井戸端監視カメラ



盆栽道。

c0189724_19434155.jpg
せっかく暖かくなり始めたというのに、
週末には寒さがぶり返すという不思議。

寒い日はジッと座り込んで、
チマチマと950XTRのBBの掃除。

使う予定も特に無いのだけれど。

で、こんな小さなベアリングとかを一つ一つ外して、
清掃&点検し、またチマチマとリテーナにセットしながら思う。
「盆栽の剪定の様だ・・・」と。

盆栽なんて触った事も無いのですが、一枝一葉を必要に応じて切り進め、
「ん、よし」とかって満足してるのではなかろうか?と想像するに、
こういったチマチマ系作業は、そこに通ずるモノがあるのかなと思うのですよ。


「盆栽」なんて言葉は自転車を趣味とする世界では、
「乗らずに飾っているだけの愚か者」というニュアンスの表現として使われる訳ですが、
盆栽は盆栽でかなり手が掛かる趣味のはずですから、チョッと盆栽に失礼かも。
そう、今後の乗らずに飾るだけの自転車は「古伊万里」と呼びましょう。
焼き物であれば飾って愛でるだけでしょうから。

とか書いていると古伊万里愛好家から「阿呆!焼き物は焼き物で大変なんじゃ!」と、
怒られるかもしれませんので・・・何と呼びましょうかね?
c0189724_1944169.jpg
ま、人様を揶揄する言葉なぞ、
考えている方が愚か者ですな。


では賢者の乗り物とは?
「日本で一番汚いスーパーコルサ」です。
(空井戸サイクル認定)

チネリのスーパーコルサと言えば、
自転車界に燦然と輝くビッグネームで、
「いつかは!」と憧れる人も多い事でしょう。
な・なのに・・・。

何故こんな事になってしまったのか?
それはオーナーが確固たる主義として「自転車は乗ってナンボだ」と考えているから。
c0189724_19443411.jpg
このスーパーコルサは日本一汚いですが、
愛されて居ないという事では全く無い。

年間何万キロ乗ってるんでしょう・・・、
チョッと想像つかない位の距離。
ヘッド周り、ステム周りの異常な錆は、
オーナーの流した汗を物語るのです。

オーナーはけっして裕福な訳では無いし、
年齢も自分よりも若い。
しかし気に入ったマシーンで只管走っていたい、
そんなシンプルな理由で乗っているのでしょう。

c0189724_19444272.jpg
世間が呼ぶ「盆栽」の正に対極。
そんな世間の評価とかを置いといたとしても、
正直、日本で一番カッコ良いスーパーコルサ


そんな日本一汚いスーパーコルサは、
年に1回くらいオーバーホールに持ち込まれます。

乗り手は乗るだけ、造り手は造るだけ。
シンプルで良いじゃない、と思うけれど、
乗り手が乗る分だけ、此方も必死になり、
バラし、錆を落とし、洗い、磨き、調整し・・・。

このスーパーコルサを触っていると、
「自転車の寿命ってどれ位なんやろう?」と疑問が湧きます。

それは恐らく、自分や皆さんが思うよりもずっと永い。
今後、この解体&清掃作業を何度行うのか分かりませんが、
願わくばこのスーパーコルサが、日本一から「世界一汚いスーパーコルサ」に成長せん事を。
by kaleidocycle | 2013-03-02 20:51 | 無駄
<< 解禁。 3月の営業予定(4回目)。 >>


空井戸サイクル
カテゴリ
以前の記事
空井戸サイクル
(カライドサイクル)

〒602-8044
京都市上京区堀川下立売
東入ル東橋詰町167-2

℡ 075-755-6627

kaleidocycle.jp
検索
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