弊店前のブロックの隙間から、
日々ニョキニョキと伸びる雑草。
例年草むしりで対応しているのですが、
今年は対応方針を変えてみまして。
「好き放題伸びてみなさい!」と、
自由放任主義をとってみた所・・・。
大豊作
緑化と言えば聞こえは良いですが、
流石に・・・外での作業がし難い。
という事で方針変更、草むしり。
さらば!緑化の夢よ!
日曜日にする事か?コレが?
・・・と思わんでも無いですが、
まぁいつ暇になり、いつ忙しなるかなんて、
誰にも分からんですからね。
さぁさ今日は草むしり、明日は休みで何処行こか~って
雨予報?
ゴロンと転がり本でも読んで、脳内旅行で夏休みと洒落込みますか。
なんてのは自分だけでなく、多くの中年男性が共有する気分かも。
そんな小市民的夏休みをより楽しく過ごす為の空井戸選書、
夏の定番
「ホラー」の中でも、京都が舞台の2冊をご案内。
「黒い家」 貴志裕介
「新世界より」がアニメ化をされるなど、
ヒットを飛ばした貴志さんですが、
最高傑作として推すなら個人的にはコレ。
保険金詐欺を疑い暴こうとする調査員が、
知らず知らず巻き込まれて行く先には・・・
キャァ~!
京都が舞台の
サイコパスホラーという事で、
地名が把握出来るもんだから
臨場感2倍増し。
怖いと言うよりハラハラする、そして
先が気になって仕方なくなる、
エンターテイメント小説とは正にコレ!
「いやぁ、暇な日は一日二日やないからもっと長丁場やないと」
という人には、京大が誇る耽美濃厚系作家の。
「決壊」 平野啓一郎
バラバラ殺人にまつわる内容ながら、
興味本位のレベルに留まる事無く、
家族とは?信頼とは?
そんな重く濃厚な内容を、
ジックリじっとり1,000ページ。
平野啓一朗を、デビュー当時の「日食」や「一月物語」をして、
「いやぁ~、重いからチョッと・・・」と避けている人が居るなら、
是非この「決壊」を一読あれ、二度・三度読んで面白い内容となっております故。
え~、そんなこんなで明日は
定休日です。