井戸端監視カメラ



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丹後へGo。

自転車の盛り上がった先週末の京都市内。



その時、自転車屋の自分は、
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家内とオートバイに二人乗り、
丹後半島中央部にて、廃村探しをしていました。



丹後半島、良い所です。
子供の頃から慣れ親しんだ積りですが、
大人になって改めて見ると、とても魅力的な土地である事に気付きます。

舟屋で有名な伊根町では、舟屋よりも、
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こんな堪らなく魅力的な電気屋さんが、
ポツポツあったりするので、
つい気を取られ脇見してしまいます。

















そうです、丹後半島は「シブい」のです。
こう在るのは、都会と呼ばれる土地とは、山に隔てられ、
交流は可能なれど、「簡易」ではない為でしょう、
見るべきモノが在るのでは無く、そこかしこが見るべき存在です。

勿論、古いだけが見るモノではなく、こんな、
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「お、MTBのコースか?」と思いそうなスロープも、
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牛を放し飼いにしている山だったりして、興奮します。



畑と牛と鶏と、廃墟は至る所に在り、

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新しいモノ、と言えるモノは、本当に少ない土地です。



時間が止まるのではなく、時間が澱んでいる所が多々在る。
海沿いの、もう使われなくなった海の家であったろう建物の外に、
読みかけのまま捨てられた週刊少年ジャンプ。
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こ、これは・・・「ひかる!チャチャチャ!!」。
自分が中学生の頃に連載していた漫画に、こんな所で再会するとは・・・。



古いモノは、時間と共に見る機会が減るので、
今見なければ、二度と見る事が出来ないかもしれない。
その様な、非常に貧乏臭い考えというか、ビビり心が、
古いモノを、より興味深くさせます。

タイムカプセルの様な丹後半島。
1週間くらいキャンプで篭れば、下界に戻れなくなるかもしれない。
そんな危険を想像する程に、魅力的です。

近く再び、独りで、自転車で!
by kaleidocycle | 2009-06-02 23:19 | 無駄

蒸さない時間に。

何故か知らぬが目が覚めて、
時計を見ると4時過ぎで、
する事も無いので、とりあえず外に出てみる。
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丁度一年前位に、トンネルが開通した事で使われなくなった道を通ってみた所、
アスファルトは木の葉に覆われたり、草が生えたり、ひび割れたりで、
廃道としたの風格が出始めていました。

この道は、学生の頃から何度も通った道なので、
「そうそう、ここでスピードが乗って云々・・・」と覚えている事もあるのですが、
今後は通る事も無くなるでしょう。

しかし、
「そうか、誰も要らんか、なら貰おうか。」と、
憐れみに近い愛着も沸きますもんで、
此処は通り道では無く、目的地に変わるだけなのかもしれません。
by kaleidocycle | 2009-05-29 17:19 | 無駄

如何。

今週末は、長野県王滝村で行われるMTBレースと、
美山町で行われるロードバイクレースとが控えております。
だからかでしょうか、京都北山、平常時よりも駆ける自転車が多めの速めです。



いつも自分がヒィコラ言いながら上る峠道を、
壁を登る蜘蛛が如く、シュッシュッシュッと上って行くロードバイクを見て、
カッコいいなぁ、と憧れてしまいます。

が、憧れは憧れなので、爆発的踏力で踏み抜かれた道を、
自分はスローモーションの様に、
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ジワリジワリと上るのです。



こんな走り方、ジジ臭いなぁ、とか、トロ臭くて恥ずかしいなぁ、
なんて思う事も、やはりあります。

ただ、じゃぁ普段からトレーニングしてるか?と言うと全くしてないし、
速くなりたいか?と問われれば、まぁ程々に、とかその程度だしで、
ジジ&トロな自分と言うのは、己の望んだ形そのものなのですから、
冷静に鑑みるに、まぁこんなモンか、ってなモンなのです。



なら、何でこんなしんどい思いしてまで峠道を上ってるのか?と言うと、
あくまで自分にとっては、なのですが、
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「あぁ、さっき居た所がもうあんなに小さくなっている」
こう思う時の感覚、それが随分多くを占めるのです。

この思う時の「さっき」と言うのは、峠に取り掛かる前の、
しんどいの嫌だなぁ、と思っていた時の事でもあります。



終わってしまえば、無かったのも同じ事。
そして、そのしんどさの揺り返しとして、
峠の向こうで待つ様々が、より色味を増すのです。
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菖蒲の隙間から沸き立つ蛙の大声。
山の向こうから聞こえてくるメロディーバスの不安定な音。
会釈に微笑みでかえしてくれる限界集落の住人。
山から降りてくる胡椒の様な香り。

