先日御紹介した
Salsa/Timberjackに続き、
またまた待望のMTBフレームが届きました。
モンキーさんのオリジナルフレーム、
「98-ST7」の最新バージョンです。
トレンド変遷激しいMTB界では珍しい、
ドシっと腰の座った実直な一本という事で、
嫌う人を探すのも難しい98-ST7。
独特のリアエントリーエンドをはじめ、
ジオメトリにも変更はありませんが、
一点だけ大きな変更点があります。
それは
シートチューブの大径化。
シートポストの王道サイズと言えば、
ズ~・・・っとφ27.2mmでしたが、
一般化著しい
ドロッパーポストを使うとなると、、
φ27.2mmでは選択肢が狭まる一方。
「俺はドロッパーなんて要らねぇよ!」
と突っ張ってみたい気もしますが、
一度その便利さを知ってしまうと・・・ん~。
という事で自然な流れとしてドロッパーの主流たる、
φ30.9mmにアップデートされまして。
アレもコレもドロッパー選び放題!
なのですが、「リモートレバー」用のワイヤシステムは規格統一など何処吹く風で、
外から出したり中から出したり、アウタが動いた動かんだりと。
そんな関係上、今回のST7にはリモートケーブル取り出し穴が用意されていませんので、
リモートを使われる方は、御相談頂ければ良き位置・良き形状で小物施工承ります。
個人的にはKSのDropzoneみたいなサドル下にレバーがあるタイプも好きですけどね。
さぁ、ティンバージャックも艶消し黒(自称チャコール)、
モンキーも艶消し黒(というか防錆用下塗り)と来ましたが、
もう一台ある弊店在庫の艶消し黒(ちゃんとアノダイズド)のMTBフレームが此方。
Bansheeの下り系29er
「Paradox」です。
初期型がデビューした2010年頃には、
斬新とも言えた「下り系29er」というキャラですが。
その後27.5インチ(650B)が出て来~の、
セミファット(ミッドファット)が出て来~のと、
混戦状態の中、特別の注目を集めるに至らず、
一部から支持される隠れキャラと化していました。
しかし時は巡り2017年。
MTB震源地アメリカでは29erが再燃し始め、
気がつけばパラドクスは最先端に近い位置に。
オマケにとても広いタイヤクリアランスは、
偶然にも
27.5+化にジャストマッチし、
寸法上は27.5x3.0も呑めそうな塩梅にして、
リアセンター427mmと充分以上にショート。
OSヘッドだった初期モデルとは違い、
テーパーヘッドのVer2モデルですので、
フォーク選びで悩まされる事もありませんし。
エンドが142mmスルーでもBoostでもなく、
135mmQRなので手持ちのハブを活かせそう。
シートポストもドロッパーと親和性の高いφ30.9と、
最新モデルではないとしても、
使えそうな匂いをプンプン放っているのです。
定価¥84,000と、濃い内容に似つかわしくないリーズナブルなのですが、
在庫の
Mサイズ一本のみは・・・安いです、2割引とか3割引とかの次元ではなしに。
あまりに安過ぎて他店さんの邪魔になりそうなので具体的価格は書きませんが、
「パラドクス、やっぱ良いよね」という方は是非御相談下さい。
あと今回のモンキーST7は410サイズのみの生産となっているのですが、
次回生産予定無し状態の
440サイズも前作が1本在庫御座いますので、
ST7にジワジワ魅了されている、そんな背が高めの方は頭の隅っこにインプット、です。