ暴力として、押し付けられる。

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この景観を見ると、この土地を愛する人の気持ちは分かる。
それと同時に、その危うさも分かってしまう。

自分は、この様な景観が好きだ。
しかし、その稀有な事の悲しさと言うのは・・・、
今の喜びへと、とても転化出来たモノではなく、
ただジンワリと見つめる今の時間を愛でる以外に無い。

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by kaleidocycle | 2009-05-02 00:55 | 無駄

帷子辻。

だいたい毎日通る、或る道で、
何日前かはもう定かで無いのですが・・・鳩が轢かれて薄くなって居りました。

憐れんだからとて何になる訳でも無く、
動物とは何とペシャンコになるものか、
なんて漠然と考えながら横を通り過ぎる毎日の中。

日々、少しずつ、肉体であったモノが、流され、消えて行く。
その様正に九相図。
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けれど、どうしても最後の羽が、
流れて側溝を伝わり地下の下水口に消える事無く、
アスファルトの上に存在を誇示し続けるのです。



どんな美女もやがて朽ち果てるという、世の無常を示す九相図。
右京区には九相図に描かれた故事に由来する「帷子辻」という地名もありますし、
夢野久作のドグラマグラにも出て来ました。

そう、周りに溢れ、言わばもう語り尽くされた命題であるはず。
あるはずなのですが、しかし輪廻の輪に入って行くという事は、
簡単に伝わる程お手軽インスタントなモノでも無い事も確かで、
鳩一匹消えゆく事も侭為らん、況や・・・。



最近、頭の上が曇天です。
地球上の水の量は決まっているのだから、曇る時もあれば晴れる時もあるのですが、
今まで晴ればかりで、在る事を忘れかけていた雲が頭上を重く覆ってきています。

近しい人や、その身内の人、己の親族と、病の話が次々に飛び込んで来るのです。
そんな今の状況も、「無常」の一言で整理できるはずなのに、
どうしても何かが余ってはみ出してしまっている様な、そんなで。

悲しいとか、大変だとかそういう明確な気持ちでは無いから、
凡夫たる自分は、天を仰ぎ、
ただその不安が何色なのか確かめようと目を凝らす事しか出来ない。



誕生日があれば、メデタイメデタイと騒ぎ立てたい気もするけれど、
騒いだ振り幅の分だけ、やがて降り出す別れの雨が大きく返って来るのではないか、
そんな思いが、ジッとするというフリーズ状態を答えとする。

やがて晴れろとジッと待つ。
晴れる事と降る事は一対であると信じているから、
やっぱ濡れねばならぬのかと、諦めながらも晴れを待つ。

天に手が届く訳など無いのだから。
by kaleidocycle | 2009-04-29 20:14 | 無駄

ミライズ。

ご覧頂けましたか?
本屋に並ぶ、某自転車雑誌の表紙に、何と己の姿が。

驚きです。ええ、誰よりも自分が一番驚きました。
そして、何だか少し嬉しかったり、少し偉くなった気がしたりするのですが、
この気持ちの源泉の、何とも言えぬ気持ち悪さよ・・・。



人より目立つ、目立つと言う事は稀少、つまり価値がある。
そんな論理思考の元、自分の価値が認められた事の証明として、
「雑誌掲載」という事実を受け取るから、その様な気持ちになるのでしょうが、
まぁ冷静に考えると分りますわな、そこに大した価値など無い事を。

しかし、客観的目線よりも、己の中の「稀少な体験」という軸での目線を、
自動的に優先させる行為は、凡夫にして如何ともし難く、
故に、据わりの悪い不安定な感覚を覚えるのかと思ったり思わなかったり・・・う~ん。


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去る土曜の、日暮れも迫ろうかと言う頃。
一週間の労働から解放された安堵感増す街を背に、
北の山へ向かっていました。

