なるべくして、とでも申しましょうか。
展示用サンプル車両のストラグラーが遂に
ロングテール化されてしまいました。
展示用サンプル車両というのは一度組み上げ完成した後も、
売れずに居る間、チョコチョコと手を加えて仕様変更する事しばしばですが、
今回のローングテール化により完成度はMAXに達した感もあったりなかったり。
あとは荷台つけてバッグつけて・・・完成!
と行きたい所をグッと堪えて一時停止。
標準キット(+¥24000)を買えば万全なのは当然
なれど要不要をハッキリさせてコスト減を狙う、
という戦略も店として提案したい所ですから。
例えばロングテールに求める能力が、
「純粋に荷物を積む」というのであれば、
ラック(=柵)はリープ専用(¥16,000)でなく、
LT1用のV-Rack(¥12,000)で事足りますし。
デッキ(=天板)もまたリープ専用品(¥8,000)である必要は無く、
適当な板を切って作るとかスケートボードのデッキで代用として充て、
装着は簡易式のスナップフック(¥1,500)かスーパーフック(¥2,300)を用いる、と。
この作戦で行けば予算
¥1万前後を削減できる余地が生まれる訳です。
また目的が
「子供さんを乗せる」という事であり、チャイルドシート装着前提ならば、
標準キットに含まれるリープ用デッキは必須でないと言えたりも。
例えばYeppシートを装着する場合は、
そもそも天板に装着するのではなく、
別売のアダプターを介して装着するので、
天板は泥除け的な存在でしか無いのです。
ただこのマウントを装着するには、
ラックはリープ専用である必要がありますし、
リープとラックをガッチリ固定する、
V-Rackロックもあった方が安全でしょう。
「高々¥一万如きの削減にややこしい事は考えとぅない!」
と言われてしまうともう仰るとおり!としか言えないのですが、
旧FRKからLeapに進化すると同時に価格も上がった為に、
ロングテールが以前ほど身近なモノで無くなった事が気になって仕方ないのです。
また現在のLeapの規格(LT2)がより安全で完璧なモノである事は確かなれど、
必要なモノを適当にでっち上げて使うという面白さもまた魅力的だと思いますしね。
弊店はあくまで選択肢を御提示するのみですので、一番良い選択をして下さいませ~。
そんなでっち上げ讃歌に対して、
「此処はチョッと自作では厳しい」というモノ、
そう、リープユーザーの皆様が待っていた
アレ。
今回の
ストロングラー(=ロングストラグラー)は、
前に小振りなフラットラックを装着しているのですが、
此処に荷物を積み、サイドスタンドで停めると、
荷物の重みでハンドルがグルンと回り、
フレームにガツン!といくとか、こけるとか・・・。
そうならない為には此奴が必要なのです。
そう!両立て式のキックバックスタンド!
まだまだかと焦らされていた日々はもう終わり、
リープ用のキックバックが遂に入荷完了。
Xtracycle Kickback3 ¥20,800(税別)
「3」て何が3やねん?と不思議に思いましたが、
恐らくキックバックが「1」、エッジランナー用が「2」、
そして此奴がキックバック三代目、という意味かと。
簡素極まりないパッケージを開けてブツを見てみましょう。
お~・・・ほほ~・・・・
以前見たサンプルと方式から何から全く別物やないかい。
生産直前まで行っていたインナースプリング式は何かしらダメだったんでしょうね。
何は無くとも取り付けてみましょう。取扱説明書は・・・無い。
「詳しくはWebで」的な事が書いてあるのでアクセスしてみると答は
「NOT FOUND」。
はい、全然段取りが間に合っていない様なのでモノを見ながらカチャカチャカチャ。
で、こんな感じ。なるほど、シンプル&よく出来ています。
完全に独立して装着されるので、他のオプションパーツと干渉しませんし、
何より初代キックバックと違って、走行時に段差でブラブラする事が無いのは良い。
「リープだけじゃなくてFRKやエッジランナーにも使えるよ!」
的な事がパッケージに書いてある様に思いますが日本語専門なので本当の所は不明。
ただ何を如何考えてもビッグダミーには装着出来なさそうな気がします。
そりゃそうか、ビッグダミーはエクストラサイクルの製品じゃないですしね。
(となって来ると初代キックバックは実質ビッグダミー専用って扱いになるのでしょうか?)
そんなこんなで長尺化により生まれ変わった
ストロングラー52号(サイズが52だから)。
車体&リープ&キックバックまでのセットで
¥22万(税別)で如何で御座いましょう?
足回り、ドライブトレイン、ポジション、何れもロングテールとのバランス抜群です。
後日記 : 売約御礼!
残る荷台関係についてはオーナー様の御意向をお伺いして、って感じで。
そんなこんなで今日は此処まで。明日は
定休日です。