井戸端監視カメラ



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ミライズ。

ご覧頂けましたか?
本屋に並ぶ、某自転車雑誌の表紙に、何と己の姿が。

驚きです。ええ、誰よりも自分が一番驚きました。
そして、何だか少し嬉しかったり、少し偉くなった気がしたりするのですが、
この気持ちの源泉の、何とも言えぬ気持ち悪さよ・・・。



人より目立つ、目立つと言う事は稀少、つまり価値がある。
そんな論理思考の元、自分の価値が認められた事の証明として、
「雑誌掲載」という事実を受け取るから、その様な気持ちになるのでしょうが、
まぁ冷静に考えると分りますわな、そこに大した価値など無い事を。

しかし、客観的目線よりも、己の中の「稀少な体験」という軸での目線を、
自動的に優先させる行為は、凡夫にして如何ともし難く、
故に、据わりの悪い不安定な感覚を覚えるのかと思ったり思わなかったり・・・う~ん。


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去る土曜の、日暮れも迫ろうかと言う頃。
一週間の労働から解放された安堵感増す街を背に、
北の山へ向かっていました。

何時に、どの位の距離を、どのルートで、何に乗って。
そんな事も、日が射す間は重要かもしれないけれど、
日が沈むにつれ、消えて行く影と共に徐々に意味を失い。

ただ、暗い峠道を、LEDの照らす先を目印に、
息を切らし、汗をかき、永遠とも思える足の上下運動を繰り返し、
ただただ、目的地に向かったのです。

その時の、
何故か日中とは全く違う様に感じる峠の辛さ加減、
発汗した後に浴びる山からの冷気の容赦無い冷たさ、
見えないダートの泥濘、安っぽい1LEDライトの光の力強さ、
現場に到着し、暗闇の中焚き火に照らされた人の顔を見た時の安堵感・・・その他諸々。

そんな色々は、残念ながらこんな字だけでは何も伝わりませんわな。
そう、夢の中の話を他人にしても、その面白さが何も伝わらないのと同じ様に。

まして写真で伝え様にも、
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コレではね。
何も伝わらんでしょう。


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そんな訳の分からん暗闇イベントを企画し、
周りの知人を巻き込んでの勝手な開催だった訳ですが、
参加した人には、良くも悪くもモヤモヤした経験が残ったはず。

それは何度も言う通り、字や画像では伝わら無い、無理がある。
だからこそ、伝えたいとするなら「尽力」しなければならない。
それを怠ったメディアに何が残るか?
前述した気持ち悪さだけが残るのだとすれば、
そんなメディアはただの産業廃棄物です。


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先日、今回表紙にして頂いた雑誌さんとは違う、
某雑誌さんから、掲載依頼を頂戴しました。
広告費を計上する事の出来ない、空井戸の様な小規模店舗には、
非常にあり難いお話です。
が、何様気取りなのか、お断りをしました。

理由は、この雑誌さんから以前依頼を受けた際の内容が、
「数日以内に、店舗画像と、自分で書いた店の紹介を、メールで送って下さい」
というモノだったからなのです。

読者からお金を頂いて、誌面を作るのに、
雑誌側からの観点も無しに、ローコストの手抜きしたとしても、
それでも雑誌も取材される方も両得でしょう?シナジーでしょう?なんて言われてる様でね、
サービス業舐めてんのか?ってな気持ちが消えなくて、
何様気取りなのか、お断りする事に至りました。



雑誌ってのは、本当に凄い力を持つモノだと思います。
だからこそ、呑み込まれてはいけない、
呑み込まれる事で安堵感を得てはいけない、
そんな反抗心も生まれるのです。

その反抗心は、やがて「もっとオモロイもん見せたる!」という、
モチベーションへと変化する、いや変化して欲しいと思います。
そして、結果的にメディアと、実際にユーザーさんへの窓口となる店舗とが、
本当の意味でシナジー出来て行ければ、そんなを願わずには居られません。


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度々愚痴ばかりでスイマセン・・・。
お詫びに、先日撮った、
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甲羅干しをしていると、カメラ持った中年が近付いて来たので、
サッと逃げ様としてみたけれど、石に甲羅が挟まって、
思う様に逃げられない亀の図。
by kaleidocycle | 2009-04-24 00:26 | 無駄

