井戸端監視カメラ



遠回り。

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此方、Surlyのウルトラニューハブ

旧型となった「ニューハブ」と比べ、
ベアリングの支持方法が変更された事で、
ハブとしての能力が圧倒的に増したウルトラ。


固定方法もすぐに錆びて汚くなるナット止めから、
錆び難いステンレス小物付きボルト止めになり、
見た目もとてもチャーミングに進化。

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で、固定用のボルトを抜くと、
ハブ軸の内部は貫通しており、
クイックシャフトを使う事も出来ます。

しかしロード用130mm幅や、
MTB用135mm幅ならいざ知らず、
120mm幅となると・・・、
クイックシャフトは何を使おう?



そもそも「固定ギアをクイック化して何になる?」という話になるやもしれませんが、
「楽しく山道を走る為の固定」というコンセプトを掲げた場合、
工具を持たずに気楽に走れるというのは、やはり魅力なのであります。
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故に自分なぞはグランコンペのハブに、
オプションのクイックシャフトKITを使って、
クイックシャフト化しているのですが。

このグランコンペ純正のクイックが・・・、
チョッと、何と言うか、ねぇ?
まぁ「もっさい」という奴です。

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「もっさい」って方言なのかしらん?
何となく標準語っぽく無い気がするけど。

と、そんな事を考えながらも、
手配を進めていたのがこのクイック。

・Salsa Flip-offsステンレス ¥5,200

クイックシャフトとしては定番中の定番、言わば交換対象としては標準の此方。
いや、勿論クイックシャフトはシマノが一番!
圧倒的な固定力とその動作具合は、他の追従を許さぬモノではあるのですが。
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もっさくは無いけど素敵ではない。


その点、色が全12色も選べてしまう上、
固定力も動作具合も充分納得できる、
そんなSalsaのフリップオフはやはり、
「選んで使いたいクイック」の定番と言えるかと。


弦巻バネが外れない様になっていたりと、
定番でありながら進化も遂げています。



さぁ!ほなやって行きましょうか!って何を?
ボスハブ全盛の時代ならいざ知らず、現代において120mmのクイックシャフトは珍品。
そんな珍品であるグランコンペの120mmクイックにケチをつけるのであれば、
通常の130mm用を加工し、120mmで使える様にしてやるしかなかろうと。
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やる事は簡単。
まず120mmで使える様に、
ネジ山を増やしてやります。

ネジ山をたてる「ダイス」に、
グリグリと捩じ込んで行くのですが、
チョッと待った!

c0189724_1504118.jpg
レバーを持って捩じ込みたい所ですが、
レバーの付け根をよく見ると?

捻り込む力に対しては、
然程強い構造にはなっていません。

ダイスたてる様な強い力で捻ると、
良からぬトラブルを呼ぶので、
レバーを持って回すのはダメダメ。

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だもんで、まずネジが切られた部分をダイスに通し、
抜けた先にダブルナットをかけて、
その内側のナットを回す事でネジを切ってやります。


コレであればレバーが傷む心配も無いので、
あとはカットオイルをたらしてやりながら、
少しずつ少しずつネジ山をたてて行く。


c0189724_151530.jpg
できた~。

今回の様な作業はステンシャフトや、
鉄シャフトであれば問題ありませんが、
チタンシャフトはとても難しいです。

何で?と気になる人はやってみて下さい、
やれば分かるさ、迷わず行けよ。嘘。ダメ。




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ネジ山増えてめでたく120mm対応に。


が、シャフトが飛び出てボントカー状態。
走行中に戦う敵が居る人は、
武器として使用して頂くのも良いでしょう。

しかし普通の人には当然危険過ぎ。

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なので余った部分をボルトカッターでチョキンとな。

この際、あらかじめナットを一つかけておくと、
後々の作業がスムースになります。


チョキンと切ったらハイ終了。
ではなく、グラインダーやヤスリで、
切断面を平らにしてやり、
断面を斜めに面取りしてやるとより良いかと。

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その作業が終わると先程のナットの出番。

このナットを抜いて行く事で、
削り作業で潰れたネジ山を起こしてやる。

ネジ山の取っ掛かりが潰れたままだと、
ネジ食わそうにもクルクル回るだけ、
いっこうにネジが食わんという事もある訳で。

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潰れたネジ山が起きたなら、
再びダイスでネジ山をさらえて~。


軽くヤスリで整えて~。


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ホイ!今度こそ本当に完成!


もっさいナットは姿を消して、
程よい感じに進化を遂げたど~!


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実にくだらない、全くどうでも良い、つまり無駄。

そう評されても仕方の無い作業ではありますが、
己がマイマシーンを見た時に、
「うむ、コレで良い」と思えるならば、
多少の邪魔臭さもまたスパイスになり得るかと。


そんな訳で120mmハブの素敵クイック化、
けっして難しい作業では無いので、
喉元に小骨が引っ掛かっている方は是非。
by kaleidocycle | 2014-05-09 18:09 | 駄情報
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