井戸端監視カメラ



SxL工法。

はい、という事で定休日明けの本日の話題は・・・またマキリ。
連日マキリの話ばかりでスイマセンねぇ。

本日のお題は、マキリは「如何いう意図で作られたか?」という事。
・・・を書こうと思ったのですが、書き始めたらエライ文字数になったので、
その点は後日に回して、本日はサイズの事を。


マキリには「ショートとロング」の2サイズがありまして、
SとLとは言えど「スモールとラージ」では無い。
これには「デカい人用・小さい人用」という区分じゃなしにという意味が込められており、
SとLを並べて見比べてみると~。
SxL工法。_c0189724_17512353.jpg

如何でしょう?パッと見ると同じ様なバランスに見えませんか?

左が自分のL、右が展示車のS、数字的には、
L = シートc-c430の仮想トップ590
S = シートc-c410の仮想トップ570


自分は身長約177cmでトップ長めが好きなのでLですが、
コンパクトに纏めて肩入れて曲がる!という人なら、
身長177cmでもトップ570のSも充分ありの範囲。
故に大小では無く長短と言いたい、と。
SxL工法。_c0189724_17513962.jpg

「何にしろシートがSで17インチ、
 Lで18インチってデカくない?」

世間平均からすればそう言われるかも。


しかし、下りメインならいざ知らず、
上る事・漕ぐ事を重んずるトレイルバイクには、
シートにも程々の長さが必要と考えるが故、
この様な事になっておる訳です。

SxL工法。_c0189724_17515218.jpg
またテーパード化が進む現在にあって、
敢えて普通~のオーバーサイズ。

テーパード対応にしない理由は2つ。
・OSの方がフォークやヘッドを選び易いから。
・テーパードが必須!とまでは感じないから。

つまり性能&使いまわしの効率を考えると、
現時点ではOSが優位と考えるから、ですね。

44mmヘッドチューブとかも考えたんですけどね、
ヘッドセットの使い回しも出来ないし、
それに見た目がスキッ!としない、だからやっぱOS。

と、そんなこんなでですね。
自分の考えるトレイルバイクの要件というのは、
・「遊ぶ」という観点で上れる&下れるのバランスが取れている。
・補修性が高く健康維持が簡単。
・程々に重量が軽い。
・やる気を出す余裕を生む乗り易さ。

という様な所で、特に変な挑戦はしていないはずなのですが。
SxL工法。_c0189724_1752224.jpg
一点、実験的に押し込んでみたのが、
このリアタイヤの広い広いクリアランス


某メーカーが今年リリースした29x3.0という、
軽量&極太タイヤプラットフォームがあり、
その面積が生むグリップ感は正に未体験ゾーン。

で、そのプラットフォームの、
26インチバージョンが2014モデルで出る、
という話が有ったり無かったり・・・ゴニョゴニョゴニョ
まぁそういう事。

SxL工法。_c0189724_1752999.jpg
元々は、まずジオメトリありきで、
「ありそうで無いベーシックなトレイルフレーム」
というコンセプトだったのですが。

途中から欲かいてクリアランス広げたり、
傘付きエンドを投入したりと、
盛り込み過ぎてコスト的な予定が破綻し、
フレーム売りが不可能となったファーストロット

セカンドロットはエンドの変更や、
前述のメガクリアランスの変更などを施し、
予定のフレーム¥80,000に押し込んで。

使えて価値ある国産トレイルフレームの提案ってのを画策しておる訳です。

サンデーライダーにとって充分な価値では無くとも、
エブリデーライダーには充分以上の価値をと願ってね。
by kaleidocycle | 2013-06-16 20:57 | 独自MTBフレーム
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