相変わらず乳幼児と幼児の間で翻弄され、
走りに行く時間90%Offの空井戸サイクルです。
で、長男を保育園に送り届けた後の、
僅かな時間でレッツラゴーな訳ですが、
出走の前に次の様な事を決めねばなりません。
「今日はドレに乗って何処へ行くか?」
我が家には個人用車両だけでもMTB2台を始め、
ロード・スポルティフ・グラベル・固定と、
欲望の結果たる複数の車両があるのです。
また個人的な主義として「持っているだけ」というのを好ましく思わぬ故、
所有車両は常時乗れる状態にし、順番に乗らねば尻がモゾモゾします。
そんな自転車大家族生活において、
「コレ良いんじゃなかろうか?」
と使い始めてみたのが此方。
オルトリーブのシートポストバッグです。
Ortlieb Seatpost-bag(M) ¥13,800(税別)
一大ムーブメントとなった感もあるバイクパッキングの象徴とでも言うべき、
大型シートバッグよりも小さく、普通のサドルバッグよりも随分大きい、
そんな中途半端なサイズのバッグであります。
しかし
公式容量4ℓと言うサイズは、
日常のライドに昼飯持って行く程度から、
1泊ツーリング程度までなら必要充分と、
実は自分が最も欲するサイズだったり。
内部は基本的に1気室ですが、
左右側面に小さなポケットがあり、
ポンプや工具をガタガタさせずに、
スマートに収納する事が可能です。
と、そんなサイズの事よりも、
自転車大家族生活にとって、
最も注目すべき点は
固定方式。
装着はこのワンタッチバックルを用い、
シートポストに直接パチン、ですので、
必要な時、必要な車両に即装着可能。
SKSの簡易フェンダー「エクストラドライ」の固定方法と基本的に同じですが、
樹脂バンド&大型バックルのお陰で固定力はかなり高いです。
また取り付けに際しての条件としても、
サドル下の空間をあまり必要とせず、
サドル直下ギリギリまで寄せられます。
シートポストの出代が約5cmもあれば、
取り付け可能な感じですので、
フレームサイズの大小を問いません。
なのでバッグとリアタイヤの接触にだけ注意すれば、
取り付け位置を下げて低重心化、なんて事も可能。
道無き道へズズイと侵入する、
廃道ロングライドの相棒として、
工具や着替えや食料やを詰める分には、
充分と言える容量でありますし。
ペダリング時に腿裏と接触しないので、
荷物の事を忘れて走りに没頭出来ます。
あとコレは少々無茶ですが、ドロッパーポストとの組み合わせってのも可能性有り。
機能としては超便利だけど、サドルバッグが装着し辛いドロッパーポスト、
しかしショートストロークのモノであれば生まれる非稼動部の出代に装着すれば、
ホラ!ドロッパーとの動きとは関係なくバッグが装着可能出来ました!
・・・まぁこの状態で走ると、バッグとタイヤが即接触しますので、
あくまで条件が揃えば使える可能性もあるよね、というレベルです。
またバッグの上部には取り外し可能なバンジーコードがありますので、
脱いだアウターを丸めて括るであるとか、レジャーシートを括るであるとか、
バッグ内部に入り切らなかったモノも何とか出来ちゃいます。
なので例えば今の時期であれば、
ホットスポットと化している、
無人販売所をスルーする事無く、
欲しいモノをジックリ吟味可能。
葱・小松菜・ホウレン草・菜の花・レタス、
総額¥500と1コインでこの充実っぷり。
いや~、春!って感じですね~。
バッグの奥に菜の花詰めて、
後部の広い所にレタス詰めて、
葱・小松菜・ホウレン草は、
バンジーコードで天面に括る。
無人販売所チェックと、
モーニングライドは非常に相性が良く、
このバッグもまた相性抜群なのです。
コンプレッションベルトでサドルに括りつける大型サドルバッグと比べると、
左右の振れに対するガッチリ感は劣ると思いますし、容量も少ないです。
でも「バイクパッキング!」なんつって、
フル装備でツーリングなんて、
今の自分には夢のまた夢。
容量4ℓ&最大荷重2kgと言うサイズは必要充分、
そしてトレイルを走っていてガタつくとか、
左右に振れると言う不快感も無いのですし、
何より必要な時に必要な車両に、
パッと一瞬で装着出来るのは素晴らしく便利。
しかも重量
425gと軽量なのも有り難いし、
オルトリーブらしい完全防水というのもまた。
雨天下&雨上がりの時には、後輪の巻き上げから尻を護ってくれるというオマケつき。
別に新製品でも何でも無いんですけどね、コレは中々都合良い製品だと思いますよ。