全て、大した事ではありません。
でも、それを楽しめる、大した事無い事を楽しみに出来るというのは、
これ中々に大した事です。



速く走れればより気持ち良いだろうし、
距離を伸ばして行動範囲広げたいし、
可能なら一日中休まず乗っていたい。
どれも、そうであればホントに良いなぁ!と思う事ばかり。

ですが、速く走れなければ楽しくない、遠くへ行けなければ楽しくない、
というのは全く違います。
それらは楽しむ事の絶対要素では有りません。
では、楽しみの絶対要素とは一体何なのか?



そんなモン、きっと人其々、バラバラでしょう。
だから、自転車は一人乗りなのかもしれません。
by kaleidocycle | 2009-05-27 18:01 | 無駄

足る事を知る舌足らずのノー足りん。

大阪まで、京都から約40km。電車に乗れば1時間。自転車跨り約2時間。
すぐそこにある大都市 大阪。
しかし自分にとっては、齢30超えた今でも、大阪は外国の様です。

難波と船場の位置関係が分かりません。
何通りが、どちら向けの一方通行なのか、全く分かりません。
十三と梅田と新大阪の関係が未だに整理し切れません。

昨日の晩、所用で大阪に出向いたのですが、
見事道に迷い、方角を確認しようと顔を上げても、
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太陽見得る事無く、モウレツな光にただ唖然とするだけ。



で、何故こんなに大阪の事を知らないのか?というと、やはり、
興味よりも、チョッカイ出すのがメンドクサイという気持ちが上回る、
つまり、街単位の出不精の所為ではないかと思います。

大阪の事も、よく知った方が良いのは当然です。
でも、知らないからと言って、何が如何という話ではありません。



大阪には大阪の生活や楽しみや風情があるのと同じ様に、
京都には京都の、神戸には神戸の、奈良には奈良の、
其々の楽しみや何かその他やがあるのではないか、そう思います。
 
外に求める事を少なくする事が、心の安寧につながると、
結構本気で信じている自分ですので、
大阪音痴のままで、それで良いのです。



例え、態々大阪に出向いておきながら、
道に迷い、そのまま諦めて帰って来るという無駄な夜を越えても。
by kaleidocycle | 2009-05-24 18:57 | 無駄

ポンコツアー。

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【未明】
まだ夜が明けきらない時分。


夏を目の前にしてるにも拘らず、
寒さは未練がましく尾を曳く時間。

目指す東京まで約500km。
今から10時間もあれば着くか、
と思う反面、
10時間位は掛かるのか、
と項垂れながら、
取りあえず明るみの強い方へ向かう。







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【富士】
円錐状成層火山。
日本の最高峰、標高3776メートル。


日本人の大半は、見ると喜ぶ。
富士山見る度に、
富士の麓で暮らしてみたいと、
漠然と思ってしまう。
これも一種のブランド志向。

まだ雪被ってる。








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【東京】
日本の首都。


東京生まれが本当は一番田舎者、
そう南の島の人に歌い表される事屡。
ただ、その根拠は不明。

人の多く出歩く街。
そして移動し難い街。
共に、尋常では無いほどに。

その中を、川面を舞う木の葉の様に、
道に迷い右往左往する自分の方が、
どう考えても田舎者のはず。





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【レジスタント】
抵抗力のある。
妨害する。
そんな意味の形容詞。


であると同時に、
愛機を自転車からミシンに代えた、
現状維持への抵抗勢力。
または、その製作するバッグ類。

良くも悪くも集団走行をせず、
常に集団を引き離しに掛かる。

脚質はクライマー。
ジリジリと、どこまでも上り続ける。




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【下町】
山の手の対義語。


都心部の様な喧騒は鳴りを潜め、
日本中何処にでもある様な、
ベーシックな風景。

勢い良くトップを狙う、
と言うのでは無く、
人生の永さが見えて来た人が、
思案し、充電する所。
ここは動物が植物に変わる所。
気を抜くと、根が生える所。
甘く、優しく、危険な土壌。





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【横田基地】
本州最大の米軍基地。
正しくは横田飛行場。
しかし、何と呼ぼうと基地は基地。


ブラブラ走っていると、左に塀が見え、
そしてその塀は延々と続き、
やがて見つけたゲートは、
その中が外国である事を示す。










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【霧】
水蒸気が小さな水粒となって、
空中に浮かんだ状態。


