夜半からザザザザっと雨が降って来まして、
今日は一日しっかり雨。
雨の日はサンダルで出動し、
濡れても乾けばそれで良い、
そんなスタイルで押し通すには少々寒め。
という事で今年も防寒防水SPDシューズ、
Alpineduroを引っ張り出して来ました。
やっぱ足が濡れないって気分良いねぇ。
濡れて冷えて皮膚が真っ白シワシワに、
なんて好んでなるモンでは無いし。
濡れが冷えに直結する季節になったので、
靴と同時に手の方も護っておくか、
と取り出したるは高級軍手風の此方。
Sealskinz UltraGrip ¥6,600
激安軍手ならば300双くらい買えてしまう価格ですが、
普通の軍手とは全く違う、何が違うって
色が黒い。
とかである訳も無くてですね、
外側は耐擦過・磨耗性に優れた、
ナイロン素材としながらも、
内側はべた付かず手触りの良い、
メリノウールとなっている点が違う。
やっぱ手袋はウールですよ、ええ。
そしてのその外層と内層の間には、
透湿防水フィルム(メンブレン)があり、
御覧の様に水に手を突っ込んでも、
その上グッパグッパしまくりながら、
5分手を浸し続けても手は濡れないのです。
って此処までは宣伝でよく見る奴です。
世の多くの人は「ホンマかいな~」と、
穿った目で見られるのではないでしょうか?
かく言うワタクシ自身、数年前に始めて使った時には数日で浸水させました。
シールスキンズは嘘つきの誇大広告なのでしょうか?
否。
中間層=メンブレンは伸縮性がありませんが、外層・内層は伸縮性があります。
その差を埋める為にメンブレン素材をクッシャクシャにした上で、
手袋形状にして中間層としているのが此奴の特徴です。
そのお陰で手袋と言う動きの大きい部分ながら完全防水を実現している訳ですが、
グッパグッパ程度は伸びても着脱でグイグイ引っ張るとメンブレンに負担がかかり、
メンブレンの一部が裂け、そして浸水に至るという話だろうと思います。
なので着脱時には優しくソフトに扱ってやり、
針金みたいな尖ったモノを触る時も慎重に行えば、
きっとこの完全防水性を永く保てる・・・はず!
商品名は勿論、メーカーの説明にも
「しっかりグリップ」とありますが、
シリコンプリントしただけでグリップ力を売りにされても困ります。
また
「抜群のフィット感」という謳い文句もあるものの、
圧縮メンブレンを挟んだ3層構造の為、新品時は物凄くゴワゴワしてて、
とてもではありませんがフィット感を売りに出来るレベルではありません。
でもね・・・丁度良いんですよ、本当に。
使い込んで柔らかくなって来ると握り込みも着脱も凄くスムースになりますし、
ウールのサラッとした手触りに防風性の高さが加わり、
「取り合えずコレがあれば大丈夫」みたいな定番感を醸すのです。
前回の穴が空いて防水では無くなった分も、その後長く使いましたが、
やはり防水であり続けて欲しいので・・・今回は大事に使いまっせ!