この所、長男(3歳)が
恐竜カルタなるモノに嵌っております。
トリケラトプスの
「と」!サウロペルタの
「さ」!
といった様に、形と名前を覚えている恐竜の名前を軸に、
ひらがなの形状を覚えこますという素晴らしい玩具なのですが、
恐竜の名前をあまり知らない父親にはイマイチ面白さが伝わって来ません。
しかしオビラプトルとかミンミとかが「あれ、なんか分かるかも」となった時、
知る事の喜びが我が体内をジワリ流れたりもするのです。
上れない峠は上らなければ上れない。
何度も上ろうとしていればこそ、
やがて上れるようにもなる。
そんな当たり前の事を、
子供は喜びと共に行えるのですね、
素晴らしい、Viva子供です。
対するオッサンは知る事の喜びよりも先に邪魔臭さが立ち、
ついつい現状維持を是としてしまうというのは実に情けない話。
子供のハートを取り戻せ!俺!
という事で理解不能なモノに、
敢えて突撃すべく手を出した、
現代版目覚ましラジオ的な此奴。
ブルートゥーススピーカーっぽいですが、
少し違って
Wifiスピーカーだそうです。
ワタクシは基本的に一日中店に居りますので、店に来たらまずスマホをWifiに繋ぎ、
あとはBTスピーカーに繋ぎっ放し。ブルートゥース(BT)スピーカー、便利ですね。
しかし自宅を出たり入ったりの家内は、
そういう訳にも行きませんし、
スマホも使用可能データ量最低限の格安SIM。
音楽を好き放題聴ける自分に対し、
音楽はラジオだけという家内の不平等を、
是正する為の秘密兵器が此奴なのです。
私の使用環境は(ルーター)→Wifii→(スマホ)→BT→(スピーカー)となるのですが、
このWifiスピーカーだと(ルーター)→Wifi→(スピーカー)とスマホをすっ飛ばし、
スピーカー自ら
直接Wifiに繋がりに行ってくれるそうな。
たかが音楽ストリーミングと言えども、塵も積もればなんとやら、
毎日数時間流しっ放しだとデータ使用量は結構なモノになりますが、
直接ルーターに繋がるWifiスピーカーは、そんな事を完全無視出来てしまいますし、
音楽をBTで飛ばして聴いている最中に電話が掛かってきて焦る、とかも無し。
音楽再生はアプリでコントロールし、
スマホ弄って「Hotchip全曲流しっ放し」とか、
まぁ好きな様に指示してやります。
指示をしたならばあとはスマホの電源切っても、
スピーカーからは延々と音楽が流れて来る。
これが凄く不思議と言うか理解出来ないというか、
首を失くした人が歩き続けているみたいな、
魂の所在は何処?的不安感が消えません。
コントロールにはスピーカーメーカーであるGGMMのアプリを使うのですが、
対応しているストリーミングサービスには限りがあり、
日本国内だとAirplay・Spotify辺りは対象なれど、
Googleplaymusicは非対応というのがアンドロイドユーザーには悲しい所。
ただ
ネットラジオのTuneinが最初から組み込まれていますので、
世界中のネットラジオをWifi品質で聴き放題、というだけでも面白いかと。
そう、Wifiスピーカーのもう一つの売りはBTと比べて通信効率が良い為、
音源データをより元に近い状態で再生出来る=
音が良いという点なのですが、
いくら「最近のコンパクトスピーカーは凄い!」と言えども、
¥1万ほどのスピーカーですから常識範囲の良い音、です。
コンパクトスピーカーの音って
唐揚げに例えると分かり易いと勝手に思っておりまして、
例えば
Boseは油っけ&ニンニクたっぷりのコテコテ系で、喰えば誰もがそれと分かる、
Sonyはパリッとサクッと歯応え重視だけど、やたらと「地鶏」である事を主張する、
JBLは高級鶏肉店直営の駅地下テナントで売られている普通のおいしい唐揚げ、
Ankerはコンビニが力を入れて作り上げた意外なまでに旨い¥100唐揚げ、みたいな。
今回のGGMM/E3はSony的で、
カラッと爽やかなクリアサウンド。
音量を絞ってもそこそこ上げても、
耳障り良く聞き流すには最適な音。
ただムッチリした音の質感には欠ける。
その点、愛用のDreamwaveは優秀。
って値段が倍ですから仕方ない話です。
さぁ手探りながらも何となく、
使い始めたWifiスピーカー。
次は聞き取り難い薄型テレビの音を、
トランスミッターで飛ばして、
スピーカーから出すミッションに続く。
え~・・・コーデック?aptx?何処で対応可否を確認出来るの?何?出来ない?
分かったふりで次へ次へと歩を進める忍法・水蜘蛛状態ですが、
もがけばいつかは山の上に辿り着き、足元を俯瞰できると信じましょう。