何時に、どの位の距離を、どのルートで、何に乗って。
そんな事も、日が射す間は重要かもしれないけれど、
日が沈むにつれ、消えて行く影と共に徐々に意味を失い。

ただ、暗い峠道を、LEDの照らす先を目印に、
息を切らし、汗をかき、永遠とも思える足の上下運動を繰り返し、
ただただ、目的地に向かったのです。

その時の、
何故か日中とは全く違う様に感じる峠の辛さ加減、
発汗した後に浴びる山からの冷気の容赦無い冷たさ、
見えないダートの泥濘、安っぽい1LEDライトの光の力強さ、
現場に到着し、暗闇の中焚き火に照らされた人の顔を見た時の安堵感・・・その他諸々。

そんな色々は、残念ながらこんな字だけでは何も伝わりませんわな。
そう、夢の中の話を他人にしても、その面白さが何も伝わらないのと同じ様に。

まして写真で伝え様にも、
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コレではね。
何も伝わらんでしょう。


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そんな訳の分からん暗闇イベントを企画し、
周りの知人を巻き込んでの勝手な開催だった訳ですが、
参加した人には、良くも悪くもモヤモヤした経験が残ったはず。

それは何度も言う通り、字や画像では伝わら無い、無理がある。
だからこそ、伝えたいとするなら「尽力」しなければならない。
それを怠ったメディアに何が残るか?
前述した気持ち悪さだけが残るのだとすれば、
そんなメディアはただの産業廃棄物です。


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先日、今回表紙にして頂いた雑誌さんとは違う、
某雑誌さんから、掲載依頼を頂戴しました。
広告費を計上する事の出来ない、空井戸の様な小規模店舗には、
非常にあり難いお話です。
が、何様気取りなのか、お断りをしました。

理由は、この雑誌さんから以前依頼を受けた際の内容が、
「数日以内に、店舗画像と、自分で書いた店の紹介を、メールで送って下さい」
というモノだったからなのです。

読者からお金を頂いて、誌面を作るのに、
雑誌側からの観点も無しに、ローコストの手抜きしたとしても、
それでも雑誌も取材される方も両得でしょう?シナジーでしょう?なんて言われてる様でね、
サービス業舐めてんのか?ってな気持ちが消えなくて、
何様気取りなのか、お断りする事に至りました。



雑誌ってのは、本当に凄い力を持つモノだと思います。
だからこそ、呑み込まれてはいけない、
呑み込まれる事で安堵感を得てはいけない、
そんな反抗心も生まれるのです。

その反抗心は、やがて「もっとオモロイもん見せたる!」という、
モチベーションへと変化する、いや変化して欲しいと思います。
そして、結果的にメディアと、実際にユーザーさんへの窓口となる店舗とが、
本当の意味でシナジー出来て行ければ、そんなを願わずには居られません。


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度々愚痴ばかりでスイマセン・・・。
お詫びに、先日撮った、
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甲羅干しをしていると、カメラ持った中年が近付いて来たので、
サッと逃げ様としてみたけれど、石に甲羅が挟まって、
思う様に逃げられない亀の図。
by kaleidocycle | 2009-04-24 00:26 | 無駄

空井戸的スムージング。

空井戸の空井戸たる最後のピースとして先日嵌め込まれた、
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「デロンギ コーヒマシン」

豆を挽く所から落す所まで、
ボタン一つで数十秒。

落とされる豆は、
美山の「オオヤコーヒ焙煎所」から、
最高に美味いコーヒが、
定期的に配達され、
冷凍庫の中に新鮮な状態で常備。











自転車屋にそれが必要か?という声も有りましょうが、
此処で空井戸、こんなお店で御座いますと、改めまして自己紹介。
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まず、店の前には嘗て疎水であった、
「堀川」が再整備され、
車道よりも3mほど低い、
半地下公園として生まれ変わり、
微妙な憩いを提供中。

昼寝をしようと寝転んだ時、
空しか見えないってのは結構斬新。













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そこから地上に上ると、
そうさ、コレが空井戸サイクル。
元々狭い敷地面積に加え、
ソファなんか置いてしまっている為に、
如何ともし難いほどの狭さ加減。

でも大丈夫。
何せ店の前の歩道が妙に広いので、
路上にはみ出し営業中。

「ショーウィンドー」等と言う、
洒落たモノは無く、
寒ければ閉まり、暑ければ開く、
毛穴の様な正面ガラス戸あるのみ。

開口部は南西向きの為、
店内常に日光が射し込み、
よって照明器具は必要少なく、
月の電気代1,000円台。



で、二階に上りますと、
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自転車ウェアです。
レースウェアでも、
スポーツウェアでも、
どちらでも無い、
それ以外の、
自転車ウェアです。

