書類の整理中、視界の隅で何かがカサカサ動く。
「何奴!」と見るとそこには小ぃぃぃぃさい蜘蛛が一匹。
普段気に留める事もない小虫でありますが、
顔を近づけてよくよく見ると・・・精密な造りをしておるモンですなぁ。
よくよく見なけりゃ分からない、それは生物の世界だけで無く、
我々の体を包むウェアの世界でも同じ。
(こじつけか?いやいやそう言わずに~。)
と言う事で本日は、パッと見では違いが分かり難い、
GSGx7ITAのビブショーツ解体新書の巻、であります。
まずはエントリーモデル。
Ortles ¥9,500
此奴の特筆すべき点は
価格。
イタリア製の高品質ビブが、
¥1万以下というのは凄い。
更に画像のホワイト以外にも、
グレー・
レッド・
イエロー、
グリーン・
ブラックと6色展開で、
色んなジャージと合わせ易い。
裾のズレ止めは上位モデルと同じ、
立体感の少ないエラスティックプリント。
エントリーだからって、腿が痒くなるとか、
そういったネガティブは許しませぬぞ。
ショルダーバンドから背面にかけては、
全てメッシュ素材で締め付け感少なく、
通気性においては言及するまでも無いかと。
「ビブは暑いイメージがあるから、
肩無しのレーパンの方が良いなぁ」
という人にも是非トライして頂きたい。
組み合わされるパッドは、
GSGの
HDエルゴノミックパッド。
サイクルアパレル他社への供給も請け負う、
高品質パッドメーカーでもあるGSG。
そのGSGパッドの中では、
比較的
厚さがあるタイプとなり、
ロングライドでの快適性は勿論の事、
何せ価格がリーズナブルですから、
まず一枚目のビブとして選ぶならコレ。
続いてミドルモデル。
Adamello
¥12,800
オルトレよりも少し高いけど、
まだまだ充分リーズナブルなモデル。
カラーバリエーションについては、
此方も画像の
グレー以外に、
レッド・
パープル・
イエロー、
グリーンと計5色展開。
オルトレと見比べて一番に気付く違いは、
やはりショルダーベルトではないでしょうか。
背面のメッシュはオルトレと同じながら、
ベルト部分はエラスティックバンドとなり、
よりタイトな一体感が期待出来ます。
メインパネルの素材はオルトレと同じく、
スポーツライクラなのですが・・・。
サイドパネルが
メッシュ素材になってます。
サマージャージとかでよくあるアレ、
と言えば感じが伝わるでしょうか?
このアダメッロは三兄弟の内、
価格的には真ん中に位置しますが、
「ミドルグレード」という訳でも無く、
最も涼しさを求めたモデル、
というのが適切かもしれません。
合わされるパッドは
レコードパッド。
GSGのパッドの中では、
最も汎用性に富んだモデルですが、
厚さは結構確保されているのに、
通気性が良いという特徴もあります。
因みにGSGのパッドは、パンツのサイズに合わせて
パッドのサイズも変えているんだそうな、へぇ~。
最後は長兄、フラッグシップ。
Marmolada
¥15,800
プロチームへの供給は勿論の事、
他社OEMも請け負うGSGの、
決めの一手が此方のマルモラーダ。
色は画像の
グレー以外に、
レッド・
イエロー・
グリーンと、
計4色のラインナップ。
価格が上るごとに6色・5色・4色と
色展開が減っていますね~。
此方はハイエンドモデルだけあって、
素材感もベルトも何もかも違います。
ベルトがエラスティックバンドなのは当然として、
背面素材はライクラを採用。
より
ハードな動きに対する追従性、
そんなニーズの為に生まれた組み合わせからも、
このモデルの存在意義が透けて見えますね。
メインパネルの素材もパフォーマンスライクラとなり、
パターン、カッティング、縫製と全て、
今GSGが成し得る最高のモノとなっています。
確かに触っているだけでも、
他のビブショーツとの違いは歴然としており、
ホホォ~てなモンなのですが、
それが¥15,800って・・・何か間違っている様な?
パッドは勿論、パッドメーカーGSGの最高峰、
コンコルドパッドが組み合わされています。
部分ごとに違う素材を組み合わせられた、
立体的な顔を持つこのパッド。
GSGパッドの中では薄めですが、
ガツガツと積極的に走る人には、
最高の快適性を与えてくれる事でしょう。
と、そんなこんななGSGのサマービブショーツ。
如何でしょう?カタログだけではピンと来ないであろう違いがおわかり頂けましたか?
まぁいくら字で書いても読んでも、触ってみる事には敵わないし、
もっと言えば使ってみてこそはじめて違いが分かるはず。
興味を持って頂けたなら是非店頭で現物を御確認下さい!
そして他社製品と品質・価格・デザイン、ジャンジャン比べて下さい!