早くも梅雨入りしたと思っていた。
なのにこの快晴、素晴らしい。
あ~、空が広いや~。
と感じるのは不意の晴れ間の所為だけでなく。
乗っているマシーンがリカンベントだから。
はい、数年振りに
リカンベントを増車しました。
前輪駆動が妙なコイツ、ドイツ
ZOX社のSフレームです。
勿論、新車で買う能力などショボクレタ自転車屋にある訳も無く、
お付き合いのある顧客様より譲って頂いたモノなのですが、
譲って頂くに際し、
宿題もオマケで頂きました。
というのもこのZOX、フロントドライブという事で、
ステアリングを切った際に前輪とチェーンが干渉しない様、
妙なチェーンの取り回しになっているのですが。
チェーンの取り回しの為にある大・小のアイドラの内、
大きな方のアイドラには、ペダルを踏む力が全て掛かってしまうのにもかかわらず、
何故か固定ボルトが
M6という細さの為、全力で踏むとボルトが曲がってしまう・・・。
この点、持病みたいなモンで
「思いっきり乗るなら対策が必要だよ」と、
前オーナーさんから宿題が出た、と。
そんな宿題を検証すべく、
今朝は前輪駆動の限界を探りつつ、
グイグイ踏んだ結果!
見事アイドラ固定ボルトはグニャラと曲がり、
まぁエライ目に遭いました・・・。
さて如何しようか?
フレームに溶接されたアイドラマウントを、
削り飛ばして、M8かM10の雌ネジを
再溶接、
ってのが一番手っ取り早いんだろうけど。
塗装に時間喰われるの嫌だなぁ、という事で、
ジャンク箱をひっくり返し、暫し思案した後。
雌ネジの肉厚が行けそうだったので、
モノは試しとばかりネジをドリルで揉んで、
タップをかけて
ボルトのM8化で攻めてみる。
日本人の踏力で曲がるなら、
ゲルマン人が踏めばひとたまりも無かろう。
なのに何故?何故M6なのだ?
という様な事は考えてはいけない。
リカンベントとは何処まで行っても製品では無く、
乗れる奴だけ、ついて来れる奴だけカモン、
未開の地平を切り拓く精神で付き合うモノだろうから。
ま、ウチはリカンベントなんて扱ってないのでホントの所は分かんないんですけどね。
夕焼けも良い感じに染まり、明日の天気も良い様なので、
M8化されたアイドラボルトの効能を試してみたいと思いますです、ハイ。