そればっかです。
カバンもあります。

何れにしろ、
知っているけど、
触った事の無い、
そんなモノご紹介。


3階は倉庫と会議室。
会議室って?
特に意味は無いのですがただの和室です。
カブで大阪から持って来た卓袱台が鎮座しております。


そして屋上。
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北・東・西と山がぐるり見える。
五山の送り火も、
大文字・左大文字・舟形と、
3つも見える!

東山から日が出、
嵐山に沈むまでずっと見える。
朝走って来た大比叡も、遠く鞍馬も。












と、まぁこんな感じの、
狭く、そして分かった様な分からん様な店ですが、
この何でも簡単に手に入る、便利至極な現代において、
「激安販売が売りでも、特殊技術が売りでも無い、
 そんな自転車屋の存在意義って・・・なんやろうか?」
と考えた結果がこの形にあるのです。



例えば、
一階の店の前は非常に広く、水道&ホースも有るので、
泥つけたまま帰ると怒られる・・・、でも洗い場はマンションには無い、
そんなマンション住まいのダートフリークには最高の洗い場を提供。

例えば、
走りに行った帰り、屋上に上り、簡易椅子に腰を下ろして、
「あぁ、あそこから今走ってきたか」そんな風に考えると何だか感無量。

例えば、
知り合いと連れ立って走りに行くその前日に、ルートの打ち合わせなんかとする時、
居酒屋に行って無駄に金を使う位なら、3階会議室で寄り合えば金は掛からない。

例えば、
何もする事がなくて、それでも家に居たくなくて、
誰にも会いたくなくなくて、そんな時。
無理にオシャレなカッフェーでコーヒ飲む位なら、此処で自分でコーヒ淹れて飲めばいい。



こんな場所、在ったら良いのではないかと、
自身勝手に思い込んで、作ってしまったのが空井戸サイクル。
これ全部タダで使えたら、そらええでしょ?
でもね、タダやとすぐに消えてしまいます、そらそうですわ。
霞喰うて活きるは仙人のみ。

だからと言って、場所幾らでお貸しますって話じゃないんです。
お願いしたいのは「仕事をさせて下さい」と言う事。

自転車店と言うのは、自転車及び用品を販売する事、紹介する事をはじめとして、
自転車と共にある生活全てを快適に過ごせる補助をする事で、
その存在意義と為す、そんな風に考えます。
だから、ホイル組む事も、用品販売する事も、座敷提供する事も、
全てひっくるめて、空井戸の仕事です。
そこに価値を見出して頂けるのであれば、
是非ユーザーとなり、店を支えてくれませんか?空井戸も全力でユーザーを支えます。



因みに、コーヒは無料サービスでは有りません。
しかし、正価もありません。
飲みたくなれば、自分で淹れて、自身、コレくらいの価値はある、
と思った分だけ、誰も見ていない貯金箱に入れて頂く。
つまり、無人販売所+投げ銭方式。

・・・辛気臭いで申し訳無いなぁとも思うのですが、
それでも、自分の損得ってモンを皆さん自身でマネジメントして貰いたい。
だってその方が絶対・・・何やろ・・・良いと思うんですわ。



お茶に掛かるコストを、空井戸で安くコーヒ飲んで浮かして、
お金を貯めて、自転車維持管理に回そうぞ!
居酒屋に掛かるコストを、空井戸会議室で浮かして、
お金を貯めて、自転車を自分で納得できる形にして行こうぞ!

皆さんに「こんな良いモノゲットして下さい!」と言うと同時に、
皆さんに「ここのロスをカットして下さい!」と提案する。
コレが空井戸スムージング。

まぁ余計なお節介かもしれんけどね・・・。
by kaleidocycle | 2009-04-10 19:36 | 無駄

ぽたりing。

寒さで目が覚めた、未だ空も明け切らん時刻。
外に出ると寒い寒い。
比叡を見上げると、
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あ、白い。
今日、比叡を走りに行くと言っていた彼人は如何するのだろう?
行くのか?行けばそれはそれで辛くてオモロイやろうけど。



等と如何でも良い事を考えながら、行く先決める事も無く、
取りあえずいつもの準備だけを持って、何処でも行ける自転車で走り出す。

大きく方面を分ける分岐路まで、脳内地図を広げ行く先を考える。
四方の山は何れも白を頂いているからには、
あまり高度を上げると、雪が積もってる事は間違い無いので・・・、
よし、あそこの旧峠越えよう!



