カーボンバイクを買ってしまいました。
久し振りに買った自分用の自転車、遂にワタクシもカーボン時代に突入です。
見ての通りの
折り畳み自転車、ですが。
「カーボンライトフォールディング」という、
味も素っ気もない製品名の此奴、
名前通りフレーム&フォークがカーボンで、
公称
7.5kg(ぺダレス)という軽さが最大の売り。
前後片持ちというシステムからも分かる通り、
折り畳んだ際のコンパクトさも中々のモノです。
で、ワタクシが此奴に求めるのは、
「如何に楽に効率的に輪行出来るか」。
とにかく公共交通機関が苦手、
更に言えば乗換えとか大ッ嫌い。
しかし年に数回、大都会に出張する際、
電車の方が圧倒的に効率が良い事があり、
そこで折り畳み自転車でもあれば・・・、
という妄想が凝り固まり手を出した、と。
自宅から駅までコロコロ走って行き、折り畳むこと約15秒、
袋にくるむ作業の方が遥かに時間喰いますが、梱包終われば此方のモノ、
持ち上げて負担になる重さでもないので階段も片手で担いでヒョイヒョイ。
電車に乗った後も、置き場所探しに必至になる必要などなく、
場合によってはコインロッカーに入れる事も可能。
電車酔いと約一時間格闘した後です、
辿り着いた大阪の空気が美味い。
此処から地下鉄に乗り換えて~、
なんて段取りならサボタージュ決定でした。
しかし今日は自転車がある!
パカパカ組み立て約15秒、さぁ発進!
ハンドリング?なんですかそれ?
走行性能?一応走りますよ。
移動速度としては歩くより遥かに早く、
テンション高めでスキップする位の速度。
これ位の勾配でも無理に立ち漕ぎすると、
ドライブベルトのコマがパチンと滑ります。
でも・・・やだ、楽しい。
大通りを渡る際には信号無視。
自転車担いで歩道橋を渡りましょう。
なにせ小さい、なにせ軽い、という事で、
自転車担いでいるというよりも、
洗濯物を入れたカゴを持ってる程度の負荷。
下りる時は乗車して一気にダウンヒル!
とかすると滅茶苦茶速く下れます。
即転倒して転がり落ちる訳ですから。
とかそんな事をしている内に、
目的地に到着してしまいました。
例年此処に来る時は駐輪場探しが大変。
バイクの駐輪場って全然無いんですよ。
でも今日は自転車だから!
だから・・・だから?どうしましょう?
中にペッパー君が居たので聞いてみました。
「はじめまして、ペッパー君」
「・・・話しかけてね」
「折り畳んだ自転車って持ち込んでも良いの?」
「・・・タッチパネルに触ってね」
「触って、って何かチョッとエッチだよね!」
「・・・何か聞きたい事はある?」
異種間の意思疎通って難しいですね。
ハンドル伸ばしたままの中途半端な折り畳み状態で押し歩きし、
展示会場の入り口脇、邪魔にならない場所を見つけてそっと駐輪。
展示物を楽しく拝見した後は、
大阪の街中を超低速で走りながら、
お店屋さんを冷やかしたり、
朝飯喰ったりとポタリング。
つーかポタリングってコレか!
知ってるつもりで知らんかったかも。
うわ~、楽しいやんけ・・・。
帰りは電車も空いています。
なので置き場所も好き放題、
でも本を読む机代わりに、
足元に置いてもこの程度。
実に省スペースです。
京都に着いたら店に向けてGo。
京都御苑の北側に存在する、
通称・御所トレイルでダートごっこ。
意外と行けます、「意外と」というレベルですが。
またギア比が相当軽いので、
気を抜かなければ林道行も可能っぽい。
やめといた方が良いんでしょうけどね。
幼児車に近いサイズながら、
一応大人が乗って移動出来る。
高性能とか耐久性とか、
そういったモノとは無縁ですが、
自分に必要な要件を備えている、
この車両をそう判断した今回。
カーボンライトフォールディングバイク ¥68,000(税別)
¥68,000という価格を「高い!」と感じる人は絶対に手を出してはならんです。
逆に「安い!」と感じて興味を持っている方は、
Web上で殆ど情報がキャッチ出来ない事にやきもきしておられるでしょう。
取り合えず出張時以外は店に置いてる事が多いと思いますので、
気になる方は現物の構造・構成・乗車具合などチェックしに来て下さい。