井戸端監視カメラ



70/30。

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仕事前の小一時間だけで良いから、
ちびっとだけ山の空気に触れたい。

そんな欲求を胸に抱いて向かったのは、
市内の外れにある某砂防ダムの奥。


街中からママチャリでも行ける距離ながら、
夜には市内の光も届かず、
キャンプごっこなどをするのに最適な場所で、
独身時代はよく此処で夜を過ごしたモンです。

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で、思いつき半分懐かしさ半分で、
トコトコ歩いてダム越えて、
浅い川に木道がかかる場所に辿り・・・、
辿り着くと・・・あるはずの木道は無く
山から流れ出る砂で埋まっていました。

砂、凄ぇな。


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これだけ次から次へと砂が出てくるのに、
よく山自体が小さくなってしまわないモンやな、
と妙に感心してしましますが、
その動かざる事何とやら感こそが、
山の魅力の源泉なので御座いましょうな。


まぁそんな山と少し触れ合う程度の自分から、
ビカールサン(@神々の山嶺)一歩手前の人まで、
誰もが耳にすれば「ピクン」となる、
そんな60/40(ロクヨン)という素材があります。

綿とナイロンの割合が6:4である事からそう呼ばれるロクヨンは、
対磨耗性が高い上に通気性もよい、というだけでなく、
雨に濡れた際には綿素材が膨らむ事で目を詰まらせて防水性を発揮するなど、
「タフ」を地で行く感じが、実に男のロマン心を擽る素材であったりします。


で、こんなズボン。
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 CCP トゥエンティー・ダーツ ¥20,000(税別)
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素材は勿論ロクヨン・・・と言いたい所ですが、
綿の割合がより多い70/30なのでシチサン。

つまりより綿パンに近くなる訳ですが、
持って軽く、ザクッとした手触りは、
やはりロクヨンに近い素材感と言えましょう。


伸縮性の低さもロクヨン同様なのですが、
その素材を使いながら如何に動き易くするか?
という問題への回答が20箇所にも及ぶダーツ。

ダーツは生地を織り込んで縫う事で立体感を出す手法の事で、
「摘む」なんて言い方もしますが、20箇所ともなると最早折り紙状態。

更に股下はクライミングパンツの様にガゼットクロッチとなっており、
複雑怪奇極まりないパターンが実に縫製屋泣かせな一本ですな。
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また左右に設けられた大型ポケットは当然の大容量ですが、
中身がバタバタと踊らぬ様、右ポケ内部には内容物保持用ベルトが潜んでいます。

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履いてみると、とにかく軽くて楽。

肌触りはナイロンパンツのそれに近いモノの、
ダーツで立体的にこそぎ出されたパターンと、
CCPにしては珍しいルーズなサイズ感で、
不思議なほどに履き易いです。


ワークパンツ的な全体がルーズに垂れる風ではなく、
垂れる所は垂れて、締まる所は締まるという、
すっきりとしたグラマラスさは流石の20ダーツ。

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こういったローテク素材の魅力というのは、
絶対性能というよりも、永く付き合える耐久性と、
そして月日が与えてくれる表情でありましょう。

履いて履いて履きこんで、
場所場所の風合いに差が生まれ、
それでもまだまだ自分の体を守ってくれる。


自然への憧憬をホンノリ抱き続ける人が、
ふと思い立って少し山に入ってみる、そんな時。
履いているべきはきっとこんな一本なのでしょう。
by kaleidocycle | 2016-10-24 20:42 | 商品
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