空井戸的スムージング。

空井戸の空井戸たる最後のピースとして先日嵌め込まれた、
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「デロンギ コーヒマシン」

豆を挽く所から落す所まで、
ボタン一つで数十秒。

落とされる豆は、
美山の「オオヤコーヒ焙煎所」から、
最高に美味いコーヒが、
定期的に配達され、
冷凍庫の中に新鮮な状態で常備。











自転車屋にそれが必要か?という声も有りましょうが、
此処で空井戸、こんなお店で御座いますと、改めまして自己紹介。
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まず、店の前には嘗て疎水であった、
「堀川」が再整備され、
車道よりも3mほど低い、
半地下公園として生まれ変わり、
微妙な憩いを提供中。

昼寝をしようと寝転んだ時、
空しか見えないってのは結構斬新。













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そこから地上に上ると、
そうさ、コレが空井戸サイクル。
元々狭い敷地面積に加え、
ソファなんか置いてしまっている為に、
如何ともし難いほどの狭さ加減。

でも大丈夫。
何せ店の前の歩道が妙に広いので、
路上にはみ出し営業中。

「ショーウィンドー」等と言う、
洒落たモノは無く、
寒ければ閉まり、暑ければ開く、
毛穴の様な正面ガラス戸あるのみ。

開口部は南西向きの為、
店内常に日光が射し込み、
よって照明器具は必要少なく、
月の電気代1,000円台。



で、二階に上りますと、
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自転車ウェアです。
レースウェアでも、
スポーツウェアでも、
どちらでも無い、
それ以外の、
自転車ウェアです。

そればっかです。
カバンもあります。

何れにしろ、
知っているけど、
触った事の無い、
そんなモノご紹介。


3階は倉庫と会議室。
会議室って?
特に意味は無いのですがただの和室です。
カブで大阪から持って来た卓袱台が鎮座しております。


そして屋上。
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北・東・西と山がぐるり見える。
五山の送り火も、
大文字・左大文字・舟形と、
3つも見える!

東山から日が出、
嵐山に沈むまでずっと見える。
朝走って来た大比叡も、遠く鞍馬も。












と、まぁこんな感じの、
狭く、そして分かった様な分からん様な店ですが、
この何でも簡単に手に入る、便利至極な現代において、
「激安販売が売りでも、特殊技術が売りでも無い、
 そんな自転車屋の存在意義って・・・なんやろうか?」
と考えた結果がこの形にあるのです。



例えば、
一階の店の前は非常に広く、水道&ホースも有るので、
泥つけたまま帰ると怒られる・・・、でも洗い場はマンションには無い、
そんなマンション住まいのダートフリークには最高の洗い場を提供。

例えば、
走りに行った帰り、屋上に上り、簡易椅子に腰を下ろして、
「あぁ、あそこから今走ってきたか」そんな風に考えると何だか感無量。

例えば、
知り合いと連れ立って走りに行くその前日に、ルートの打ち合わせなんかとする時、
居酒屋に行って無駄に金を使う位なら、3階会議室で寄り合えば金は掛からない。

例えば、
何もする事がなくて、それでも家に居たくなくて、
誰にも会いたくなくなくて、そんな時。
無理にオシャレなカッフェーでコーヒ飲む位なら、此処で自分でコーヒ淹れて飲めばいい。



こんな場所、在ったら良いのではないかと、
自身勝手に思い込んで、作ってしまったのが空井戸サイクル。
これ全部タダで使えたら、そらええでしょ?
でもね、タダやとすぐに消えてしまいます、そらそうですわ。
霞喰うて活きるは仙人のみ。

だからと言って、場所幾らでお貸しますって話じゃないんです。
お願いしたいのは「仕事をさせて下さい」と言う事。

自転車店と言うのは、自転車及び用品を販売する事、紹介する事をはじめとして、
自転車と共にある生活全てを快適に過ごせる補助をする事で、
その存在意義と為す、そんな風に考えます。
だから、ホイル組む事も、用品販売する事も、座敷提供する事も、
全てひっくるめて、空井戸の仕事です。
そこに価値を見出して頂けるのであれば、
是非ユーザーとなり、店を支えてくれませんか?空井戸も全力でユーザーを支えます。



