今日も鹿の角を求めてですね、
山越え谷越え林道を分け入る早朝。
人類が踏み入る頻度の少ない場所ほど、
鹿にとってはリラックス出来る場所であり、
「あ~落ち着くわ~、チョッと角でもこすろかな?」
となり抜け落ちている可能性大。
か、どうかは知らんけど。
まぁ鹿の角拾いというのは副次的なモノであり、
同じ道ばかり走っていてもオモロう無いから、
林道へ進入する、というのが主たる理由。
変な道抜けて変な場所を目指せば、
50km走るだけで舗装路100km分以上の冒険感。
未舗装路なのでパンクのリスクは上がりますが、
大丈夫大丈夫、気を抜かなきゃ大丈夫。
それにパンクした所で直せば済む話、
チョッとした休憩と捉えれば良いのです。
そう、パンクなど敵ではない。
この手の人気の無い場所を走る際、
最も注意すべきは
「チェーン切れ」。
チェーンが切れてしまうとにっちもさっちも行かず、
ただそこで呆然と立ち尽くすしかないのだから。
という訳で、人気の無い方へ足を伸ばす際は必ずチェーンカッターを持って行くべし!
と日々口酸っぱく申すワタクシ、過去にエライ目に遭うたからこそ申し上げるのです。
ただチェーン切れなぞ滅多出会うトラブルでもないので、
ギリギリ使える最小限のチェーンカッターというのが好ましい。
例えばこんなのとか、かなり良いんじゃないかと思います。
Airbone Tool-Bar ¥1,980(税別)
携帯灰皿の様なサイズの此方、クルクル回してキャップを開けると、
中からビットが「これでもか!」というくらい大量に出て来ます。
アーレンキーが2mm・2.5mm・3mm、
4mm・5mm・6mmと来て、
トルクスがT10・T25・T27と3種、
ドライバーはプラス1番と2番、
そしてマイナスx1と過剰装備気味の総計12種。
其々必要に応じて抜き出したなら、
チェーンカッター前部にある穴に、
パチンと嵌めて使う、実に単純明快。
んで、そのビットを収納する際、固定用のガイドとなる棒を外すと、
チェーンカッターのハンドルになるってのがとても良い。
「緊急用チェーンカッターなんて、
使えれば何でも良い何でも良い」
と言えども、やはり使い易い方が良い。
それに実測140gという軽さは、
チェーンカッター付では最軽量クラス。
更に使わなそうなビットを外しておけば、もっと軽くなりますし、
空いたスペースにイージーパッチを忍ばせておくなんて手もあり。
知人と連れ立ち走りに行く。
交通量も充分ある快適な道を行く。
そんなサイクリングであれば、
チェーンカッター必須では無いかも。
しかし独りで分け入る、
未だ見ぬ道に興味を惹かれるなら、
自分のケツは自分で拭く必要あり。
もうすぐやってくるGW、
人混みを避けて山へ逃避行、
そんな時にはパンク修理道具と、
チェーンカッターを忘れずに~。