富士の裾野でを走っていると、
いきなり霧に包まれて、
フと前を見ると、真っ暗で、
後ろをみても真っ暗で、
頭の上には、街灯だけが光り、
人も車も、周りには何の気配もなくて、
「自分は何をしているのか?」
と、小首傾げる。

そんな疑問も、考え纏まる事無く、
エンジンの振動と、
霧が雨に変わり体打つ刺激とで、
雲散霧消。


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【朝】
夜が明けて、
間もない時。


生まれてから、
数え切れない程、
過ごした朝。

しかし、
風と雨と蚊を、
野宿で凌いだ、
闇の後で見る朝は、
本当の朝たる朝。

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【数】
数量を表す為に、
用いられる、
抽象的な概念。


恐らく数は焦点。

大きくなれば、
大きい物がよく見え
小さくなれば、
小さい物が、
よく見える。


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【角乗り】
水に浮かべた角材に乗って、足で操り動かす事。


三角乗りではない。

仕事として、
とても格好良い。





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【ポンコツ】
1 自動車の解体。
  転じて、壊れかかった自動車。
  使い古したり壊れたりしたもの。
2 げんこつで殴ること。
  また、殴り殺すこと。


ポンコツにはなりたくないと常思う。
反面、時にポンコツになりたくなる。



今回の道程、約1,200km、30時間。
使用した燃料 ガソリン約40ℓ。
お題目達成の如何、曖昧。
得たモノ、特に無し。
家に帰り着いた時の状態、ポンコツ。


古くなり、伸ばすと千切れるゴムになってしまったか如何か?
たまに伸ばして、確認したくなるから、無駄にぐぅぅっと伸びをするのです。
by kaleidocycle | 2009-05-15 14:58 | 無駄

遂に。

何と。
蒸し暑い本日だった事か。

ムゥワっとする外の空気を店の中に入れまいと、扉を閉めるか、
それともムゥワっとして来た店内の空気を入れ替える為、扉を開けるか?
どちらにしろ暑いという事実が、今後の気温の上昇に対する脅えへと昇華するのです。

店の前の堀川にはチョロチョロと水が流れ、
足湯ならぬ足水で涼をとる事で凌ぎましたが、
明日のどうなる事かと、ドキドキしてしまいます。
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早急に、工場にある様な大きな業務用の扇風機を導入しなければ!



そして遂にというか何と言うか、今年初、蚊に喰われました。
この盆地に、恐るべきモノが、来るべくして来てしまった、
そう、夏が見えてきたのです。
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早速買いに走った蚊取り線香から延びる、その匂いは、
ポンポンの香りと並んで、夏の季語たる風格ある感覚刺激。



今年は、東京でサイクルメッセンジャーワールドチャンピオンシップス(CMWC)
http://www.cmwc2009.com/index.html
が有りますし、
そして勿論、京都ではKyotoLocoが有ります。
http://kyotoloco.jp/

匂いで、待った無しを感じ、そして無暗にドキドキしてきました。
夏が・・・来る!
by kaleidocycle | 2009-05-10 20:33 | 無駄

オキニメス。

本日、オートバイのマフラーを交換しました。

本当はノーマルが一番なんでしょうけどね。
頭では理解しているつもりでも、それでも、ホンの少し・・・何と言うか・・・。
で、いざ変えてみても、昔は普通と思っていた音量のマフラーが、
どうにも耳障りで、なんならうるさいと感じてしまう。
そんな勝手な我侭を解決に導く為に導入した今回の、
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シムズクラフト製 手曲げエキパイ+トラディショナルメガホン
とても美しい曲げのアール。よく消音された丁寧な作りのサイレンサー。
大阪の豊中でオッチャンが一人で作っているそうで、
コレがたったの¥48,000!損得勘定無茶苦茶です。
その製作者たるオッチャンとは面識などは無いのですが、製品に人柄が表れる様に思います。

で、何で自転車屋の日記でオートバイやねん、という話ですが、
ハッキリ言って、どうでも良い事でしょう?自転車屋の兄ちゃんのオートバイなんて。
でも、世の中の事は大体において、他人様には如何でも良い事を、
本人だけが大騒ぎしていると言う事が基本な気がします。



そう、他人様には如何でも良い事。
しかしこのマフラーに替えた時、自分は思う訳ですよ。
「ちょっと・・・乗ってみようか」と。
今までとは違う、ストスト・・ともバスバス!とも言わない、
ルトトントントン、という自分の納得行く小気味良い音を引き連れて走るなら、
きっと何処でも気持ち良いだろうと。