因みに、コーヒは無料サービスでは有りません。
しかし、正価もありません。
飲みたくなれば、自分で淹れて、自身、コレくらいの価値はある、
と思った分だけ、誰も見ていない貯金箱に入れて頂く。
つまり、無人販売所+投げ銭方式。

・・・辛気臭いで申し訳無いなぁとも思うのですが、
それでも、自分の損得ってモンを皆さん自身でマネジメントして貰いたい。
だってその方が絶対・・・何やろ・・・良いと思うんですわ。



お茶に掛かるコストを、空井戸で安くコーヒ飲んで浮かして、
お金を貯めて、自転車維持管理に回そうぞ!
居酒屋に掛かるコストを、空井戸会議室で浮かして、
お金を貯めて、自転車を自分で納得できる形にして行こうぞ!

皆さんに「こんな良いモノゲットして下さい!」と言うと同時に、
皆さんに「ここのロスをカットして下さい!」と提案する。
コレが空井戸スムージング。

まぁ余計なお節介かもしれんけどね・・・。
by kaleidocycle | 2009-04-10 19:36 | 無駄

ぽたりing。

寒さで目が覚めた、未だ空も明け切らん時刻。
外に出ると寒い寒い。
比叡を見上げると、
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あ、白い。
今日、比叡を走りに行くと言っていた彼人は如何するのだろう?
行くのか?行けばそれはそれで辛くてオモロイやろうけど。



等と如何でも良い事を考えながら、行く先決める事も無く、
取りあえずいつもの準備だけを持って、何処でも行ける自転車で走り出す。

大きく方面を分ける分岐路まで、脳内地図を広げ行く先を考える。
四方の山は何れも白を頂いているからには、
あまり高度を上げると、雪が積もってる事は間違い無いので・・・、
よし、あそこの旧峠越えよう!



通りなれた田舎道をのんびり走る。
はらはらと雪まみえるも、空の色は高気圧の硬い青。
寒く無いと言える程に体温が上って来たら、エイヤっ!と足に力を入れる。
腿と、膝と、脹脛と、踝がビュンビュンとしなって、スピードに乗って行く。
カッコええ!俺の脚!なんて独りごっこしながら、息上げながら。
誰も見て無いし、誰に比べられる訳でも無いから、ごっこだけなら人畜無害。

大通りから逸れ、坂を上る。
一番軽いギアで良い、遅くとも結果上れればそれで良い。
大事な事は、その調子のまま、幾らでも漕げるという自分のポイントを守りきる事。
例えこの坂がこのまま10km続こうと、20km続こうと。
その余裕が、遠くへ攻め込む力の泉となる。



アスファルトを逸れ、旧道に入る。
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雨でしっとりとしながらも、湿気を感じさせない程キリッと締まった冷たい空気は、
ビールの様な気持ちの良い喉越し、ドンドン吸える。
吸って、吐いて、吸って、吐いて。ゴチです。
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峠の取っ掛かりで一休み。
飛行機の音が雲に跳ね返って、ゴウンゴウン唸る。
それが行過ぎると、さっきまで降っていた雨が、
木の枝や、葉、枯れ草、岩、その他そこらじゅうのモノを伝って落ちる音が、
そこかしこに溢れ、その真ん中で呆けると同時に、やっと起きた気になった自分。

水はこうしてジワァ~っと浸透して行くんやなぁ、
今何だか気分が良いのも、吸って吐いてを繰り返している内に、
山の湿気が体に浸透しているからかも知らんな。



で、何故か「そうか、だからコーヒーはジワァ~っと落すんか。」と、
分かった様な分からん様な事を考え、
帰ったらたっぷり時間を掛けてコーヒーを落してみようと、決意する。
by kaleidocycle | 2009-04-02 23:00 | 無駄

嘘、かむかむ。

エイプリルフールたる本日4月1日の業務を終え、
愛車ミドリムシことSurly1x1を持ち上げた時、
感じてしまった、「ん?軽い」と。

しまった、と言うのは元々何も軽くはない、何なら固太り仕様の一台だから。
いつも「もうチョッと、チョッと軽くしたい・・・」と考えていたにも拘わらず、
フと感じたこの感覚の泉は一体なんなのか?

嘘なのか?この感覚は若しかして嘘なのか・・・?


