朝起きて、窓を開けて手を出して、
ヒラヒラ振って気温を確認。
「今日は・・・チョイ寒か?」と判断して走り出し・た・が。
さ!さ!さ!さ!さ!寒い!
何で何で?何でこんなに寒いの?
チョイと走ればすぐに体も温まろう、
と考えていたのに、耳が痛い~・・・。
ん~予想外。
しかしまぁ走ればやがて温まるだろうし、
だいたい陽が高くなれば気温も上がろうし。
迷わず漕げよ、漕げばわかるさ。
現在地下ではトンネルを掘り進めている栗尾峠。
トンネル開通後は廃道になるのか?と心配していたけど、
逆に観光道路的存在にしようというのか、
視界を遮る木が除かれ、眺望がスカっとな。
今日は時間もあるし天気も良いしで、
あの山の重なる向こうまで行こうではないか。
冬生まれだからなのか何なのか、
寒いと妙に体の調子が良い。
漕いでも漕いでもスイスイ進む、
ま、のんびりペースであれば、って話だけんど。
田舎道をユルユルと進み美山町達した所で、
オオヤコーヒーさんの焙煎所を通ると、
朝も早よから豆焼きに勤しまれておりまして。
ひやかしがてら声をかけると、
「コーヒー飲んでけや」とレスポンス。
一年中でそうそうない良い気候の中、
程よく血の巡った体に、
苦いコーヒーが染み込んで行く。
ありがたや~。
ある意味最高の一杯。
いや、近況報告をはじめとした与太話を、
ダラダラしている間に2度も淹れて頂き、
「あ~ええ日や・・・」と満足していたけれど。
此処で折り返しても自宅までは40km以上あり、
まず帰宅し、それから店を開けねばならぬ。
つまり
「一日はまだ始まっていない」という事を思い出した時には、時既に遅し。
確定した遅刻を挽回できる様な足があれば良いけど、無いモノは仕方ない。
遅刻~♪遅刻~♪遅刻~♪
せっかく指に時計をつけて来たのに、
全く用を成しておりませんな。
この指輪型心拍計「パルスプラス」。
皮膚に接触せねば心拍が取れない、
と思いきや、薄手のグローブであれば、
長指グローブでも反応します。
春が来たとは言え、半指グローブなどまだまだ早い。
さりとて冬用グローブは流石に暑い。
そんな中途半端な時期を埋めるのは、
やはりこのグローブでしょう。
・Defeet ウールグローブ ¥3,150
定番であったナイロングローブの素材を、
ウールベースの混合素材に置き換えた事で、
手触り・発汗性・防寒性と全面的に向上し、
「非専用グローブ」の最右翼に鎮座している、
と言って良いのか悪いのか?
誤解を恐れず言うなら
「米国産高級軍手」。
その最大の魅力である「丁度良さ」というのは、
文字で書こうとしても・・・ん~難しい。
破れず伸び難く丈夫で洗濯にも強く、
バッグなどに入れる際も丸めておけば、
「片方だけ無い!」という事態にも陥らず、
朝一の寒さを充分防ぎながらも、
日中の暑さでかいた汗でベタつく事も無く・・・。
と、書いても書いても伝わるとは思えません。
自転車用!と言うほど高度なデザインでも無いので、
普段歩いて移動する時にも使い易いし、
まぁ一枚持っておくと何かと便利な存在。
「男は毛だよ、毛」
と、彼が言ったか如何かは知りませんが、
気になる人は、ドブに三千円放ったと思って、
買ってみて下さい。
きっと、ドブで三千円拾った位の良さはありますから。