勿論、昨日までも乗りたいという気持ちは有ったけど、
それが寄り明確に、強く、想われる事は確かで、
その事の意義たるやもう・・・。



そう、こういう「乗りたい!」と思わす力、つまり切欠というのは、
人が何かを楽しむ際には非常に重要で、
時に絶対性能を大きく上回る様に思うのです。

ただ、そういった際の基準と言うのはとてもエゴイスティックなモノで、
人様と共有しよう等というのは、甚だ馬鹿げた話です。

しかしですね・・・その「乗りたい!」を高めるアクセラレターの存在、
それ自身についてなら、きっと多くの人が思い当たる節は有るでしょう。



空井戸で扱う自転車は、残念な事にけっして安くは無いです。
なのに、高級車では無いし、高性能でも無いかも知れません。
でも、それでも、曖昧な基準の中で明確に「乗りたい!」と思って頂ける、
そんな自転車を、昨日も今日も明日も、ばら撒いて行きたいのです。

それを「ゆる乗り」や、「チャリ仲間」なんて言葉で逃げるつもりは毛頭御座いません。
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貧乏臭い玄関に光るこの一台を見て、自分は「乗りたい!」と背中を押されます。
上腿部に緊張感を感じます。
全ては此処がなければ始まらん、と、
そんな風にう思うのは、本当の感情なのか、損得勘定か、
考えてしまうほどに、此方は勝手に真剣なのです。

皆さんの、お気に召すが、日本全国で、
皆さんと出会う事を祈って居るのです。馬鹿馬鹿しい程に。



自分は、こういうモノを作る人は、とても偉大だと考えます。
by kaleidocycle | 2009-05-09 21:00 | 無駄

思い出。

ゴールデンウィークも終了です。
疲れた人、お疲れ様でした。

ゴールデンウィーク中、空井戸は毎日開店、
つまり全開、毎日店の前を眺めていました。

退屈と言えば退屈だったのですが、
ある日、店の前の交差点で一台の軽トラックが信号に引っ掛かりまして。
その軽トラの運転手は、ちょうど交差点に居る知人を見つけたらしく、
満面の笑顔でトラックから降り、知人に歩み寄り、1mも離れようかと言うその時。
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ゆら~っと、軽トラがバックし始めたのです。

ゆるゆると軽トラはさがる、オッサンは笑顔で進む、そしてその距離は離れる。
その瞬間、ガラス越しに見つめる自分にとって、ガラスは画面であり、
オッサンと軽トラの関係は絶妙な間合いを共有するコメディアンになったのです。

自分はまるでドリフを見ているかの如く、笑いながら心の中で言うべき事を言いました。
「後ろ後ろ~!」

心の声が通じたのか、超自然的な力が働いたのか、
オッサンは振り向き、とてもオーバーリアクションで驚き、
本気さの欠片も無いヒョイヒョイとした足取りで、軽トラに組み掛かって、
サイドブレーキを引いたのでした。



時間にして約5秒。
それがゴールデンウィーク最大の思い出です。
いやぁ、良いモノ見せて貰ったなぁ・・・感無量。
by kaleidocycle | 2009-05-06 20:54 | 無駄

茶。

いつもより少し早く起きて、お茶を買いに行って来ました。
ゴールデンウィークの影響により、空井戸のお茶っ葉消費量急増で、
思いの外早く切らしてしまったのです。



お茶っ葉なんてのは、近所のスーパーで買えば良い様なモノなのでしょうが、
そう簡単に流す事も出来ません、何故なら・・・。
京都市内から少し足を延ばせば、宇治・田原・朝宮と、
日本有数のお茶処がすぐそこにあり、
そして何より、自分は宇治生まれの宇治育ちだという事!



実家の裏には茶畑、小・中・高と通学路脇にも茶畑、
幼児でも「玉露」という言葉を知っており、
煎茶・番茶・ほうじ茶の違いを、頭ではなく体で覚え、
夏には抹茶に砂糖を加えたグリーンティーが各家庭で愛飲される。
小学校の手洗い場には、極熱のほうじ茶が出る蛇口があり、
中学生が許されるアルバイトは、年末年始の郵便配達とお茶摘み。

そんな、どっぷりお茶浸しの「宇治民」人生で御座いますから、
「どうせならうまい茶を飲みたい」と願う事は至極当然。



そんでまぁ、京都市左京区から比叡を越えて、
大津市を抜け宇治田原でお茶っ葉を手に入れ、
宇治市内を通って再び京都市内と、グルッと時計回りの午前中。
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


そんなこんなで、無事お茶っ葉を切らす事無く、
今日もポットは、うまくて安いお茶で満たされているのです。
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自宅のある京都市左京区から、宇治田原まで往復約70km程。
のんびり走るには良い距離なので、
ゴールデンウィークにまだ余裕がある人は、お茶を目指してサイクリングも良いかもしれませんな。

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by kaleidocycle | 2009-05-04 20:01 | 無駄

長期休みの使い方例。

ゴールンデンウィーク、ついに始動。
楽しく過ごしてますか?

