井戸端監視カメラ



置換法。

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ダラダラパラパラ雨降り続く、
そんな今こそ固定ギア


速度も出んし距離出せない、
でも今はそれが丁度良い。


だってチと足伸ばしゃ其処此処崩れてっし。
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山崩れて通行止めの道は勿論、無事な道でも路面状況イマイチ。
楽しくスイスイ~という風な道に戻るまでは固定ギアに乗る事で、
敢えてテリトリーを狭くしてチマチマ遊ぶ、と。
固定だと足に負荷がかかって何となく走った気になるし。


まぁそんな道荒々の雨パラパラな昨今ですから家に篭る機会も多く、
本を片手に寝転がって、脳内旅行に浸る時間が増えるは必然。

最近読み散らかした中で「読んで良かった・・・」と思ったのはこんなんとか。
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「約束の地」


物心ついた時から家族は祖父と二人きり、
大物右翼の屋敷に身を寄せ暮らす戦後の日々。

しかし成長するに従い、目の前に居る人々には、
今見える姿とは違う過去が其々ある事を知り、
同時に自分の過去さえ知らぬ事に気付き、
やがて闘争の中へ身を投じざるを得なくなる、と。

アイデンティティとはそもそも何処から来るのか?そしてその功罪は?
そんな問いへの波紋が日本・中東・ソ連と地域的に、戦後から現代へ時間的にと広がる。
民族紛争、そして全ての人さえも善悪一体である事を、
デカいスケールで描き出した一大冒険叙事詩!と言うかスパイ冒険活劇。

煙草の煙漂う男の背中、といったシミタツ節では無いモノの、
ハードボイルドな匂いもありながらファンタジー調で、
読めばドップリ世界を飛び回る気分に浸れて素敵でした・・・。



そう、シミタツ先生の良さというのはゴリ押しのハードボイルドではなく、
甘口メルヘンテイストが散らされている所なのだと個人的に思っとります。

シミタツ先生では無いけれど、「約束」繋がりの此方も良かった。
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「約束の森」


家内の命を奪った未解決事件を引き摺り、
生きる意味を見失った元・公安警察官が、
北の果てにあるモーテルへの潜入捜査を打診される。

陽の当らぬ権力の秘密の場所でもある謎のモーテル、
待っていたのは家庭を知らない二人の若い男女。
3人は家族を装う事を指示され待つ、何かを・・・。

国家権力内の暗闘に加え謎の地下組織スカベンジャー、
そして実在さえ疑われる国際的無政府主義組織が絡み合い、
何を誰を信じて良いのか分からぬまま翻弄される主人公が、
やがて掴み始める家内を奪った事件の真相。

少々分かり辛い公安モノにあって勧善懲悪ドンパチドンパチの爽快感。
うむ!正にアクション活劇!
読みながら主人公がチャック・ノリスとダブってしまう感じで、
「なんでやねん!」と非現実的展開に突っ込む箇所多々ありましたが
「甘口メルヘンが加味されたハードボイルド」という意味においては限り無く満点。
(因みに満点はシミタツ先生の「ラストドリーム」など)


いやぁ~本って実に良いですよね!
受動的な映画や音楽などが自動車やバイクだとするなら、
自ら読まねば何も進まない本は、漕がねば進まぬ自転車。
世界にドップリ浸れる幸せがあるのなら、多少天気が悪かろうが何だろうが、ええ。
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本と自転車の親和性は高い様で、
店頭でもたまに「最近何がオモロかった?」
という様な話に花咲く事屡なのですが。

先日来店した際「原寮を推す!」と宣言した、
弊店関東秘密部隊員Y氏より、
原寮・北森鴻・その他詰め合わせが届きました。

どれもこれもタイトルが良いですね~、
それだけでニヤつけてしまう。

手持ち未読分に加えてこんだけ控えがあると、当分雨降っても楽しく過ごせるぜ!

まぁこの不安定な天候も今週末まで、週明けには回復しそうなので、
晴漕雨読、天気に身を委ねて流されて参りましょう。
by kaleidocycle | 2014-08-27 19:18 | 無駄
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