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ペシミスティックな話で申し訳無いんですが、
自分は「友達」という言葉が、あまり好きではありません。
その意味する所の曖昧さや、免罪符的な甘えに抵抗があるから。

それでも、30年以上も生きて来たからには、
「友達」と呼ぶしかない人間が居ないでもない。



で、その「友達」は、基本的にはダメ野郎の如何しようも無い奴で、
けっして人の尊敬心を煽る様なタイプではない。
けど、彼との付き合いはそれなりに長く、
もう人生の半分以上をつかず離れず過して来ている。

その中で、彼がとても輝いた瞬間もあれば、曇みに曇んだ時期もあったけれど、
そこに変化などは無く、ただ彼が居たと言う事を、自身の目で確認してきた。
つまり、彼の中の「凄い」と、彼の中「くだらない」は、
一つである事を、確認できた事、それが化学変化し信頼となった。



反面、自分も彼に見られて来たはず。
自分がピッカリ輝いた瞬間も、ドロっと曇んだ瞬間も見られて来た。
だから彼は知っているだろう、自分が最高で最低な人間だという事を。
そして判別も出来るだろう、最高と最低の違いを。



つまり何が言いたいかってーと。
本当に最高の人間なんて存在は「嘘」じゃないかいね?
少なくとも自分はそんなモンの存在信じれんのですわ。

だけれど世間では、産まれ持って最高かの様な存在や、
その存在を疑いもせず、熱心に仰いで拝む事が当然の様になっているなら、
信頼する足るモノなんざ、然程も無くて当然。
そんな中で、嘘ついて良い日ってなぁ、
ブラックなユーモアだねってなモンで。


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自転車の重い・軽いも、人の凄いもシャバイも、
絶対的でも一方的でもなく、必ず自分の視点が軸に在る。
それを感じれる瞬間に耳欹ててないと、
フッと逃がしてしまうと、そんなに損な事はこの世にそうそうありはしない。

ミドリムシはミドリムシ、
高級車でも高性能車でも軽量車でもレアアイテムでもありゃしない。
ただ、ある日は空飛ぶ様な軽いペダリングを提供するだろうし、
また次の日には泥沼の様な手応えの無さに辟易とさせるだろう。

その差を繰り返す事で腐れ縁は構築され、
やがて好き嫌いを越えた感情を持てる様になる。
いや、そうなる日の近からん事を信じ、付き合っていく。



噛めば噛むほど味増すスルメ。
噛めば噛むほど嘘は千切れる。
飽きた人から損するで。
by kaleidocycle | 2009-04-01 23:57 | 無駄

変化バンザイ。

「またパソコンが故障してしまった」

人間、耐性というモノが生まれる様で、
二度目の今度は、まぁ仕方ないか、そんな風に諦めて考える事も容易。
心の平穏は経験と諦めから来るのかもしれない、
等と、無駄な事ばかり考えた昨晩からの流れ。



頂いたお土産の魚。
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保冷剤の入った発泡スチロール箱を如何に持って帰るか?
カバンに入れる?手で下げて持って帰る?



そんな選択の幅を更に広げるべく、空井戸に常備されている、
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マイトレーラー。
トラックエンドの車両にワンタッチで取り付け出来る様に改造済みなので、
モノを運ぶ用事が突如出来た時!自動車を持たない自分を支えてくれるイカした奴。

一輪のトレーラーは、牽引している感覚が全く無い程、
自然な動きをしますので、興味のある人は臆する事無く使ってみましょう。
が、欠点もあり、それは・・・。

朝起きて、トレーラー引いて帰って来たついでに、
店で飲むお茶と水を、激安で売っているあの店に買いに行こう!
となった時。
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積みますわな、一箱、二箱、三箱と。
一箱目は良いですが、二箱目でバランスが怪しくなり、
三箱目で、チョットした技の世界に入ります。すり抜けがとても危険な状態に。
そう、剛性の無さから、左右にとても揺れてしまうと言う事。

なので、重量物を積む場合はやはり、
キャディーファン等の二輪のトレーラーに分がある様です。
しかし、一輪の軽快さやシンプルさも捨て難い。
いやいや、実用性の二輪の方が・・・う~ん。




と考える事にも飽きて来たとしても、店にパソコンが無いので、
ヤフーニュースをポチポチ見ながら、与太話に花を咲かせる事も無く、
店の前を只管凝視し続ける。
色々な人が前を行く。その殆どが老人である。
犬の散歩率が非常に多い。通る自転車のママチャリ率もまた多い。