自分はゴールデンウィーク一歩先取り、
個人的趣味である原発観光へ行って参りました。



田舎道走るも、田舎道らしからぬ車・単車・自転車・人・犬の群れ。
群れから離れたい、そんな願いを叶えられたのは海へ出てから。
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道が狭い、という理由は人を遠ざける。

田舎へ行きたいという都会人。
けれど、苦労してまで田舎へ行こう、
そんな人は少ないらしく、
離合困難な道を抜けた半島の先には、
棚田の向こうに映る、
船の浮かぶ湾の泣きそうに美しい姿。

呆ける様にジッと見入る。
何か重要な情報があるかの如く、
吸い寄せられて、ただ見入る。

掛けた時間以上に価値の有る風景。
そう思うから、此処に来る。






打ち捨てられた工場の中に、
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勢い燦然と輝かす、
自衛隊広報。

この様なモノを、
違和感をもって、
捉える自分と、
この様なモノを、
日常の労働の中に、
据えていた、
今は居ない誰かと。

その距離を想う。





本来は穀物を貯蔵するサイロ。
遠くから見た事はあるけれど、打ち捨てられて初めて内部が見えるという不条理感。
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FRP製と思しき天井から注ぐ、
セピアな日光の変性物は、
偶然、気軽に、そんな風に覗く、
不躾な気持ちを吸い寄せて、
此処へおいでと、柔らかく誘う。

脳裏に浮かぶは「砂の女」。
嬉しい程の危険さ。
危険と呼べる程の嬉しさ。














海岸線を走る。

ガソリンスタンドが。
パチンコ屋が。
コンビニエンスストアが。
ラーメン屋が。
カラオケ屋が。

何もかもが用を成す事無く、潰れている。
その中で光り輝く、火力発電所。
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途方も無い大きさ。
この筒の中を、
通ってくるのは、
一体何なのか?

石炭とか、ガスとか、
そんなではなくて、
何かもっと。

自分の必要とする、
計り知るレベル、
そんなモノではなく、
何か人類の英知の、
・・・だと良いね!


c0189724_0282627.jpg
まぁ知り得ようが知り得まいが、
排気塔はとてもとても、
手の届かない様な高さを示し、
自分の議決権を拒否する。

貴様が何と言おうと、
どんな道理を振り翳そうと、
其処に居る、と。

そんな存在に拒否感を感じながらも、
同時に魅力も感じる畜生加減。









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海沿いの道の頼り無さ。
地元の人が必要とし、
そして自分が通りたいと願うこの道も、
それだけでは存在し得ない。

もっと大きな、
もっと多くの、
民意が無ければ、有り得ない。

そんなのが民意なのだとするなら、
民意ってのはチョットした、
いじめっ子みたいな存在かもしれない。
子供にとっての、押しても押せぬ力。


なんて軽口想いながら、海を左に行く。




c0189724_041175.jpg
ひしゃげたトラックの残滓物の、
その隙間から光を求める雑草。

光在る場所が活き、
光当たらぬ場所は萎びる。

応援と言うほどでは無いけれど、
まぁ出来る範囲で尽力せいよ、
と、意思があるなら尊重する、
そんな意思を此方も示してみたり。












田舎へ行くと、人は時に意思の侭為らん事を、
いや、意思の侭なるという妄想を持っている事を、
見せ付けられる感がある。

人は生かされている、と言う事を、
観念的ではなく、ほぼ暴力として、押し付けられる。

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この景観を見ると、この土地を愛する人の気持ちは分かる。
それと同時に、その危うさも分かってしまう。

自分は、この様な景観が好きだ。
しかし、その稀有な事の悲しさと言うのは・・・、
今の喜びへと、とても転化出来たモノではなく、
ただジンワリと見つめる今の時間を愛でる以外に無い。

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by kaleidocycle | 2009-05-02 00:55 | 無駄


空井戸サイクル
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空井戸サイクル
(カライドサイクル)

〒602-8044
京都市上京区堀川下立売
東入ル東橋詰町167-2

℡ 075-755-6627

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