本日山の日という事で、即ちMTBの日。
MTBだろうとロードバイクだろうと、
前後細軸クイックが当たり前だった時代は、
気がつけば遠く遠くに過ぎ去り、
スルーアクスル化が著しい近頃。
スルーアクスル化だけなら良いんですけど、
スルー規格が幾つもあるので・・・頭爆発。
規格其々の優劣も勿論ありましょうが、同時にシェアの取り合いという大人の喧嘩もあり、
その間で翻弄されるユーザーとしては、中々に厳しい今の時代と言えましょう。
先月入荷した
Salsa/Timberjackは、
今後新定番最有力候補と言える、
Boost(148x12mm)規格を採用しており、
3.0幅などの太いタイヤをセットした際にも、
タイヤとチェーンの干渉を心配しなくて良いとか、
左右スポークテンションの差が少なくなるとか、
まぁ素敵な特典は色々ついて来ます。
ただ、手持ちの部品を使って組もう!となると、
ブーストハブを余してる人って・・・多分少数派。
反面、142mmハブを持っている、
142mmのホイルを余している、
そんな人は割りと居るはず。
「コイツ等を使えたらな~っ!」
と煩悶するアナタに向けた、
素敵な板が届きました。
たかが板と侮る事無かれ。
この板とボルトがあるだけで、
148mmエンドのフレームに、
142mmハブが使えるのです。
Salsa AlternatorBoostReductionKit
長い!名前が長い! 「オルタネーター」はSalsa独自のスウィンガーエンド名称で、
148mmスルー規格「ブースト」を142mmに「レデュケーション=縮小」出来るキット、
という事で、使い方はこの3mm厚の板をエンド取り付け部分に挟むだけ。
¥54,000というとてもフレンドリーな価格のティンバージャックですが、
エンドがブースト規格という理由で二の足を踏んでいた方も多いでしょう。
しかしこのレデュケーションKIT(
¥2,400)の登場でハブ選択肢が一気に拡大!
そんなレデュケーションKITはティンバージャックだけでなく、というよりも、
「本当に君を求めていたのは!」的な感じで構えていたのが此方。
Salsaのモンスタークロス
「Fargo」です。
特にこのフレームKIT売の分は、
付属のカーボンフォークが100x15mmと、
非ブーストの一般的なスルーアクスル規格なのに、
リアエンドは148mmのブーストという事で、
少々パーツセレクトが難しい存在でした。
が、レデュケーションKITで142mm化すると、
あの完組みホイルも使える、あのハブも使えると、
一気に夢が花開くではありませんか!
「ブーストがダメ」って事は一切無いのですが、今はまだ選択の主流で無い事は確か。
そんな中届いたレデュケーションキットが与えてくれる
「選択肢」はやはり有り難いのです。
因みにエンド幅を狭くすると、フレーム付属のBoost用アクスルが使えなくなるので、
142mm用のアクスルを用意する必要がある事、念の為に記して〆とさせて頂きます。