親と言うのは愚かなモノです。
息子が人生二度目の風邪をひき、
喉に痰をからめて息をヒューヒュー。
不憫なり、実に不憫なり、
何かしてやれる事は無いのか・・・、
と悶えた結果、喉に優しい暖房器具、
デロンギ・オイルヒーターを買いに走る。
って、風邪をひく前にオイルヒーター導入するならまだしも、
ひいてからでは意味が無い、とまでは言わんけど意味薄弱でややピンボケ。
選択はいつもシャープ且つクレバーに、常そう構える自分であるはずなのに・・・。
まぁ私生活はドン臭くても良いから、
店の商品だけはシャープにクレバーに。
という事でこんなライトをご紹介。
・GP CG-123P ¥3,800(税別)
コンパクト&クソ明るい系の最先端、
それがこのCG-123・・・って言い難い。
USB充電式という事で乾電池を入れる必要が無く、
当然その分軽量に仕上がった、たった
52gのコンパクトボディーからは、
レーザービームの如き光線が放たれる。 「洟垂れる」の駄洒落じゃ無しに。
今まで弊店ではこの手の製品となると、
オウルアイの
ハイラックス30(¥4,700)が、
絶対的定番品だったのですが、
恐ろしい強敵が現れた、という訳です。
勿論其々に美点はある訳ですが、
外観で言えばコンパクトさが光る、
CGの方に軍杯があがる、かな?
球は共に3wという事で優劣無いけど、
強・弱・点滅3モードのハイラックスに対し、
CGは強・中・弱・点滅の4モードで、
特にCGの強モードは強烈。
(左:CGの強 右:ハイラックスの強)
比べてみると誰もがCGに軍杯を・・・、
と決めるのはチョイと待った。
実際に自転車に装着して使う際には、
地面を真正面で照らすのでは無く、
斜めに照らす事になる訳で、
両者を斜め向けて地面を照らすと・・・。
ハイラックスは照射範囲が縦に長く、
更に手前は暗く、遠いほどに明るくと、
明るさが数段階に分かれているます。
つまりハイラックスはレンズカットに工夫があり、実用上の利便性を生んでいる、と。
片やCGは単純なる集光レンズですので、本当に真っ暗な田舎道を走るとなると、
激しく明るい照射部故に、明順応により周りが見え辛くなる可能性も。
という事で、リアル前照灯としてはハイラックスがより有能と思います。
結果として言うなれば、
CGは
普段使いの強力ライトとして、
非常に有能であると言えるでしょう。
例えばスイッチ一つ見ても、
ボディーの端っこにあるのではなく、
出っ張ったUSBポートの下にあります。
街中で自転車を停める時、ライトを盗まれるというのはよく聞く話。
なので、自転車を離れる際にはライトを外して持ち歩く訳ですが、
たまにポケットの中に入れたライトが、何かの拍子でスイッチオンになり、
ふと気付けばポケットが光って、ほんのり暖かい・・・という事屡。
しかしCGのこの位置であればそうそう押される事も無いので、その心配も減る。
またケーブルを使うタイプでは無く、
本体に雄がついているタイプなので、
どこでも充電可能なのも便利ですし。
スイッチ部とUSB部一体の止水カバーも、
より高度な防滴性を期待出来る所です。
まぁでも何だかんだ言って、
この性能で4千円切りという
「価格」、
これが何よりの性能かもしれません。
時に誰もいない夜の闇へ漕ぎ出す、
そんな時の相棒として、
本当に前を照らせるライト。
普段使いメインで気軽に取り外しして使うならCG、
より長時間、広い照射範囲の恩恵を受けねばならぬツーリングなどではハイラックス、
そんなイメージで捉えて頂ければ良いかと思う次第であります。