11月も中盤を過ぎ、
そろそろ12月の予定も決め始める、
そんな今日この頃。
「今年の汚れ、今年の内に」
というノリで仕事もせずに、
単車のホイルの振れ取りをしていたり。
単車のスポークテンションって、レンチの手応えは勿論ですが、
打音の高低でバランス取って行くってのは、自転車とは違う所ですね。
空井戸推奨
「ベルヴィルランデブー」でも、
メカニシャン兼トレーナーのバアチャンが、
打音でホイル調整していくシーンがありますが正にそんな感じ。
「そんな事してる暇があるなら早よ仕事せぇや」という話ではありますが、
やれる作業は終えた上で!やっておるのですよ~(釈明)。
作業を進めたくとも部品が無い事には進まない、これ自明の理。
このストラグラーもシマノの機械式キャリパー(BR-R517)が、
リコール出したR515の処理に追われて中々手に入らず、
中途半端な状態で放置されていましたが、先週入荷して準備OK。
あとは、オーナーさん持込の部品をセットして任務完了!
テラテラした色がエロいEBS-Pikeも、
塗装に出ている間に部品を揃えて、
塗りあがり次第即完成、となるはずが。
ブレーキレバーの生産予定が遅れ、
宙ぶらりんで作業中断。
部品を作る訳には行かんですからね、
街の自転車屋は待つ事しか出来んのです。
「一刻も早く乗りたい」
そんな気持ちは当然の事。
用意する側としても、
そんな熱意は嬉しいモノ。
一刻ってのは今で言う30分ですか、
ホンマに30分でも早く!
と言われると少しビビリますが・・・、
出来るのなら勿論やりたい。
部品の準備が済んでいたなら、
本日作業したこの
マキリの様に、
フレーム乗せ替え作業なんざ、
見ている前ですぐに終わらしますぜ。
「自転車屋に頼んだ作業がまだ終わらん」と、
納期の遅さを嘆くという話を聞きますが。
余程作業が立込んでいない限り、
自転車屋側としても
「早く仕上げたい」と、
そう考えているのが一般的だと思います。
それは責任感とかだけじゃなくて、
納品しなきゃ当然お代が貰えないので、
台所が火の車になっちゃう事もあるし・・・。
昔から言うでしょ、
「自転車操業」って。
まぁ今の弊店の様に組み付けるべき部品を待っている状態では、
自転車操業は自転車操業でも、歯飛びをおこしている様なモンですが。
自転車の完成を待つ皆さんが「早く完成せんかなぁ」と思っている時、
自転車屋も同じ様に「早く完成させたいなぁ」と思っているという事、
どうぞご理解頂ければと思ったり思わなんだり寒さに震えたり。