久方の光のどけき春の日に・・・と言うのは私が作った歌です。
軽くエイプリルフールに乗ってクソつまらん嘘をついてみた所で、
嘘じゃない方のお話行きましょう、やっとコイツが届きました。
・Surly DirtWizard26x2.75 ¥9,200(税別)
一昨年、クランパスと一緒に登場した29x3.0のタイヤプラットフォーム
「29+」に続く、
Surlyの特殊タイヤ第二弾がこの
「26+」規格のDirtWizard/ダートウィザード。
29+ほどの斬新さが無いからかあまり話題にならない26+ですが、
大した意味のないモノなら、誰も作るはずは無いってなモンで。
「26x2.75」という字面は、
確かに珍しいと言えば珍しいのですが、
DH用で「26x2.5」とかは普通にあるし、
24なら「24x2.75」とかもありましたしね。
しかしコイツの新しいのは、
「太いのに軽い」という所。
実測845gです、軽っ!
800gオーバーは軽いとは言えない?
馬鹿仰い。
普通この手の極太タイヤはガチっとしたDH系で、
1kg超えどころか1.4kgとかでも普通なのと比べると激軽としか言えませんよ。
軽いと言う事は薄いという事であり、
低圧で乗ると腰砕けになる危険あり。
そこを
50mm幅のリムと合わせる事で、
エアボリュームの恩恵を最大化しよう、
というのが26+の考え方であります。
となると当然チューブも太いのが必要。
で29+と同様、26+用もSurlyから出るかと思いきや
出ないそうです。
変わりにQBPブランドのQチューブから対応品が出るそうですが、
入荷は今月末辺りとの事なので、とりあえずは手持ちの26x2.5用チューブを。
因みに26+に使えそうなチューブとしては「26x2.7用」ってのが、
Tiogaとコンチネンタルから出ており、Tiogaは米式のみ、
コンチネンタルは米式と仏式がありますです、はい。
んでポコポコポコと履かすとこんな感じ、
ドン!
今更ですが、履かす車体は弊店オリジナルフレーム
「マキリ」。
26+は元々Surlyの新型車両である、
「インスティゲーター2.0」用として登場しました。
が、その話を聞きつけたワタクシは、
「その規格、貰った~!」と喰いつき、
未だ見た事も無いタイヤの装着を前提に、
作ってみたのがこのマキリ。
履けるはずだ、数字の上では履けるはずだ、
しかしその本当の所は・・・!
と、ドキドキしながら履かせてみた所、
見事ジャストなクリアランスでござい。
そんな26+のダートウィザード、
タイヤパターンはこんな感じで、
29+の「ナード3.0」と比べると、
随分ノビーでやる気充分。
「漕ぎ重そうやなぁ・・・」
パターン見た瞬間そう思いましたが、
実際に少し乗ってみると意外と軽い。
これは恐らくセンターに寄せられたノブ配列から来るモノなのでしょうね。
ロードノイズも気圧1.2kg以上であれば、ほぼ気にならないレベルになりますが、
1.0kgとかで乗ると、パターン見たまんまでゴーっていいます。
オンロードで1.0kgで乗る事無いでしょうから、別にどうでも良いんですが。
因みに気圧1.2kg時のタイヤ幅は、
ノブtoノブで実測
70.4mm。
2.75インチ=69.85mmなので、
ほぼほぼ正確、とうかオマケ付き。
タイヤ単品で持った時は、
「なんかそんなに太くないな~」
という印象を持ちましたが。
実際に履かせてみるとやっぱ太いですね・・・。
隣のボッカが履いているタイヤも、
27mmリムにKendaの2.1タイヤですから、
MTBとしてもけっして細い方ではないのに。
29+の29x3.0と並べてもこんな感じ。
左が26+、右が29+。
確かに3.0の29+の方が太いけど、
限り無くそこに迫っている印象ありますな。
あと、タイヤが届いたからには、
コレは確認しておかなければってのが、
「26インチ用のフォークに入るのか?」
入っちゃった。
ギリギリ入らないと踏んで、
27.5用のフォーク買ったのに・・・。
と、そんなこんなで麗らかなる四月馬鹿の日、我々の前に顕現した新しい選択肢「26+」。
そのトレイルに持ち込んだ際の印象は如何なるモノか?
乗らずに分かる訳も無し、明日は早起きしてレッツゴートレイルなのであります。