寝ても覚めても同じ事を考えている。
仕事しながらもズーっと考えているし、
夜は夢に見る事も多いから、
本当に寝ても覚めても耽りっぱなし。
行きたい行きたい行きたい行きたい・・・・・。
具体的な地点とか距離なんかがある訳では無く、
時間をかけて只管移動し、ふと陥る
感覚、
その感覚がある場所へ行く事ばかり考えている。
知らぬ道を走り抜け、
落ち着いた時にふと感じる、
「あれ?ココはドコやろ?」という、
「此処何処感」。
その此処何処感を味わいたくて、
仕事前の数時間を使い、
此処何処を探してはみるけれど。
そんな簡単に得られるモノでは無く、
不完全燃焼のまま麓におりる。
本当に「此処は何処?」となると単に道に迷っているだけ。
そうでは無しに、目の前にある景色が予想の範囲を超えた時に感じる感覚。
妙な所まで来てしもうた、何じゃこの景色は?
過去此処で生活していた人はどんな事を考えていたのかしらん?
眼前にあるのは己の人生とは少々ズレたパラレルワールド、ってなモンか。
そんな此処何処感を感じる風景に、もう随分と接していない。
そして、その無縁の期間が永くなればなる程に、
頭の中で沸々と音を立てて此処何処感への愛しさが募る。
次は何時、何処で身を浸す事になるのかはわからねど、
必ず来るその時を夢見る事で活力が湧き、そして明日のペダリングパワーとなるのです。