ある日突然。
弊店からダッシュで5秒の位置にある、
郵便局が消滅してしまいました。
小さな商品を発送する際などには、
パッと走ってレターパック買って即投函、
そんな使い方をして重宝していましたので、
突然の閉局に困惑しております。
ええ、そんな風に別れと言うのは、
ある日突然訪れるモノです。
昨年末には
Surly/Pacerが、
生産中止となったとの声明をはじめ、
インスチ2.0消滅と共に、
MDSシステムも背水の陣と化すなど、
まぁ色々な新旧交代劇がありました。
そんな中、正式なインフォメーションこそ出ていませんが密かに姿が薄らいでいる、
ブランド名が「Surly」に決まる前から存在していたSurlyの基礎
「1x1」。
不幸中の幸いとでも申しましょうか、1x1は廃盤になる訳では無く、
昨年フルモデルチェンジした
Trollと同様のジオメトリに生まれ変わると思われますが、
少なくとも現行型の生産は昨年で終了しており、2017年内は生産計画が無い。
つまり現在の在庫が全て、という状態だったりするのです。密かにね。
そんな第二世代1x1を名残惜しみ、
今一度、弊店なりに組んでみた今回。
初代よりもヘッド位置が上がり、
よりトレイルバイク然とした二代目ですので、
ガッツリとトレイルで遊べる様に、
足回りは47mm幅のワイドリムと、
SurlyのUltraNewDiskHubでガッチリ組み上げ、
Dirtwizard26x2.75(120tpi)をセット。
使えて安くて丈夫で面白い、Surlyっぽい感じです。
エアボリューム豊かな26+タイヤとは言えど、
ダートでブッ飛ばすとそれなりに暴れますので、
グイッと力ずくで抑え込む為に、
ハンドルは
780mmワイドのローライザー。
この感じは初代では出ない二代目独自の雰囲気。
因みにハンドルを始め、ステム&ポストと、
ポジション周りは全て
Tioga。
最近のTiogaって一回りして再び良い感じですよね。
使えて安くて丈夫で面白い、以下同文ってなモンで。
ブレーキはSLXで敢えて
前後6インチ。
コケてローター曲げる前提、ですね。
クランクもまたSLXで安くて丈夫、
それでいて格好良いなんて素敵。
とどめにチェーンは私蔵・秘蔵の、
ウィパーマンのブラックチェーン!
その他、dkgのシートクイックやWTBのサドル&グリップなど隙が無い、
というか「自分が乗るなら」的なアッセンブルとなったこの一台ですが、
此処までやっても
¥182,000と・・・意外と・・・安くないですか?
Surly 1x1 26+トレイル仕様(Mサイズ) ¥182,000(税別)
トロルはそもそも1x1の兄弟車ですので、先行してモデルチェンジした新トロルと同様、
フォーク長は短く、ヘッドチューブは長く変更された新1x1が出るのでしょう。
またドライブサイドチェーンステーがプレート化され26x3.0も履ける様になるなど、
基本的には来るべき第三世代1x1を歓迎したいと考えています。
ただ気になって仕方ないのが。
エンドが新トロルと同じ「Gnot-boost」になってしまうとすると・・・、
シングル車両としては致命的、というか悪夢としか言えません。
まぁそんな事はまず無いだろう、とは思いながらも怯えてしまう方は、
ストレートにしてシンプルなシングルスピードMTBである第二世代1x1を是非。