井戸端監視カメラ



2016ひらけゴマ その5。

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ゲェキェスタァッ!(元気ですか!)
元気があれば何でも出来るけど、
元気無ければ出来る事はしれている・・・。


先週からこじらせ続ける風邪は、
何故かネクストステージ気管支炎に突入。

で、夜などは咳で眠れず、
喘息持ちだった子供の頃を思い出して、
少々ビビッていたりもしたのですが・・・。

薬飲んだら効果覿面、咳がピタッと止まったのです。
いやぁ~、化学の力は凄いですね!滅多に薬を飲まん分だけに感動もひとしお。



普段、自転車界における漢方&本草学的な面ばかりに興味が行く弊店にとって、
展示会のシーズンというのはケミカル的な自転車に触れ合える珍しい機会。
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もう2週間ほども前になりますが、
GIANTの2016展示会へ行って来ました。


如何でしょう、このエアロロード「Propel」の、
真後ろからみた姿の薄さ!まるで魚類の如し。

少しでも効率良く、1mmでも前へと念じながら、
進化を続けた結果がこの過激さなのでしょう。

実に劇薬チックです。

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そんな効率化の権化・GIANTの今年の目玉は、
フルモデルチェンジを果たした「TCR-Advanced」。


なのですが。
一年中鉄フレームばかりの弊店です、
「凄いモノが、更にもの凄くなったらしい」
という程度の極適当な認識しかありません。

キラ星の様に輝くフラッグシップは素晴らしい、
しかし弊店がそれより気になってしまうのは・・・。

思わず二度見してしまった新規投入ライン「ToughRoad」であります。
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29erホイルを履いたフルリジットMTBという事で、
言わばアドベンチャーバイクというジャンルに属する一台。

意外意外、実に意外。
勝手な認識で言えば、正しく効率的に進歩していく競技車両に対する、
カウンターカルチャーの一つがアドベンチャーバイクだと捉えていてですね。

正当な進化に対する、という話ですから模範となる回答像は一つである訳も無く、
「世の中の平均は如何か知らんが、この道をこういった風に走るにはコレが一番!」
みたいなメーカー側の「独善的仮定」がモノを言うジャンルであると思ってました。
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そこに弩主流のジャイアントがタフロードを放り込んで来たという事は、
アドベンチャーバイクが最早傍流ではなく、主流の一派となった事を示すのか?
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なんて事を無闇矢鱈に考える事無く、
姿勢正して真っ直ぐに見直せば・・・、
至って普通の真っ当な自転車です。

「自転車は移動道具だ!」と、
ストイックに割りる人にとっては、
とても効率的な選択と言えそう。

「個性的」というのの真反対にあるタフロードですが、
敢えて個性を消したそのニュートラル感こそがジャイアントなのでしょうね。


対して、一昨年メカメカしい近未来ルックでグラベル業界に殴り込みを掛けた、
グラベルグラインダー「Revolt」、少し愛らしい系のカラーとなり、
イカつさを前面に出していた以前のカラーよりも随分取っ付き易い印象になりました。
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ただ、そもそも突飛なフレームデザインで、
他社同様車種を突き放そうとしたリボルトですから、
柔らかい色になった事で個性が薄まったきらいも。

いっそアルミ地剥き出しの「ロウ」とかで出せば、
サイバーな感じで格好良いだろうなぁ、と妄想。


まぁしかしこのリボルト、見れば見るほど真面目で、
「ああ、そういう事か」と感心させられる事多し。

サイクリングという言葉の現在進行形である「グラベル&アドベンチャー」、
その潮流に対するジャイアントなりの答が此処に詰まっている訳ですが、
逆に言うと積極的な「価値観の提案」というのが見当たらない辺りはジャイアントらしい。


勿論、ジャイアントだから出来る様なイチかバチかの提案は過去に幾つもありました。
が、自動車のトヨタの如く隙間の無いラインナップを展開するジャイアントですから、
「ユーザーの求めるモノを効率的に供給する」というのが基本的使命。
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だから旅の基本がフルパニアからバイクパッキングへ移り行くのをうけ、
シート&フレームバッグ等も出して来ましたが、見た目の新鮮さは欠片もありません。
その代わりシートバッグで¥6,000とモノ凄く安い!ん~効率的。


そう、ジャイアントは西洋医学的であるだけでなく、ジェネリック的存在でもあり、
風情や個性などと言った曖昧な価値観は効率よく排除されている様に観じます。
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所が此方の新車車種「Flourish」を見ると、
その勝手に貼ったレッテルがペリペリ剥がれます。


このフローリッシュという車種は、
日本においては新商品でありますが、
海外では以前から存在していました。

俗にハイブリッドバイクと呼ばれる其れで、
まぁ泣きたくなるほど野暮ったかった。

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それをカラーリングやパーツを見直し、
日本仕様にリメイクする事で、
新規投入と相成ったのですが。

結果、目の前にあるのは、
雰囲気と機能が融合した、
実にレベルの高いスタッガードバイク。

この柔軟な効率化は凄いです、今年のGiant製品で最も素晴らしい。
しかも同様フレームで、BBを前にオフセットした「Suede」という姉妹モデルまである。


「効率化」という言葉は、ややもすれば陳腐&チープに結びつきがちですが、
最大企業の繰り出す其れは、高く整然と積み上げられたピラミッドの様で、
ヒョイと見上げた所でその全貌を捉える事など叶わぬ程に複雑巨大。

じーっと見ていると呑み込まれそうで、チと怖くもあります。
by kaleidocycle | 2015-09-23 15:38 | 駄情報
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