通りなれた田舎道をのんびり走る。
はらはらと雪まみえるも、空の色は高気圧の硬い青。
寒く無いと言える程に体温が上って来たら、エイヤっ!と足に力を入れる。
腿と、膝と、脹脛と、踝がビュンビュンとしなって、スピードに乗って行く。
カッコええ!俺の脚!なんて独りごっこしながら、息上げながら。
誰も見て無いし、誰に比べられる訳でも無いから、ごっこだけなら人畜無害。

大通りから逸れ、坂を上る。
一番軽いギアで良い、遅くとも結果上れればそれで良い。
大事な事は、その調子のまま、幾らでも漕げるという自分のポイントを守りきる事。
例えこの坂がこのまま10km続こうと、20km続こうと。
その余裕が、遠くへ攻め込む力の泉となる。



アスファルトを逸れ、旧道に入る。
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雨でしっとりとしながらも、湿気を感じさせない程キリッと締まった冷たい空気は、
ビールの様な気持ちの良い喉越し、ドンドン吸える。
吸って、吐いて、吸って、吐いて。ゴチです。
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峠の取っ掛かりで一休み。
飛行機の音が雲に跳ね返って、ゴウンゴウン唸る。
それが行過ぎると、さっきまで降っていた雨が、
木の枝や、葉、枯れ草、岩、その他そこらじゅうのモノを伝って落ちる音が、
そこかしこに溢れ、その真ん中で呆けると同時に、やっと起きた気になった自分。

水はこうしてジワァ~っと浸透して行くんやなぁ、
今何だか気分が良いのも、吸って吐いてを繰り返している内に、
山の湿気が体に浸透しているからかも知らんな。



で、何故か「そうか、だからコーヒーはジワァ~っと落すんか。」と、
分かった様な分からん様な事を考え、
帰ったらたっぷり時間を掛けてコーヒーを落してみようと、決意する。
by kaleidocycle | 2009-04-02 23:00 | 無駄

嘘、かむかむ。

エイプリルフールたる本日4月1日の業務を終え、
愛車ミドリムシことSurly1x1を持ち上げた時、
感じてしまった、「ん?軽い」と。

しまった、と言うのは元々何も軽くはない、何なら固太り仕様の一台だから。
いつも「もうチョッと、チョッと軽くしたい・・・」と考えていたにも拘わらず、
フと感じたこの感覚の泉は一体なんなのか?

嘘なのか?この感覚は若しかして嘘なのか・・・?


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ペシミスティックな話で申し訳無いんですが、
自分は「友達」という言葉が、あまり好きではありません。
その意味する所の曖昧さや、免罪符的な甘えに抵抗があるから。

それでも、30年以上も生きて来たからには、
「友達」と呼ぶしかない人間が居ないでもない。



で、その「友達」は、基本的にはダメ野郎の如何しようも無い奴で、
けっして人の尊敬心を煽る様なタイプではない。
けど、彼との付き合いはそれなりに長く、
もう人生の半分以上をつかず離れず過して来ている。

その中で、彼がとても輝いた瞬間もあれば、曇みに曇んだ時期もあったけれど、
そこに変化などは無く、ただ彼が居たと言う事を、自身の目で確認してきた。
つまり、彼の中の「凄い」と、彼の中「くだらない」は、
一つである事を、確認できた事、それが化学変化し信頼となった。



反面、自分も彼に見られて来たはず。
自分がピッカリ輝いた瞬間も、ドロっと曇んだ瞬間も見られて来た。
だから彼は知っているだろう、自分が最高で最低な人間だという事を。
そして判別も出来るだろう、最高と最低の違いを。