ん?店の前に、コンビニの袋が落ちている。
誰や、こんな所にゴミ放る奴は、けしからん。
店のゴミ箱に放り込もうと摘み上げると・・・重い。
中を見ると、1kg位ありそうな大きなアイスクリームの箱。
「あぁ、アイス買いに行って、落して行ったのか」と考え、
ならば、中身は融けた液状アイスなのか、ならばドブに流さねば、と、
蓋を開けてみると・・・中には・・・・・美味しく炊いたお肉がギッシリ。

誰やねん!人の店の前に炊いたお肉落していく奴は!
と、憤慨しながらもオモロイからまぁ良い。



気を落ち着かせ、肉はゴミ袋に封印し、再び外を見る。
トラックが止まる。そして視線はその幌に吸い寄せられる。
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寺尾さんの「ヲ」もどうかと思うが、そもそも貸物屋という商売自体始めて知る業種な事、
そして何より電話番号が「良いよ!ぃ良ろし!」という無理矢理さ加減。
ダウトの波状攻撃。

こうなると、もう、助手席に乗るベテランっぽいオッちゃんが、
嵌めてる軍手の妙な白さ加減さえも面白くなってくる。
暇って良いね、暇バンザイ。



そうこうする内に日は沈み始め、明日にオープンを控えた、
空井戸前の(仮)堀川公園は、プレのライトアップイベントが始まり、
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川に沿って蝋燭の日が流れる。
且つては暴れ川、最近ではただのドブだった堀川は、
明日から公園へと生まれ変わる。

官民で言えば、正直官の空回りといった風情を感じないでも無いが、
それでも、空井戸にとっては非常に嬉しい事。
この公園を使って、あんな事こんな事が出来るかな?出来ぬかな?



ライトアップが終わり、近所の子供達が退けてしまうと、
あとはもう、ただ静かに、
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届いたばかりのCOGマガジンの、
クラシックバイクで疾走するオッサンの写真を眺めたり。

日本から見れば「神風」で済ましがちな元寇を、
元と高麗側からの視点で書いた「風濤」なる小説を読んだり。

発作的に展示車組み立てたりして、閉店までの時間を過ごす。



そんな今日でした。
明日は堀川のオープンですので、出店のたこ焼き喰ったり、
パンク修理したり、発作的に展示車の仕様を変えたり、
ドライフラワーを回収したりして過すと思います。

パソコンの無い空井戸、それはそれでバンザイ。
by kaleidocycle | 2009-03-28 23:39 | 無駄

ラッキーライフ。

春の訪れが確定的となった今日この頃。
暑くも寒くも無く、虫が出て居ない今自転車に乗らずして、
一体いつ乗るというのか?



と言う事で本日は空井戸、臨時休業頂きまして、
オンロードかオフロードか、迷いに迷った昨晩を経て、
今日昼に居たのは、
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山。
京都市内から程近い、飽きるまでダブルトラックを走れると言う某所へ。



「自然大好き」な空気を一切感じさせないミスフィッツをBGMに、
綺麗なアスファルトの峠を進むと、路面は段々荒れ始め、
やがてアスファルトは途切れる。
そこまで来たら此処は山だ!と言えるのですが、そこまで行かずとも、
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鹿が山を感じさせてくれる。

京都は元々、お土産屋で売れる程に鹿が居るのですが、
最近、鹿を見る回数がやたら増えた気がします。
しかも警戒心の欠片もアリャしない。なら、いっそ捕まえてみたい。



そんな、鹿にそっと近付いて驚かす事によって人の危険性を伝えたり、
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川に迫り出し過ぎて宙に浮いてしまっている木を見たりしている内に、
苦行の様なアプローチは終わり、登りダートで足を温めた後は、
フラットなダートに飛び込む!



