一昨日は
文化祭の後片付けもそこそこに、知人の
結婚パーティーに出撃。
キチンとした格好をする機会など、無いに等しい自分ですが、
辛うじてジャケットだけは一枚持っており、何ぞあればその一枚で乗り切っています。
しかし
靴となると、事情は変わり、
普段
ビンディングシューズばかり履いており、
普通の洒落た靴というのが・・・無い。
どうしたモンだ?と思案した結果、
履いていったのは自転車用のビットリアシュー。
ドレスコードがあるならアウトでしょうが、
平服OKという事ですので、
まぁ・・・良いんじゃない?ってな話で。
洒落た靴の一足くらいは持っていて良いとも思いますが、
それを履くのか?と想い巡らすに、やっぱ・・・履かんだろうなぁ、と。
そう、欲しくない靴なんて買うのも持つのも勘弁願いたい。
どうせ買うなら欲しいモノを!だから。
フィジーク・シューズのアイコン
「R1」。
格好良い・・・如何見ても格好良い。
スポーツ用品としての格好良さと、
純粋なるファッションとしての格好良さ、
そのボーダーを唯一越えているのが、
フィジークシューズという存在でありましょう。
セールクロスを使った、
特徴的なベルトばかりが目を惹きますが、
カンガルーレザーを使った、
ベースの質感の高さも特筆モノ。
また日本人用の足型で作られた、
「G-fit」ラインナップもありまして。
自分の様な甲の高い足の人間や、
踵がカパカパしちゃう人には、
このG-fit一点とっても価値が有る。
デザイン・品質・フィット感と、
何れをとってもバッチリなR1ですが、
我が手元に中々来なかったのは、
¥51,000という旧価格の圧倒的な高さ。
それが今や
¥36,900という現実的価格!
「靴が格好良くて何か良い事有るの?」というハードコアな台詞も吐いてみたいですが、
そもそも趣味としての自転車というのは、自己満足の煮凝りみたいなモンですから、
世間の人々がダナーだコンバースだと欲しくなるのと同じく、
やはり欲しくなるってのは自転車乗る人間の心情でありましょう。
と、欲しい欲しい病を発病させるR1ですが、安くなったとは言え¥36,900、
やはりハイエンド製品である事に違いは無く、おいそれとは手を出せないのもまた心情。
しかしフィジーク独特の、
あのシュッとしたルックスは捨て難い。
という人に光明となるか?
エントリーモデルの
「R5」。
やはりというか何というか上級モデルとは
様々な差別化が図られていますが、
フィジークらしいスマート感はバッチリ維持。
人によってはこのシンプルさを、
上級モデルよりも好ましいと捉えるかも。
またソールは上級がカーボンなのに対し、
R5はナイロンソールとなっており、
この点もやはり、人にとっては美点となる。
というのもカーボンソールは剛性が高く、
本格的に走る人には都合が良いとしても、
のんびりロングライド派にとっては、
足の疲れを呼ぶ事もあったりなかったり。
そんなR5は
¥19,800。
「初めてのロードシューズがフィジーク」ってのは何だか遠慮してしまいそうですが、
冷静に考えれば、価格的には完全に普通の選択だったりするんですね。
元々魅力を放ち撒くってはいるモノの少し手が届かない、
そんな存在に感じていたフィジークシューズは価格改定だけでなく、
ラインナップの拡充で手を伸ばすべき選択へを化しました。
このMTB用シューズ
「M1」もそう。
ロードシューズで世間の目を奪った、
フィジークが送るMTB用シューズ。
デザインはロード用と同じく、
シュッとしたスマートさ。
しかしMシリーズはMTB用、
当然使用状況がロードと違うので、
それに応じた仕様になっておりまして。
インサイドはしなやかなカンガルーレザー、
爪先と踵には対擦過加工を施した牛皮、
そしてアウトサイドはナイロンメッシュと、
適材適所な使い分け。
また特筆すべき点として挙げたいのが、
このソールのパターン。
通常、この手のXCシューズは、
歩く事が殆ど考慮されておらず、
「降りたらダッシュ!」
なレースシーンであれば良いとしても。
トレイルで使うとなると話は違って、
担ぎで岩場を越え様ものなら、
ツルっと滑ってあわや大惨事。
その点、フィジークのMシリーズは、
歩行を充分快適に行えそうなソール。
しかも一番よく減る踵部分は、
リプレーサブルとなっており、
減ったら交換可能という有り難さ。
このソール一点をしても、
日常的に山を走る人間にとって、
選ぶべき一足の有力候補に挙がるのです。
え~、そんなこんなでフィジークのシューズ、
ロード用とMTB用、共に
松竹梅方式の3グレードあり¥19,800から選べるだけでなく、
ご希望サイズの前後サイズも同時に取り寄せ、
履き比べて選んで頂く事も可能です。
「イカしたシューズが欲しいのだよ」と相談されたなら一番最初に提示する、
そんなフィジークシューズ、残念ながら今年は他を圧倒してしまっています。