橋の上を通り抜ける瞬間、
「こ・こ・こ・凍ってんじゃない?」と、
ビビッてしまう程に冬真っ盛り。
橋だけでなく陽の当たらない場所も、
「つるっと行っちゃわん?大丈夫?」と戦々恐々。
凍結防止剤が撒かれているのを見ると、
少々心強く感じたりせん事も無いのですが、
凍結防止剤って・・・塩やしねぇ・・・。
錆びますやん。
錆びた車両の錆取り&清掃作業なんてのなぁ・・・邪魔臭いモンです。
せっかく錆を落としたのに、また走りに出て帰って来たら錆びていたらガックシ、
が、だからといって錆びを警戒して乗らないというのは間違ってるし。
嗚呼、冬になると恋しくなるのはやはりチタン・・・
とコタツに入って妄想繰り広げるアナタ!何にします何にします?
Moots?YBB良いスね~!
Seven?オッシャレ~!
IF?どうかしてるぜ~!
まぁそんな3アメリカンブランドは個人ビルダーでも無ければ大きな企業でも無い、
幾名かのビルダーを擁する中小企業系ブランドと言える訳ですが、
「アメリカ」&「チタン」&「中小企業系」のブランドといえば・・・もう一つありましたよね?
そう!DEAN Bicycles!
いやもう、鉄ばっか乗ってる自分からすればライスピだろうがモラティだろうが、
チタンと聞くだけで背筋ピーンと伸びて拝んでしまいそうになりますが、
その中でも「ディーン」という響きには、一種異様な近寄り難さを感じていました。
しかし米国行脚から還って来たFunbikes KAZEさんに、
「おい!今のDEAN良いぞ!」と聞きHPを見てみた所・・・、
あら、なんだかスッキリしましたね、と。
トップチューブからシートステーにかけて優美な弧を描く、
「Colonel-LT」なんてのは物凄くフレンドリーなモノを感じさせますし、
ハイエンドコミューターとも言うべき「CafeRacer」は、
如何にもUSA!って感じのスマートさで、やはりフレンドリー。
「フレンドリーフレンドリーって、オマエは鳥のマークのファミレスかい!」
という話ですが、DEANって以前は何と言うか・・・、
頑固親父ラーメンみたいな感じで「いやなら帰ぇりな!」てなイメージ、
いやホント勝手なイメージなのですが、そんな風に感じていたのですよ。
そんなDeanも時間の流れと共に、
良くも悪くもアクが抜けた様で、
2016現在、新生DEANとも言うべき、
スマートなアメリカンブランドになっていました。
そして今年、日本の窓口として、
件のファンバイクスさんが起つ事になり、
日本からでも気軽にセミオーダーが可能に。
ファンバイクスさん企画のオーダー第一弾は、
本来テーパーヘッドのシクロクロスモデル、
「Torrey's-Cross」を敢えてOSヘッドでというモノ。
チタンと来たらカーボフォーク!でも良いんだけど、
こんなチタンフォーク見せられたら・・・ねぇ、
OSでシュッとしたルックスに仕立てたくなるのが、
人情ってモンなんじゃないでしょうか?
2月に入荷するらしいので、
入荷したらファンバイクスさんに見に行って来ます。
2月・・・誕生日なんですよねワタクシ・・・。
ワタクシも20年位前ならチタンという響きだけで腰が退けて、
「コレ買う予算があったら、アレも出来るコレも出来る・・・」と、
現実的な選択肢として考える事さえ出来ませんでした。
しかし、ある程度オッサンになって来た昨今、
自宅の自転車用倉庫にギッシリ詰まったお宝マイマシーン達を覗くと、
「これ以上増やしても乗る時間無ぇなぁ」としか思わず、
そうなって来ると・・・チタンへの欲求が頭を擡げて来るんですよね~。
特にグラベル系ディスクロードみたいな、いつでもどこでも走るタイプは、
錆に強いチタン素材であれば有り難い事この上無し、ですから。
さぁ今後DEANはどの様に国内展開されて行くのでしょう?
全ては
ファンバイクスさんの頭の中、でありますが、
価格的にはリンスキー製のSalsaチタンと同程度というバリュープライス、
オーダーも約2ヶ月というスピード対応が可能となりそう、みたいな話です。
まぁこの手の「納期2ヶ月」ってのはあまりアテになりませんけどね、
日本のチタンバイク戦線にDEANが帰って来た、まずはその事を歓迎しましょう!