少し砂利の浮いた林道の下りを飛ばす、単純な面白み。
たまにハンドル取られて怖くても、ハンドル取られるから面白い。
前を見て、次に行くべきタイヤの行く先を考える。
と、視界に黒い塊が。すわっ!熊の糞か!と、止まって見るに、
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カエル。
春なので出て来たが、も一つ眠気が覚めない様で、
半眼のまま動きません。
突付きたい衝動に駆られますが、自分が眠い時に突付かれると嫌なので、
黄金律に従い、その場を後に。



こんなダブルトラックがあるのは、当然林業で必要だからであり、
木を植えたり、伐ったりしている場面にもよく出会います。
そして、木を切り捲った、
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切り株の墓場にも。



独りで何の目的も無く、こうして自転車で走っている時間は何物にも代え難い。
なので、そもそも「MTBが好きなのか?」と言うと、
MTBが好きなのではなく、こうしてウロウロするのに最も適した道具がMTBだったという、
それだけの話なのかもしれません。

それでも、原因・過程・経過は如何あれ、
MTBという道具が在ってくれて、本当に嬉しく思います。
そう、自分はラッキーだと、MTBが思わせてくれるのです。
by kaleidocycle | 2009-03-19 23:08 | 無駄

土壌。

やっと、
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帰って来たパーソナルコンピュータ。

帰って来たという事は、行っていた訳ですが、
何処にかと言うと、ズバリ修理、購入一ヶ月も経たず故障してしまい、
修理に出していたのです。



目で見えないモノは信じない主義の自分にとって、
パーソナルコンピュータとはエニグマとしか言い様が無く、
そんなエニグマを恐る恐る使っているある昼下がり、
突然、ヒューン・・・という音を残し、動かなくなってしまった恐怖と言ったらもう。

で、自分では如何しようも、ある訳も無いので、
とりあえずメーカーに送り返し、修理をして貰った今回。
そんな日本中何処でもありそうなお話し。


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空井戸サイクルの野望の大黒柱に、
「商品に占める国産率の上昇」と言うのが有ります。

昨年から引き続きの東京産リアルメッセンジャーバッグResistant、
同じく引き続きの国産サイク(リスト)ウェアCCP、
そして伏見製ニュースタンダードフレームEBS、
オリジナル削り出しパーツの製作in地元コニセイ、
一緒にやって行きたい変化球フレームビルダーRew10、
それ以外にもクランクのスギノ、ハンドルの日東、ペダルの三ヶ嶋等々。

日本語で文句を言って通じる人が、
大した苦労も無く文句を言いに行ける距離で作っている製品達。



国産だから高性能だ、とか、国産だから農薬が入っていない、
そんな阿呆な事は一切思いません。
寧ろ、人件費が安くは無いだけ、高価になる可能性さえあるという、
駄目な点もあるのです。

それでも、例えば手に入れた商品が、自分のパーソナルコンピュータの様に、
いきなりヒューンとなったなら、どうすれば良いのか?
意思疎通して解決する、という当然の始末の付け方が、どうにも当然でなくなっている。

だから、それを当然にしたいから、
そして、身の周りに居てくれる技術者が、技術で生活して行ける状態であって欲しいと思うから。



効率の良さとは、様々な形があり、
それは世界市場を上手く使い、安く多く簡単に手に入れる事もあれば、
自己完結に近付ける事で、フリクションを減らす事もあるし、
もっと他にも、時と場合と見方により、万華鏡の如く形を変えて行く。

例えるなら、勝つ事を考えるだけでなく、
勝つとはどういう事なのか?を考えてみるのも良いですなって事です。
説教臭くてスミマセンが、省略すると、まぁええモン見せまっせって事!
のほほほほほほほ。
by kaleidocycle | 2009-03-16 19:50 | 無駄

善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや。

フと入ったスーパーで、ビールがとても安く売られていた時、
カゴを取りに行くのが面倒なので、抱えられるだけ抱え、
微妙なバランスで歩くその最中、均衡を破り重力に吸い込まれる缶一本。
それに端を発した重力反応は、雪崩式に勢いを増し、
懐の缶の殆どが床を跳ね回る結果となり、
自分の能力を超えて抱えていた事に気付かされる。

よくある光景です。
そして当たり前の現象です。



先日「また」身の回りで自転車が盗まれるという事件がありました。
許せん!ぬおぉぉぉぉぉ!と思うか、と言われれば、案外そうでもない。
何故なら盗まれる・盗むという事は日常茶飯事の事で、
悪い事ではあるけれど、存在しない訳の無い事なのだから。