つまり何が言いたいかってーと。
本当に最高の人間なんて存在は「嘘」じゃないかいね?
少なくとも自分はそんなモンの存在信じれんのですわ。

だけれど世間では、産まれ持って最高かの様な存在や、
その存在を疑いもせず、熱心に仰いで拝む事が当然の様になっているなら、
信頼する足るモノなんざ、然程も無くて当然。
そんな中で、嘘ついて良い日ってなぁ、
ブラックなユーモアだねってなモンで。


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自転車の重い・軽いも、人の凄いもシャバイも、
絶対的でも一方的でもなく、必ず自分の視点が軸に在る。
それを感じれる瞬間に耳欹ててないと、
フッと逃がしてしまうと、そんなに損な事はこの世にそうそうありはしない。

ミドリムシはミドリムシ、
高級車でも高性能車でも軽量車でもレアアイテムでもありゃしない。
ただ、ある日は空飛ぶ様な軽いペダリングを提供するだろうし、
また次の日には泥沼の様な手応えの無さに辟易とさせるだろう。

その差を繰り返す事で腐れ縁は構築され、
やがて好き嫌いを越えた感情を持てる様になる。
いや、そうなる日の近からん事を信じ、付き合っていく。



噛めば噛むほど味増すスルメ。
噛めば噛むほど嘘は千切れる。
飽きた人から損するで。
by kaleidocycle | 2009-04-01 23:57 | 無駄

変化バンザイ。

「またパソコンが故障してしまった」

人間、耐性というモノが生まれる様で、
二度目の今度は、まぁ仕方ないか、そんな風に諦めて考える事も容易。
心の平穏は経験と諦めから来るのかもしれない、
等と、無駄な事ばかり考えた昨晩からの流れ。



頂いたお土産の魚。
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保冷剤の入った発泡スチロール箱を如何に持って帰るか?
カバンに入れる?手で下げて持って帰る?



そんな選択の幅を更に広げるべく、空井戸に常備されている、
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マイトレーラー。
トラックエンドの車両にワンタッチで取り付け出来る様に改造済みなので、
モノを運ぶ用事が突如出来た時!自動車を持たない自分を支えてくれるイカした奴。

一輪のトレーラーは、牽引している感覚が全く無い程、
自然な動きをしますので、興味のある人は臆する事無く使ってみましょう。
が、欠点もあり、それは・・・。

朝起きて、トレーラー引いて帰って来たついでに、
店で飲むお茶と水を、激安で売っているあの店に買いに行こう!
となった時。
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積みますわな、一箱、二箱、三箱と。
一箱目は良いですが、二箱目でバランスが怪しくなり、
三箱目で、チョットした技の世界に入ります。すり抜けがとても危険な状態に。
そう、剛性の無さから、左右にとても揺れてしまうと言う事。

なので、重量物を積む場合はやはり、
キャディーファン等の二輪のトレーラーに分がある様です。
しかし、一輪の軽快さやシンプルさも捨て難い。
いやいや、実用性の二輪の方が・・・う~ん。




と考える事にも飽きて来たとしても、店にパソコンが無いので、
ヤフーニュースをポチポチ見ながら、与太話に花を咲かせる事も無く、
店の前を只管凝視し続ける。
色々な人が前を行く。その殆どが老人である。
犬の散歩率が非常に多い。通る自転車のママチャリ率もまた多い。

ん?店の前に、コンビニの袋が落ちている。
誰や、こんな所にゴミ放る奴は、けしからん。
店のゴミ箱に放り込もうと摘み上げると・・・重い。
中を見ると、1kg位ありそうな大きなアイスクリームの箱。
「あぁ、アイス買いに行って、落して行ったのか」と考え、
ならば、中身は融けた液状アイスなのか、ならばドブに流さねば、と、
蓋を開けてみると・・・中には・・・・・美味しく炊いたお肉がギッシリ。

誰やねん!人の店の前に炊いたお肉落していく奴は!
と、憤慨しながらもオモロイからまぁ良い。



気を落ち着かせ、肉はゴミ袋に封印し、再び外を見る。
トラックが止まる。そして視線はその幌に吸い寄せられる。
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寺尾さんの「ヲ」もどうかと思うが、そもそも貸物屋という商売自体始めて知る業種な事、
そして何より電話番号が「良いよ!ぃ良ろし!」という無理矢理さ加減。
ダウトの波状攻撃。

