井戸端監視カメラ



カブトムシ色の恋心。

「初めて座った日から誰もが快適」
そんな魔法のサドルとして、一部の愛好家に支持されるタイタニコ。

使えば使う程に快適さに酔いしれ、「良いサドル」の概念さえ揺るぎ出す、
そんな座り心地の快楽さ加減は他の追従を一切許さないモノ。
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が。
それが「一部の愛好家」にしか、
支持されないのには理由がある。

左のナチュラルカラーと右のマホガニー、
並べてみると長さが違う。

メンズとレディース?

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否、両者は同じモデルなれど、
マホガニーは新品未使用、
ナチュラルカラーは使って伸びたモノ。

そう、このサドルの最大の欠点は、
とても伸び易いという事であり、
「とにかく小まめなテンション調整」
でしか対抗出来ないのですね。

この日々のテンション調整、一度慣れてしまえば「そんなモンだ」で済むのですが、
その行為の必要性、そして重大性にピンと来ないで使っていると、
「おぉ~快適~」とアハアハ乗っている内にアッと言う間に伸び切ってしまう。

言うならばこの唯一無二の快適さを与えてくれるサドルは、
薬である代わりに、使い方を間違えば毒となる「劇薬的」な存在。



で、このナチュラルカラーの方は自分の使っていたモノで、
防水レザーを使用したスタンダード品ではなく「トゥルーレザー」と呼ばれるモノ。

トゥルーレザーの乗り心地を一言で言うなら「最高」。
詳しい違いは此方を参考にして頂くとして、そのしなやかな心地は実に素晴らしい。
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しかし、その代償として!
スタンダードを大きく凌ぐ猛烈な伸び易さが・・・。

此処まで来るともはや劇薬や無しに麻薬。


そんな乗り心地に酔いしれ普通に使っていましたが、
そもそもトゥルーレザーを選んだのには、
やりたい事があったからだ、と今更思い出しまして。

革靴修理の専門店「凛靴」さんに突撃し、やりたい事へのアドバイスを受け、
同時に仕事道具を強奪して来た今朝。


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さぁ!やっちまうか!


まずはサンドペーパーで、
表面をならして行きます。

ジャッジャッジャッジャッ・・・。

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ザッと一周り完了。


エイジド加工?ビンテージ加工?
ジーパンの色を落とそうと履いたまま風呂に入って、
軽石で擦った過去を思い出しますね。


つか、ん~・・・。
取り返しのつかん事になった様な気が。

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いや、過去を振り返る事無かれ。
栄光の未来に向けてGoGo。


という事で用意したのは、
凛靴さんから借りて来た革靴用の染料

痛んだ革靴の補修などに使う・・・のかな?
よく知りませんが、多分そんなの。

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狙いの色を目指して適当に調合し、
ペタッと塗って、具合を見た所。

始めは真っ赤、というかピンクになり、
代わりに自分の顔面は蒼白に。

こらイカンと、色を調整してまた塗って。
ペタペタペタペタ・・・。

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ホイ!こんなモンでどないだ!

カブト虫チックなバーガンディーに、
お色直し完了ってなモンで。


ホンマは狙っていた色とチョイと違うんですけど、
今後微調整して行くという事で一旦終了。

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少々の小汚さが無くも無いですが、
コレもまた革製品の魅力って事で了解。


防水レザーのタイタニコでは、
恐らくこの様な色変えは難しいでしょうから、
こういった遊びが出来るのは、
トゥルーレザーの美点と言えるのかもしれません。

しかしトゥルーレザーの手の掛かりっぷりを思うと、
世間様にお勧め出来る、とは中々言えなんだり。

やっぱタイタニコは防水レザーのモデルが一番バランス良いのだと思います。
勿論、それとて小まめな調整無くしては付き合えないのですが、
それでも頑張ればそれだけの、若しくはそれ以上のモノをかえしてくれるでしょう。

自転車のサドルを選ぶ際、まずは「200g以下で~」と条件を出す、
そんな人こそ一度使って頂きたいタイタニコ。
サドルに本来求めるべきモノは何なのか?そんな事を考えさせてくれる逸品です。
by kaleidocycle | 2013-11-27 23:03 | 駄情報
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