井戸端監視カメラ



油カタブラ。

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スポークに葉っぱが引っ掛かってる、
そんな事ってたまにありますよね?


家を出しなにマイマシーンを見ると、
スポークに絡まる枯葉一枚。

おぉいつの間に、気がつかなんだわい、
と近付いて取り払おうとすると・・・。

蛾でした。

と、そんなどうでも良い事ばかりの平和な毎日を送る我が手元に、
少々刺激的な製品が持ち込まれたのでチェックチェック~。
油カタブラ。_c0189724_183730100.jpg

TRPのHylex。


おぉ!コレ現物見たかった奴や~!

自店で扱いが無い商品とは言え、
気になるモノは気になるのです。

油カタブラ。_c0189724_18375760.jpg

このHylexは一部の人が待ち望んでいた、
ドロップハンドル用油圧ブレーキシステムで、
シマノ製品などとの最大の違いは、
変速システムを持たないブレーキ単品である点。


やっと油圧化が進み始めたドロップ界ですが、
10sMTB用リアメカを使いたいのに・・・とか、
Wレバーで使いたいのに・・・とか、
そんな戯言はシマノ様には聞き入れられる訳も無く、
枕を涙で濡らしていた人間には正に恩寵たる製品。

油カタブラ。_c0189724_18381242.jpg

フードを捲るとこんな感じ。

マスターとリザーブタンクは、
中々綺麗に納められており、
取り付けの作業性も悪く無さそう。

ほっほぉ~ってなモンです。

油カタブラ。_c0189724_18382025.jpg

ただレバーを手に取ってみると、
「ん?何か変じゃな?」と違和感を覚えます。

理由は簡単、ブラケットが妙に長いから。
テクトロの普通のレバーと並べると、
20m少々長い様ですな。

これは当然ブラケット内にシステムを納めたせいで、
Sramのハイドロシフターが、
縦に長かった事と同じですね。

縦に長い方が良いのか?それとも横に長い方が良いのか?
その答えは人其々でしょうが、これ等を比較した時に、
漫画「わたるがぴゅん!」のガッパイ&タッチュウを連想した人はきっと居る筈。



そんなこんなでディスクブレーキ、基本的には素晴らしいモノだと考えております。
勿論良くない点もあるけれど、得るモノ・失うモノを比べりゃ、ねぇ。
油カタブラ。_c0189724_1838468.jpg

しかし中には「何故こうなった!」という、
ディスクブレーキの弊害も。


此方Surlyのストラグラー

クロスチェックをベースにディスク化された、
全方位的魅力を放つ一台ですが、
キャリバーを避ける為に、
リアのキャリアダボが妙に高い位置にあります。

油カタブラ。_c0189724_18392154.jpg

なので、普通にキャリアをつけようとすると、
ダボ位置の分だけキャリアも高い位置に着き、
いまひとつ納得の行かない姿になってしまいます。


なんだかな~、なんだかよ~悲しいよな~、
と悶々としながら光を探し、辿り着いたのが。

ミニベロ用キャリア

油カタブラ。_c0189724_18393717.jpg

ホイルの小さいミニベロ用という事は、
キャリアの足も短いという事で、
「辻褄合うんじゃね?」
と用意して仮付けしてみると。

テールライトのマウントが、
思いっきりタイヤに干渉しています。

油カタブラ。_c0189724_18394514.jpg

そんな時、男はどうあるべきか?

セイッ!
と、ブチ折ってやれば良いのです。

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男らしくありたい・・・男塾に入れる程に。

しかしまだまだ女々しい精神を残す、
凡夫の自分ですから、
折った跡をついついグラインダーで、
ジャウィーーーンと磨いてしまいます。

ツルッツルに磨き切らないのは、
男らしさの残滓ではなく単なる横着。


油カタブラ。_c0189724_1840419.jpg
多少横着しても良いんですよ、
だってペタペタ塗料を塗ってやれば、
ご覧の通り、ほぼほぼ分からんくなるし。

大体このキャリア、たった¥2,600なんで。


たった¥2,600・・・されど侮る事無かれ。

油カタブラ。_c0189724_18411371.jpg




油カタブラ。_c0189724_18412784.jpg

サドルバッグサポーター以上、
リアキャリア以下って感じのサイズ感ですが、
コレはコレで悪くないんじゃないでしょうか。

天板の面はタイヤ上部と絶妙にツラ、
やっぱコレくらいじゃないと格好つかんですよ。


ただ全長が短い仕上がりになっているので、
パニアを着ける際には製品選定がシビアになるはず。

油カタブラ。_c0189724_1842279.jpg
調整幅の少ないパニアであれば、
小型のモノを選びましょう。

また装着してみたスーリー製品の様に、
フック位置の調整幅が広く、
背板をボディの剛性が高いモノであれば、
ヒールクリアランスを確保した位置でも、
充分使えそうです。

「何故ダボがこんな位置になったのだ!」と憤った所で何になる。
惚れた男の弱みだぜ、とか何とか言いながら乗り越えて行きましょう。

本当に「何故この位置になったのだ?」の答が知りたい方は、
直接店頭で聞いて下さい、何ともSurlyらしいひっくり返る様な理由でっせ。
by kaleidocycle | 2014-05-28 22:58 | 駄情報
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空井戸サイクル

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