我が通勤主戦力機であるトッツァン固定ギア。
何も考えずにスイスイ魚の様に走れるので、
日常の移動には非常に都合が良いのですが。
積載性という概念がほぼ無いに等しく、
「やっぱあった方がええかね?」という事で、
発作的に
フロントラックを装着。
大仰なブツではなく、極々簡素なモノです。
この手の前荷台を使うのは数年振りですが、汁物が入った弁当を汁をこぼさず運べるとか、
無駄に洒落た箱に入ったドーナッツをひっくり返さず運べる等々、やはり何かと便利。
そう、フロントラックは使うと便利です。
なのに何故ズッと使い続けて居ないのか?
それは便利と同時に
「邪魔」でもあるから。
大きいモノは積載量も多いですし、
重いモノは往々にして剛性感豊かですが、
何にしても過剰である事しばしばで、
結果的に邪魔さが拭えず外してしまう、と。
そんな経験から導き出されたのは、
「フロントラックは足し算より引き算」
という意味不明な答。
実際問題、天板面積の小さなキャリアでも、
近所のピザ屋に巨大ピザを取りに行く位なら、
充分使えてしまいますので、
毎日大きな荷物載せるなどといった、
特定の目的が無いなら小さめキャリアが良い。
そんな「使える」と「邪魔にならない」の、
中間バランスをとった製品として、
「良い塩梅ですな」と感心したのが此方。
Adept TrussPoterRack ¥4,200
一般的なフロントラックと比べ、
2周り程も小さいな天板
(24x31.5cm)は、
弁当やニューサイ運びにジャストサイズ。
またアルミ製で
570gと相当軽量。
キャンプだ!ツーリングだ!と、
重量物を沢山積むには剛性不足ですが、
「あればチョッと便利」という普段使いには、
邪魔にならないサイズと軽さは正義。
足の取り付け方法が幾つか選べるので、
色んな車両に取り付けし易いのも良い。
Paul/フラットベッドの様な煌びやかさも、Cetmaの様な道具感も無いけれど、
駐輪時にハンドルがクルンと回って、ラックがフレームにゴッ!と当たって凹む、
そんな心配がほぼ無い軽さ&コンパクトさは、日常生活に良い塩梅なのですよ。