盗まれる、と言う事は、盗まれる価値のあるモノを持っていると言う事。
色々な人が欲しいと念じる「重力」に反し、高く持ち上げ続ける「所有」の所作。
それが手から落ちる様に盗まれると言う事は、持っていたという事の証明でもある。



今回の盗難事件は、昼の最中、人通りの多い三条通りの、
更に!プライベートなガラス張りのビルの中で起こった。
「チョッと駅まで」そんな軽い盗みではなく、必死さを後に残す大胆な盗み。

手に入れるまで焦がれたその一台の、今は忘れた思いの丈を、
今また誰かが感じ、罪悪感と後ろめたさに苛まれながら無理矢理にでも手に入れた。
盗んだのは己の敵で、反対側に居る存在だとしか思えなくても、
実際には、己とシンクロしている部分を多く含むのかもしれない。

自転車もモノも人も、目の前から消えてから初めて存在の重みを増す、
と言うのは、何ともし難い永遠の化学反応なのでしょうね。



自転車屋の自分も、何台もある自転車達がその能力を発揮し切れない事に、
時々罪悪感を感じます。
高速道路でガス欠したオートバイを、路肩に散らばるガラス片見ながら押しながら、
自分のの能力を超えた存在を当たり前と軽んじていた事を恥じました。

それでも、そんな事を知りながらも、我を通したいのが「趣味」と言う奴で、
言わば趣味とは悪であると言えると思うのです。
そんな悪の行為、無理な所有を攻める「盗み」は若しかして・・・善なる行為なのか?



ってまぁそこまで行くと無茶苦茶な話になってしまいますが、
やっぱ盗まれるってのは、人気や羨望の裏返しですから、
チョッとした負の祭として遣り過ごすのが一番でしょうね。
 
もし手元に帰って来たら極上のカタルシスを味わうって事で。



そんなこんなで、皆様も街角で幸せの黄色いビートルを探す様に、
やや姿勢の変な自転車を探してみて下さい。
発見者には幸せと、不要なまでの熱い感謝を込めた抱擁が送られます。
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2009年3月9日(月)17時頃、チャリが盗難に遭いました。
些細な情報でも下記メアドにください。
info@trackheads.be
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盗難場所:勤務先の専用2Fエレベーターホール内(京都市中京区)
※外からは見えない場所ですので、とっさの盗難ではなく、計画的なものと思われます。
※出入りは誰でも出来ますが、勤務先専用のエレベーターホールですので、
  基本関係者以外は立ち入りがありません。
※他の従業員自転車(BMX、MTB、ママチャリ)も多数置いていますが、
  被害は1台のみでした。
※すぐそばにAEROSPOKEのフロントホイールを置いていましたが、手つかずでした。
※施錠は屋内で専用エレベーターホールですので、いつもしておりませんでした。

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フレーム:PELOTON(プロトン)ラグ無しフレーム エンド110mm
      サイズ520mmくらい
傷:ほぼなし。綺麗なフレームです。新車同様です。
特徴1:シートポストが通常より立っている通称「藤野フレーム」というものです。
     かなり特徴があります。
特徴2:パーツがもう通常では出回らないものが多いです。リム、クランクが特にレアです。
ステッカー:シートポスト上部に「京都踏切倶楽部」。シートポスト下部に「白黒ゴリラ」。
トップチューブ、シート下に黒色「TRACKHEADS NIGHT」。ヘッドパーツ上部に「THOR」。
その他「PELOTON」ロゴがクリア塗装の下に数カ所あり。
「SHITAMORI」のロゴがチェーンステークリア塗装の下にあり。

フレームカラー:やや青みがかったシルバー
サドル:ロールス黄色
リム:カンパニョーロ アトランタ32H
ハブ:サンツアーシュパーブ 32H(エンド110mmに軸交換)
クランク:カンパニョーロ グランスポルト PCD144 170mm
チェーンリング:SUGINO スーパーマイティー 44T
コグ:SHIMANO デュラエース 16T
ステム:NITTO N65 クリスタル
シートポスト:ITM エアロシートポスト 27.2
ハンドル:写真と異なり、ママチャリ用の無名ハンドルを付けてました。
グリップ:odi 黒
バーエンド:MASH
ペダル:MKS RX-1 黒
トゥークリップ:SOMA
ストラップ:MKS スエード黒
BB:カンパニョーロ
タイヤ:ビットリア前青、後赤
by kaleidocycle | 2009-03-13 14:59 | 無駄