こうなると、もう、助手席に乗るベテランっぽいオッちゃんが、
嵌めてる軍手の妙な白さ加減さえも面白くなってくる。
暇って良いね、暇バンザイ。



そうこうする内に日は沈み始め、明日にオープンを控えた、
空井戸前の(仮)堀川公園は、プレのライトアップイベントが始まり、
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川に沿って蝋燭の日が流れる。
且つては暴れ川、最近ではただのドブだった堀川は、
明日から公園へと生まれ変わる。

官民で言えば、正直官の空回りといった風情を感じないでも無いが、
それでも、空井戸にとっては非常に嬉しい事。
この公園を使って、あんな事こんな事が出来るかな?出来ぬかな?



ライトアップが終わり、近所の子供達が退けてしまうと、
あとはもう、ただ静かに、
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届いたばかりのCOGマガジンの、
クラシックバイクで疾走するオッサンの写真を眺めたり。

日本から見れば「神風」で済ましがちな元寇を、
元と高麗側からの視点で書いた「風濤」なる小説を読んだり。

発作的に展示車組み立てたりして、閉店までの時間を過ごす。



そんな今日でした。
明日は堀川のオープンですので、出店のたこ焼き喰ったり、
パンク修理したり、発作的に展示車の仕様を変えたり、
ドライフラワーを回収したりして過すと思います。

パソコンの無い空井戸、それはそれでバンザイ。
by kaleidocycle | 2009-03-28 23:39 | 無駄

ラッキーライフ。

春の訪れが確定的となった今日この頃。
暑くも寒くも無く、虫が出て居ない今自転車に乗らずして、
一体いつ乗るというのか?



と言う事で本日は空井戸、臨時休業頂きまして、
オンロードかオフロードか、迷いに迷った昨晩を経て、
今日昼に居たのは、
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山。
京都市内から程近い、飽きるまでダブルトラックを走れると言う某所へ。



「自然大好き」な空気を一切感じさせないミスフィッツをBGMに、
綺麗なアスファルトの峠を進むと、路面は段々荒れ始め、
やがてアスファルトは途切れる。
そこまで来たら此処は山だ!と言えるのですが、そこまで行かずとも、
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鹿が山を感じさせてくれる。

京都は元々、お土産屋で売れる程に鹿が居るのですが、
最近、鹿を見る回数がやたら増えた気がします。
しかも警戒心の欠片もアリャしない。なら、いっそ捕まえてみたい。



そんな、鹿にそっと近付いて驚かす事によって人の危険性を伝えたり、
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川に迫り出し過ぎて宙に浮いてしまっている木を見たりしている内に、
苦行の様なアプローチは終わり、登りダートで足を温めた後は、
フラットなダートに飛び込む!



少し砂利の浮いた林道の下りを飛ばす、単純な面白み。
たまにハンドル取られて怖くても、ハンドル取られるから面白い。
前を見て、次に行くべきタイヤの行く先を考える。
と、視界に黒い塊が。すわっ!熊の糞か!と、止まって見るに、
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カエル。
春なので出て来たが、も一つ眠気が覚めない様で、
半眼のまま動きません。
突付きたい衝動に駆られますが、自分が眠い時に突付かれると嫌なので、
黄金律に従い、その場を後に。



こんなダブルトラックがあるのは、当然林業で必要だからであり、
木を植えたり、伐ったりしている場面にもよく出会います。
そして、木を切り捲った、
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切り株の墓場にも。



独りで何の目的も無く、こうして自転車で走っている時間は何物にも代え難い。
なので、そもそも「MTBが好きなのか?」と言うと、
MTBが好きなのではなく、こうしてウロウロするのに最も適した道具がMTBだったという、
それだけの話なのかもしれません。

それでも、原因・過程・経過は如何あれ、
MTBという道具が在ってくれて、本当に嬉しく思います。
そう、自分はラッキーだと、MTBが思わせてくれるのです。
by kaleidocycle | 2009-03-19 23:08 | 無駄


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