井戸端監視カメラ



時空を超えて。

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日々膨らむ腹を抱え、
一日の大半を家の中で過ごす、
そんな懐妊中の家内が呻く。

「と・・・遠くへ行きてぇ・・・」と。


よし!自転車に跨がれ!
何処でも連れてってやろう!
という訳にはいかんので。

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自動車でブロリブロリと向かった先は、
赤穂の向こうの漁村「日生」

京都からは約150kmほどと、
それ程遠いという訳でも無いのですが、
行った事があるか?と記憶を辿るも、
行った事は無い、そんな日生。

地図で見るまで知りませんでしたが、日生の港に立つと、海を越えたすぐそこに、
大小の小島が並んでおり、これをして「日生諸島」と呼ぶそうな。
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交通手段としての小船が、
次から次へと行き交うのを目の当たりにするに、
船など数えるほどしか乗った事の無い人間は、
「嗚呼、遠くへ来たのかもしれない」と感無量。


瀬戸内海に面した町でありますので、
小路を歩けば其処此処に海産物が並び、
糸でグルグル巻きにされた蟹などという、
スーパーでは売っていないブツがゴロゴロと。

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そんな日生、静かな漁村でありますが、
今はコイツのお陰で知名度急上昇。
カキオコ!

日生の特産物である牡蛎を、
豪快にぶち込んだお好み焼きですな。

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蛎が好きな人間にはたまらないこの一品も、
元々は牛や豚の肉を買うと高いから、
代わりに手近な牡蛎を入れて焼こう、
という事だったとか。

その感覚の差が、時間と距離を感じさせます。


パン屋にも「ちくわパン」なるモノがあったのですが、
恐る恐る食べてみると・・・喰った事ある味がする

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思い出そうとするまでもなく、
その味はソーセージパンのそれ。

そういや昔ながらのソーセージパンは、
魚肉ソーセージが使われており、
魚肉の練り物であるちくわとは、
然程遠からぬ位置にあるのかもしれない。


猫が無闇に闊歩するこの漁村で、
手に入り易い方で作ろう、となると・・・、
このちくわパンの存在も頷けるってモンです。


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腹ごなしに日生の町を歩いてみる。


山を背負った漁村である日生は、
他の例に漏れず道が狭くうねって迷路状。

通れる・通れないという問題では無く、
そもそもこの道は通って良いのか?
そんな疑問を抱えつつも、こそこそ進入。

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小路を歩いている内に、
今何処に居るのかは全く分からなくなり、
小山の上に至り、足元を見下ろすと、
何やら景色から浮いた建物が見える。


とりあえず山を下って、建物に近付いてみると、
窓もろくになく、怪しいとしか言えない外観。

事件の匂いがするぜ!

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    /
  /    ウヒョヒョヒョヒョ

   イラッシャ~イ

  \
    \
   


・・・この建物は「中南米美術館」でした。


商用で訪れた南米で出会った古代南米文化、
それに魅了された日生の漁網会社の社長さんが集めたコレクションが、
この美術館の元になったそうで。
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高度経済成長期に、
南米に漁網を売りに行った、かぁ。

それで成した一財を、
古代南米文化に突っ込んだという、
何とも昭和&豪快なストーリーは、
オルメカやアステカと同じ位遠く、
そして興味深いモノであります。
by kaleidocycle | 2013-11-16 20:54 | 無駄
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