天気予報の通り、
本日から梅雨入りという事で。
空は雲がスイスイ流れ、
小雨が降ったり止んだりまた降ったり。
濡れると冷たいし、自転車も錆びるし、滑って転んで失神しそうだしで、
梅雨が終わるまで自転車生活大休止、と言う選択もあるのですが。
そもそもそないに速く走る訳では無いし、多少濡れた位の方が気持ち良い事もあるしで。
コロコロ
ハンドルを換えている、
パイク号の最新ハンドル、
「Simworks Calsaga-Bar ¥6,930」
を握りながら小雨に煙る峠を行く。
Calsagaは
バーエンド一体型ハンドルという事で、
随分前にはスコットやオンザをはじめ、
腐るほど出ていた形状、つまり懐かしい。
このニョロンと伸びた
「ツノ」というのは、
当然上りにとてもとても力を発揮致しまして。
ゆっくりのんびりシッティングは勿論の事、
「コレ以上は無理~!」となる激坂でも、
遠い先っぽを握って前加重でグイっとなグイっとな。
でも、このグイッと上るだけなら、
昔のハンドルを引っ張り出して来て使えば良い。
ならばCalsagaが存在すべきポイントとは?
それは
素材が鉄(クロモリ)であるという事。
この手のハンドルはアルミ製が殆どでしたが、管長が長い為剛性が下がり、
グイグイ引くとグニャっとした感触が出てしまい、好みにもよるけど「ん~」って事屡。
その点、このCalsagaは鉄なので引いても引いてもガシッとしており、
この剛性感が生む気持ち良さは、選びたくなる大きなポイント。
そんなCalsagaと、前に使ったSomaのマウンテンマスタッシュと並べると。
「縦握り・横握りが使い分けれる」
という意味では同じですが、
手前位置が縦握りとなるSomaに対し、
奥が縦握りとなるCalsaga。
幅広い位置で手前を握るという事は、
即ちダートの下り時を意味する訳で。
つまり、Somaは縦握りでダートをこなし、遠い奥を横握りで引いて上る。
そしてCalsagaは遠い縦握りで上り、手前の横握りでダートをこなす、という事に。
ま、ドロップバーの亜流であるSomaと、
フラットバーの亜流であるCalsagaですので、
どちらが効率的、という話は出来ないのですが。
「気楽にダートをクルージング」という目的なら、
Calsagaに軍杯が上がるかな、と。
今回自分の選んだCalsaga540mm幅は、使い勝手と良い視覚的バランスと言い、
モンスタークロスであるパイクとのマッチングはとても良い。
しかしそもそもの幅が540mmな事に加え、握れる有効管長が狭まる形状なので、
ダートで飛ばそうなんて思うと・・・痛い目を見る事になりそう。
それでもダートを飛ばす気持ちが抑えられない!
そんな人にはよりワイドな
640mm幅仕様もあったりします。
マウンテンサイクリングやツーリングには540mm、
シングルスピードMTBには640mm、そんな感じでお勧めしたいですな。