非親和性への挑戦。

ゴールドスプリントって知ってますか?
自分は知っていると言う程には知らないのですが、
自転車をローラー台に乗せて、ペダルぐるぐる回し競争する、
様はレースごっこ遊びと思って貰ってほぼ正解。

Wiiで遊ぶのと似ているのですが、
何処の町内にも探せば必ずあるWiiに対し、
このゴールドスプリントを行う機材は人気が無いのか、
持っているのは[goldsprint.jp]なる酔狂な団体位でして。



で、そのgoldsprint.jp、色々な場所でゴールドスプリント開催してます。
夜の闇の中で、スポーツと縁の無さそうな人間にペダル回させ、
嘔吐を誘発させるなどの行動に邁進しているのですな。

そして、オシャレガイに回さす事に満足した彼等は、
昨年、何故か丸の内にて競輪選手に回さすと言う暴挙に出、更に今回、
c0189724_23101173.jpg

いわき平競輪場にて、ゴールドスプリントを行うそうな。
横で、おもいっきり競輪選手走ってるというのに、
その横で走るフリをするというシュールさ加減。



しかも福島県。関西の人間である自分には縁遠い土地で、
福島と言われて思い浮かぶのは、
東映の名作「不良番長シリーズ」の8作目「でたとこ勝負」で、
梅辰率いるカポネ団があんな事こんな事をしていた、あの土地と言う事位。

そんな磐梯山のお膝元である土地の、
しかも競輪場でやるとなると・・・参加者はどんな感じかと想像するに・・・。

参考資料として、先月行った九州行の中で立ち寄った佐世保のバンク。
c0189724_23333344.jpg

いわき平もこんな感じだとするなら・・・ワンカップ系になるのか?



平静、フェンスの外から「死ねー!死ねー!」と声援を送るオトッツァンと、
リアル選手との異種格闘技戦が見られるかもしれない。
ワンカップでほろ酔いで、スタート直後に嘔吐して崩れ落ちるというハプニングもあるかもしれない。

アワワワワ・・・面白そう。



オシャレやカルチャーなんてクソっくらえってなモンで御座います。
ミスマッチだろうが何だろうが、遠慮無くぶつけて行って、
結果面白けりゃやらないよりかズッと良い。

都会で、予想通りの展開で行われるオシャレなイベントよりも、
こんな荒んだ風吹くイメージのイベントが絶対に面白い!
 
褒めてんのか馬鹿にしてんのかよく分からんくなって来たけど、
今自分は福島県の人が羨ましいです。
折角のチャンス、右手にホルモン、左手にワンカップ、
耳に赤ペン、ファッションはコメリでバッチリ決めて、
色んな意味でごっこを楽しんでみたいんです。

こんな瞬間は、世界中で日本のそこにしか、その瞬間しか無いんだから。
by kaleidocycle | 2009-03-08 23:49 | 無駄

パタパタ。

滑り込みセーフっ!
てな様相を呈しながらも、3月1日日曜日、空井戸サイクル開店させて頂きました。
開店を祝ってくれた皆さん、ありがとうございました。

c0189724_20355788.jpg

やりたい事が多々有って始まったこの空井戸サイクル。
決して万全では無いけれど、仕込みや仕掛けはそこかしこ埋め込んであります。

「最高です!」なんてインスタントな同調なんて欲しくはなくて、
ただ、「・・ええやん」と言いながらニヤついてしまう、
そんな反応を求めて邁進したいのでございますが、
さてはてこの行く先のどうなるモノか。



店は未だに花とアルコールの匂いで一杯で、
頭が白髪だけになった頃でも、この匂いを嗅げば今日の気持ちを思い出す事でしょう。
c0189724_20412333.jpg

そんないつか先の事はさておき、これからが始まりです。
潰れたとしても、思い出してニヤリとして貰える様な店にして行きます。
もしアナタのアンテナに引っかかったとするなら、記憶の一部に組み込んで頂ければ幸いです。

フワリ浮いて行きましょう。
by kaleidocycle | 2009-03-02 20:48 | 無駄


空井戸サイクル
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(カライドサイクル)

〒602-8044
京都市上京区堀川下立売
東入ル東橋詰町167-2

℡ 075-755-6627

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